
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
0952-73-2411
佐賀県小城市三日月町石木166-1
皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。
今回は初代日産デイズの、リアドア周辺の板金塗装を行います。
ぱっと見は・・只の傷で大した事無さそうに見えますが・・違います。
クオーターパネルが全体的に入ってしまい・・同時にドアも変形してるので・・大きなダメージには見えないのです。
変形したもの同士で・・つりあってる状態なのです。
今回のダメージも・・エッジ部分を5ミリ程・・引き出す必要があります・・。
もしも鉄板修正を行わないと・・パテ盛り盛り仕上げになり・・ドアを開けた時に形が変なのが・・バレバレになります。
なので・・地味ですが意外と大変な修理・・と言えます。
天気も良いので・・調色を行います。
カラーコードはU17です・・アンダー17才みたいで・・若さを感じます?ね。
ギラギラしてますが・・染まりは良いので・・良い色と言えます。
鉄板を溶接して・・プレスラインを引き出しました。
写真のパテは・・板金パテで・・非常に硬いパテです。
鉄板修正後の細かい凸凹を埋める目的で使用してます。
次に板金パテより目が細かい中間パテを盛っていきます。
この中間パテで最終的な形が決まるので・・慎重に作業します。
今回はドアの形を整えてから・・ドアに合わせてクオーターパネルのパテを研いでいきました。
この辺りの手順は・・プレスラインやダメージの具合で変化します・・。
経験がものを言う・・箇所です。
中間パテが出来たら・・サフェーサー仕上げを行います。
クオーターパネルの内部まで塗装するので・・別々に作業してます。
サフェーサー仕上げを行っても埋まらなかったピンホールなどは・・仕上げパテで埋めていきます。
仕上げパテやら拾いパテなど・・呼び方はいろいろです。
ドアを開けた時に見える内側を塗装します。
このデイズは・・もともと・・内側の塗装にガッツリクリアは入っていません。
乾拭き雑巾で擦ると・・色が付きますから・・。
なので今回は・・カラーベースに硬化剤を入れて・・クリア層レスで仕上げます。
・・・・狙い通り・・周囲と違和感なく仕上がりましたよ。
マスキングを行い・・ブースで塗装します。
ドアハンドル下のプレスを利用して・・下側のみで色を付けます。
前後方向ではフロントドア側に出来るだけ色が付かない様に・・ボカシをいれます。
最後に・・クリア塗料をしっかり塗り込んで・・ツヤツヤに仕上げます。
乾燥後・・磨いて組付けて・・完成です。
ドアとクオーターパネルのチリ(隙間)も均一で・・違和感なく仕上がりましたね。
もともと・・デイズのチリは正確ですから・・効きますね。
例えば・・某社のスライドドアのチリは・・新車の時点からズレてるので・・困るのです。
そんな車を修理した後に・・「隙間や段差が気になる」・・と言われた事があります・・。
(いえいえ・・貴方の車は新車時から段差が有る車ですから・・直りません)・・と言いたかったです・・・。
貴方が勝手に「新車だから隙間や段差が無かったに違いない・・」と思い込んでただけで・・残念ながら初めからです。
この問題は・・なかなかご理解が得られにくいので・・困ります。
理想は・・街乗り車だと・・完全に段差がツライチだとキレイにみえます。
しかし高速で走ると・・空力的に悪いのと・・カドが汚れるのでNGなのです。
なので・・ノコギリみたいに・・段差を付けるのが・・ベストですが・・段差が気になるので問題になります。
フロントフェンダー後端はフロントドアより高く・・。
フロントドア後端はリアドアより高く・・。
リアドア後端はクオーターパネルより高く・・と段差を付けるのが・・ホントの理想です。
しかし・・これ一般受けしないのが・・問題なのです。 SK
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