画像

カトシンのページ自動車コラム41 プロ用スプレーガン使い方 佐賀県・小城市・協和自動車

 明治機械製作所のスプレーガン F-ZEROタイプT

こんにちは!レンガを積んで花壇を作ったカトシンです。


自動車塗装は建物や船などに比べて非常にレベルの高い仕上がりが要求されます。

その高い要求に答えるには刷毛やローラーなどでは無理です。

そうです!自動車補修専用のスプレーガンが必要になります。

建物などに使用する汎用のスプレーガンも有りますが、タフさ命で大雑把です。

自動車塗装はメタリックやパール塗料をムラ無く吹き付ける必要がありますので繊細ですね。

今回はその自動車補修スプレーガンをご紹介します。

写真は明治機械製作所のスプレーガンF-ZEROタイプTです。

メタリック塗料を薄く平らにムラ無く塗装出来る最新型のスプレーガンです。

 エアー接続口

スプレーガンは圧縮空気で塗料を霧化させて吹き付けてます。

缶スプレーとの違いは圧倒的な圧力と空気量の違いです。

缶スプレーレベルの圧力と空気量ですと塗料が細かい霧状になりません。

缶スプレーはツブツブ状の塗料が飛んでくイメージですね。

スプレーガンはモクモクした霧が飛んでくイメージです。

当然スプレーガンの方がムラ無く平らに塗装できます。

さらにスプレーガンは高圧なので、缶スプレーより濃い塗料も吹き付けれます。

濃い塗料は隠ぺい力も高いですので下地が透けて見えませんね。

 塗料の広がりを調整

ここからはスプレーガンの使い方を紹介します。

スプレーガンは缶スプレーとは違い、細かい調整が色々出来る優れものです。

矢印のダイヤルで塗料の吹き出す角度を調整出来ます。

黄色のように細く吹き出すとレーザービームのように吹き出します。

奥まった箇所を狙い撃ち出来ます。

普段は赤色のように広げてムラが無くなるように塗装します。

良質なスプレーガンは塗料の広がりが大きいですね。

 塗料の吐出量の調整

スプレーガンのトリガーはカメラのシャッターみたいに二段階になってます。

軽く引くと空気のみ吹き出します。

塗装中に乾燥を促進するために空気のみを吹き付けたりします。

さらに握り込むと塗料が噴射されます。

矢印のダイヤルで塗料の吹き出す量を調整出来ます。

実際はトリガーのストロークを調整してるだけですが・・・。

気温や塗装面積とか色の違いでも微調整して使用します。


自動車補修用スプレーガンはトリガーの握り初めの塗料の霧化状態が重要なんです。

万が一にも粒状の塗料が吹き出したらメタリック塗装は台無しです。

 空気の量を調整

下のダイヤルで吐出空気圧や空気量の調整が出来ます。

スプレーガンのエアー吸入口にレギュレーターを付ければ独立調整が可能ですが・・・。

実際は圧縮空気を作るコンプレッサー側が安定してないので付けてません(当社の問題です)。

またレギュレーター分スプレーガンが大きくなるので使いずらくなります。

塗装する部位とその時の塗装肌で頻繁に調整するので現状で満足です。


以上の3個のダイヤルで随時最適に調整しながら塗装します。

色、気温、湿度、塗装部位、塗装範囲、塗装肌など変更要素は多くて経験が全てです。

 ここから塗料を入れます

ここのタンクに塗料を入れて使用します。

逆さにするとこぼれるので注意が必要です。(あたり前田のクラッカー)

タンクの角度は360度回転出来るので逆さでも塗装可能です。

海外では上部固定タンクが主流みたいですが・・・。

 汚れるポイント

可変角度タンクの弱点は塗料経路が長くなる事です。

毎回分解して掃除しないと塗料が固形化したゴミが出てくるので要注意です。

シンナーを吹き付けるだけでは内部は掃除出来てません!

 圧送スプレーガン

変わり種のスプレーガンでドロドロの塗料が吹き付けれます。

塗料タンクの中にまで圧力をかけるので可能になりました。

ロッカーパネルなどの分厚い塗膜を作れます。

 ミニスプレーガン

細かい範囲のみを塗装出来る小型スプレーガンです。

小回りは効きますが仕上がりはイマイチです。

エンジンルーム内やドアの角のみの塗装などに使用します。

 スプレーガンは使い分けます

プロユースで使用するとスプレーガンも数が必要です。

下地用、ソリッド塗装用、メタリック用、透明塗料用と使い分けてます。

スプレーガンの内部は完全に掃除しきれないので(見えない)トラブルを未然に防ぎます。

また内部の摩耗なので使い込むと霧化が悪くなってきます。

シビアなメタリック用を代替えした時にソリッド塗装用などにお下がりしてます。

下地用などは液体パテを吹き付けるイメージなので詰りとの闘いですね。


兵隊はマシンガンで戦いますが塗装屋さんはスプレーガンで戦ってますよ。(シュシュー)

マシンガンも手入れが悪いとジャミング(玉詰り)などで命取りなので兵士は目隠しでも分解組み立て出来ます。

塗装屋さんも使用後の掃除が次の塗装の仕上がりを左右します。

塗装屋さんの最大の仕事は道具と塗装面の掃除です。      SK

Valid XHTML 1.0 Transitional Valid CSS!