小城市 脱輪引き揚げのテクニック 整備秘話 佐賀県 小城市 協和自動車 協和自動車・タックス佐賀 第2ホームページ

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脱輪引き揚げのテクニックを考える 佐賀県 小城市 協和自動車

 さて、あなたならどうしますか?

前輪駆動車で脱輪したらどうやって引き上げたらよいのでしょうか?

走ろうとしても宙に浮いた前輪が空転して全く動かない状況です。

ハンドルを切ってもタイヤが滑って車体を持ち上げる程の駆動力は得られません。

 ダメ!絶対

力自慢の人がフェンダーで車を持ち上げようとしますが、絶対NGです。

フェンダーは薄い鉄板で車体が持ち上がる前にフェンダーが歪みます。

絶対やってはだめです。それにまず人力では持ち上がりません。

大丈夫なのは軽トラのリア廻り位です。

 自分自身で何とかする方法1 危険

まず左側のジャッキアップポイントをジャッキアップしてエンジン下のメンバーに角材などを詰め込みメンバー下にジャッキが入るスペースを作ります。

背の高い車は横転に気を付けてください。

 自分自身で何とかする方法2 危険

前項で作ったメンバー下の隙間にジャッキを移して車を再度持ち上げます。

角材などをさらに運転席寄りにずらして角材をメンバー下に挟み込みます。

さらに傾くので危険を感じたら諦めましょう。

ジャッキが倒れて車の下敷きになり死亡する危険もあるので覚悟してください。

 自分自身で何とかする方法3 危険

ここまでジャッキが移動できれば右の車輪が持ち上がってきます。

タイヤ下に詰め物をして、またジャッキを掛け直しを繰り返しタイヤと路面の高さを合わせてから自走で脱出します。

クレーンやガレージジャッキがなくても理論上脱出できますが、非常に危険です、

死亡や重症の危険性が非常に高いので基本的に自分で行わずプロを呼んでください。

繰り返します非常に危険です。

 思い切った方法

ハンドルを一杯左に切って強引にウインチで引っ張れば引き上げれるかもしれませんが、地面がアスファルトなので接地してるロアアームやロッカーパネル、無理に引っ張った骨格に深刻なダメージが残る恐れがあるので、私はこの方法は路面が土の時以外は採用しません。

 プロのお仕事

今回はボンネットを全開にして右側のエンジンマウントにスリング(丈夫な紐)を巻き付けてクレーンで引っ張り上げる方法で無事に脱出できました。

エンジンマウントのベース部はエンジンを支える丈夫な部位なので安心です。

足回りやアンダーボデーも落下時のキズしか残りませんでした。

ホイールに引っ掛ける方法も有りますが、紐やチェーンが当たってフェンダーの凹みが発生する危険があります。

 引き揚げた後に

脱輪後は写真の辺りを整備工場でリフトアップして安全性に問題ないか点検してください。

路面で削れたままにしておくと当然錆びてきて危険ですよ。

写真の通りエンジンメンバーは車体の奥の方に有るので大きいガレージジャッキ以外のジャッキで持ち上げようとすると体が車体の下に入ってしまいますので非常に危険ですのでやめましょう。

脱輪した時はご自身で無理に引き上げようとせずにJAFか保険会社のロードサービスをご利用なさるのが一番賢い方法です。

無理にご自身で引き上げようとしてフロントフェンダーやロッカーパネルを潰してしまうと、引き上げにかかった費用よりよっぽど高くつきますよ。

プロも極力キズを付けないように頑張りますが、どうしてもキズや凹みが発生することが有ります。
作業前にあらかじめキズが入ってもノークレームですと説明しますが、キズも凹みも一切付けてはいけないと言われたら作業料より修理代が高くつくので見捨てて帰らざるをえません。


作業員もかなり頑張って作業してるので、そこは大目にみてください。   SK

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