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スペーシアギア ドアモールの仕組みと外し方    

 スペーシアギアのドアモール

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。

写真は人気のスズキ・・スペーシアギアです。

スーパーハイトワゴンにSUV要素を・・ちょい足しして・・個性的なモデルに仕上がってます。

正直・・軽SUVスーパーハイトワゴン(長い!)は・・今後・・確実に伸びるジャンルです。

今後は・・どこのメーカーも・・スペーシアギア的モデルを出して来るでしょう。


しかし・・先駆者であるスペーシアギアは・・その頃には別のステージに立ってる事でしょう。

それは・・ちゃんと最低地上高が高く・・使える4WDの・・スペーシアリアルギアになるのを予想します。


雪国にお住いの方は・・少しでも最低地上高が高いほうが良いですからね・・。

まあ・・実際はそれよりもアプローチアングル(擦らない侵入角度)の方が重要なのですけどね・・。

雪道を走ると・・バレーボール大の氷の塊がゴロゴロしてますから・・。

低い車のフロントバンパーは・・速攻でボロボロ・・ですからね・・。

そんな訳で・・ハスラー並の走破性の・・スペーシアギアに進化するでしょう。



今回は・・ドアに貼ってある・・ドアモールを外してみます。

傷が付いての交換時や・・塗装時の脱着など・・意外と多いですからね・・。

 窪んだ位置に貼ってあるので・・要注意です

これから外す・・スペーシアギアのドアモールは・・ドアの中でも窪んだ位置に貼ってあります。

なので・・昔の様に・・ドアへのダメージを最初に受け止めて・・ドア自体の傷を防ぐ目的ではありません。

あくまで・・ファッションモール・・です。


低い位置なので・・ドアモールを外す時に・・ドアの塗装に傷が非常に入り易い構造です。

モール周辺は当然ですが・・周辺のドアプレスラインを守る様に・・マスキングテープなどで養生します。

 後ろから攻めていきます

ドアモールの固定方法は・・クリップ5個と・・全周囲に両面テープです。

先ずは・・鋭利な樹脂ヘラで両面テープを切断していきます。

(筆者は建築用の白ジュラコヘラ75ミリを愛用してます)


一度・・ヘラで両面テープを切っても・・再びくっ付くと・・イライラモードに入りそうになりますが・・我慢です。

そんな時は・・ヘラに水分か・・薄い油膜(方法はご想像の通り)を付ければ・・再接着は弱まります。


両面テープ貼り付け時でNGな行動が・・この時はプラスになる・・事例です。


フロントフェンダー側のクリップが弱いので・・後ろから・・作業してます。

 クリップを外していきます

両面テープを切ったら・・後ろからクリップを外していきます。

後ろ4個のクリップは・・内装固定などでお馴染みの・・壊れにくいタイプです。

先端以外のクリップは・・壊れにくいタイプなので・・比較的安心です。


先端のクリップは無理に引っ張らなくても・・車体前方にモールをスライドさせれば・・外れます。

ちなみに先端のクリップは・・ハスラーのオーバーフェンダー固定でお馴染みのクリップです。

小型クリップなので・・比較的脆いのが弱点です。

 これが・・仕組みだ!

これが・・スペーシアギアのドアモールの仕組みです。

ちなみに・・両面テープも純正部品が設定されてます。

厚みや長さ・・先端のRの処理など・・出来れば純正両面テープで再貼り付けしたいですね。


ドア後方下部に・・水抜き部分が有るので・・そこも要注意です。

水が抜けないと・・内部で腐り・・大変な事になりますよ・・。

 苦行の・・両面テープ剥がし・・

モールが外れたら・・速やかに両面テープを剥がしましょう。

表面が柔らかい方が・・剥がれやすい(根拠は無いが)イメージがあります。


今回も・・愛用のゴムで・・両面テープを剥がしていきます。

はい・・ダイハツ車のエンジンマウント部品です。

大きさといい・・硬さといい・・絶妙です。


表面と周辺の砂汚れを掃除します(砂を噛むと・・傷つきの原因です)

軽く・・温めて・・ゴムで両面テープを端から捲る・・様に剥がしていきます。


非常に地味な作業なので・・早送りします・・。

 残ったのりは・・脱脂剤で除去します

ゴムだけでは・・取り切れない糊は・・どうしても残ります。

そんな時は・・脱脂剤で・・糊を溶かしながら・・ふき取ります。

ワックスオフや・・シリコンオフなどの名称で販売されてますね・・。


代用品としては・・ブレーキクリーナーの乾燥が遅いタイプが使えますが・・ブレーキクリーナー内部の錆止め成分・・がシリコン臭いので・・塗装前には要注意です。

今は・・消毒用エタノールと書いてあっても・・余分な保湿成分などが混ざってるケースが多いので・・代用注意です。

 ノーダメージでドアモールを外せれました

はい・・今回はドアもモールもノーダメージで外せれました。

完全ノーダメージって意外と難しいですよね・・。

些細な・・あーー・・は・・どうしても起こりますから・・。


それにしても・・流石純正クオリティ!なのは・・ドアモールレベルでも・・クリップを使用してる点です。

これが・・純正用品クオリティだと・・両面テープのみになりますから・・。

純正部品って・・ホント・・厳重に設計されてます。


クリップを取り付けるには・・ドアに穴を開ける必要があります。

穴あけはプレスで1発ですが・・もうこのドアはスペーシアギア専用になり・・カスタムなどには使えません。

そしたら・・ドアの在庫量が増えてしまい・・コスト増です。


そうなんです!モール1個追加するだけで・・結構なコストが掛かってるのです。

なので・・もっと・・有り難いと思いましょう。



昔の話ですが・・それまで開いてた・・モール用の穴が消えた例もありました。

低グレード用のドアはモール無しの穴なし・・高グレード用のドアはモール位置決め用の穴が開いてました。

それが・・生産終了後しばらくすると・・穴ありドアは廃止され・・穴なしドアのみに・・なりました。

まあ・・在庫圧縮による・・コストダウンでしょう。

しかし問題は・・モール自体は位置決め突起が生えたままだったので・・そのままだと付かなかったのです。

仕方ないので・・モールの突起を削り・・両面テープのみでの取り付けを行いました。


まだ・・当時の細長いモールなので・・大丈夫だったと思うのですが・・。

このスペーシアギアのドアモールクラスの大きさだと・・流石に両面テープのみでは不安です。


スズキさん・・穴を開けたなら・・そのまま最後まで・・ドアの在庫を続けてください。

間違っても・・穴あきドア廃止の上で・・指定位置に板金塗装屋が穴を開けろ・・なんてことはダメですよ。

2次加工押し付け・・ダメ絶対!        SK



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