
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
0952-73-2411
佐賀県小城市三日月町石木166-1
皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。
車を運ぶ車・・車両積載車は幹線道路などで・・よく見かけます。
工場で作られた新車はもちろん・・オークションで売買された中古車も・・イラストの様な大型積載車で運ばれてます。
車両積載車は一度に沢山の車を運ぶ為に・・2階建てで運ぶのが普通です。
最初は荷台が坂道状になってて・・車を積んだら荷台が上がり・・下にも車を積めるのです。
しかし・・最近は車の背丈が高くなってきた事もあって・・積載も難しくなってます。
何せ・・積載後の法定全高は3.8メートル・・ギリギリで4メートル(ホントは違反)が限界です。
そもそものトラックの高さの上に・・2台分の高さですから・・ホントギリギリなのです。
昔は低い車ばかりで余裕でしたが・・ベストセラーのN-BOXは180センチなので・・上下でN-BOXは無理・・です。
なので・・低い車と高い車を組み合わせて・・何とかしてるのです。
なので・・トラックの全高を気にして・・2階の床を下げ過ぎると・・下の車が潰れてしまうのです!
今回のeKスペースも・・そんな積載車の餌食になった・・1台です。
そんな可哀そうな車を救うのが・・筆者の仕事です!
お任せください。
まあ・・潰されたと大袈裟に書きましたが・・床が接触した時点で気が付くので・・少し凹んでる程度です。
少し時間が経過して・・錆も出始めてるので・・早めの対処が必要です。
屋根は・・基本的にはパテで修理します。
もっと酷ければ・・内装を全バラして裏からも攻めますが・・。
分解したあげく・・袋状になってて・・裏から叩けなかった・・なんて落ちも多いです。
手前の凹みも・・アクセス出来ない可能性が高い位置です。
焼きを入れるのも・・火事が怖いので・・控えたいです。
パテを仕上げたら・・サフェーサーを塗装します。
屋根の修理は・・サフェーサーを塗装するだけでも全体のマスキングが必要なので・・大変です。
サフェーサーを塗装すると・・ピンホールが出てきます。
まあ・・もともとパテにピンホールは存在したのですが・・サフェーサーでよりハッキリするのです。
そのピンホールを埋めるのが・・最終パテです。
見えるピンホールはもちろん・・見えないレベルのピンホールまで埋める能力があります。
サフェーサーを研ぐのは・・普段は耐水ペーパーと水で研いでますが・・・。
屋根の修理で研いだ汁を流すと・・汚れるのでNGです。
サフェーサーの研ぎ汁は・・乾くとパキパキになり・・マジで取れなくなります。
なので・・研いだ汁が流れない様に・・ダムを造りながら研いでます。
側面より・・手間が必要です。
調色後に・・屋根の塗装です。
車全体をマスキングするのですが・・側面塗装時などのマスキングと比べて・・意外に簡単で早く出来ます。
ドアなどの隙間を考慮しなくて良いからです。
ドアの様な側面塗装と比較して・・屋根の様な上向き塗装面では・・ゴミの付着量が変わります。
当然・・上向きの屋根は・・沢山のホコリが付着し易いです。
そのホコリをペーパーで研いで・・その傷をコンパウンドで磨きます。
塗装面のゴミは・・ニキビの様に・・手に引っかかるので取らないといけません。
ワックス掛け時などに・・違いが大きく出ます。
タオルやスポンジが引っかかりますからね・・。
キレイになりましたね・・自動車塗装屋さん以外は見抜けないハズです。
さあ!潰された痕跡もすっかり消えて・・これからも元気に走れますね。
屋根は・・この程度のダメージなら問題ありませんが・・大きく凹むと厄介です。
屋根は大きな1枚鉄板で出来てるのでダメージが波及します・・なので一度大きく凹んだら完全に元通りにするのは困難だからです。
直そうとして・・叩いたり引いたりすればするほど・・鉄板は伸びて収拾がつかなくなるからです。
最悪・・屋根の鉄板を交換すれば良いのですが・・雨漏れなどのリスクが付いて回ります。
出来れば交換しない方が良い箇所が・・屋根なのです。
雨風をしのげてこその車です・・なので屋根は重要なのです。
なので・・WAXなどの屋根のお手入れはしてますか?
屋根はドアなどよりよっぽど厳しい条件下で頑張ってます。
たまには・・屋根の事も考えてあげてください。 SK
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