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ドア開けながらバック・・車のドア全開からの限界突破!

運転席ドアが変ですね

キレイに閉まりません

 何だかドアが変なワゴンRです

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。

このワゴンR・・事故車との事でご入庫でしたが・・初めはピンと来なかったです。

バンパーなどもキレイでしたし・・あからさまな傷が無かったからです。


しかし・・運転席のドアを開けてみたら・・すぐに分かりました。

ドン!の音と同時に・・ドアが飛び出してきたからです。

はい・・板金のお仕事をしてると・・このケースは少ないですが定期的に来るからです。

それは・・ドアを開けたままで・・ぶつけたケースです。

開いたドアで障害物にヒットが原因です

ドアが・・有り得ない角度に開いてます

 バック中・・開いたドアに障害物がHit!

ドアの内装を調べると・・案の定・・何かが当たった傷がありました。

バックする際・・ドアを開けて後ろを見ながら後退すると・・起こり得ます。

あと・・リバースに入れたまま・・車から降りてしまい・・開いたドアに人間ごと押される(轢かれる)・・なんて怖い事例もあります。

急いでる時などに陥り易いので・・ご用心ですね。


ドアを開いてみると・・キレイに90度・・開きました(笑)・・スズキ車では有り得ません。

ダイハツ車では大きく開くヒンジもありますけどね・・。

ドアチェックが千切れてます!

ヒンジ取り付け部が変形してますね

 ドアの開きが限界突破!

見て見ると・・ドアの開きを制御するドアチェックが・・なんと千切れてました!

90度まで開いたのは・・これが原因ですね。


また・・実際は90度以上開いたのでしょう・・フロントピラーとドアヒンジの間に隙間が見えます。

ココ・・本来は密着していなければいけない場所ですから・・。

相当「キテる」のが分かりますね。

ドアチェックを外したら・・ドアが膨らんでました

フロントピラーの修理が必要ですね

 分解中もダメージが続々と・・出てきます

分解中にも・・普段は見ないダメージがありました。

ドアのドアチェックが付く場所は・・見事に膨らんでました。


フロントピラーとフロントドアのどちらも変形してるので・・。

ドア後部のストライカーとドアロックはキレイに噛み合ってません。

これが・・ドアを開けた時の「ドン!」と来る反発力の原因です。

ここまで分解が必要です

中古ドアが届きました

 今回はお値段重視バージョンです

お客様と相談の結果・・今回はお値段重視のバージョンで進めます。

フロントドアは同じ色の中古を・・そのまま取り付けます。

幸い人気色のパールホワイトなので・・程度の良い中古ドアが簡単に見つかりました。


フロントピラーは・・ドアの建付けさえ合えば・・細かい傷や凹みは無視する・・感じです。

フロントピラーの修正

今回は簡易修正バージョンです

 フロントピラーを修正します

フロントピラーの修正ですが・・目視である程度修正しておいて・・。

正常なドアを取り付けて・・各部の隙間が正常になる様に・・直していきます。


ドアの高さ・・出入りを修正するテクニックは・・トップシークレットなので・・内緒です。

中古ドアを開封してます

中古ドアでも・・バラバラにする必要があります

 中古ドアを分解して・・組付けます

今回も同じ形式である・・ワゴンRの中古ドアですが・・そのまま取り付ける訳ではありません。

今回使うのは・・ドア(鉄板のみ)、ヒンジ、内装(普通は使いません)、周囲のゴム部品・・程度です。

その他の電装品は・・基本的に元々の車の部品を使います。

電装品は見た目では分からない・・規格の違いなどがありますから・・作動不良が怖いのです。

まあ・・部品の程度を見て・・よっぽど中古の方が良ければ・・調べてから・・そちらを使いますけどね。


何故か?・・それは中古ドアの電装品は動作チェックをしてない(出来ない)からです。

下手に中古ドアに付いてきた電装品を使って・・故障や動作不良などの不具合が出たら困りますから・・。

もしも組んだ後に・・故障が見つかると・・やり直しですからね・・。


オーナー様が今まで使用していた部品なら・・間違いなく信用出来ます・・。

まあ・・万が一・・故障しても諦めて貰いやすい理由もありますけど・・。


中古ドアの保証はあくまで鉄板部分で・・パワーウインドウなどの電装品はおまけ扱いですので、ご了承ください。

ハーネスは必ず元の部品を使います

中古部品こそ・・磨きが必要です

 中古部品ならではの・・作業もあります

中古ドア交換時のコツは・・ワイヤーハーネスは必ず元の部品を使う事です。

ワイヤーハーネスは・・同じ車種でも年式やグレード・・オプションの有無でも違う部品になります。

一見同じだから・・と・・中古ドアのハーネスを流用した結果・・謎の動作不良に悩むケースは多いのです。


今回も再塗装してない中古ドアでしたが・・取り付けた直後は色が違って見えました。

その理由は汚れと傷の違いからです。

車の塗装は・・傷や水垢などの汚れも合わせて・・その車のボディー色なのです。

交換したドアは・・汚れ方も違いますからね。


・・・要は・・交換したドアと周辺のパネルまで磨かないと・・違う色に見える・・のです。

はい・・ほんの10分・・側面を通して磨くだけで・・色も近く見えるのです。


割安コースでも・・この辺の手間は惜しまないので・・ご安心を。

 いい感じに仕上がりました

とても運転席のみ中古ドアに交換した車には見えませんね。

中古部品なので・・運の要素もありますが・・今回はOKです。


中古部品使用の板金塗装は・・お値段も抑えれる代わりにリスクもあります。

中古部品は写真や電話である程度の程度は分かりますが・・正直・・判断基準があいまいです。

「キレイなドア」でも・・細かい傷や飛び石があったりします・・。

また・・この年式にしては・・キレイ・・なのかもしれません。


でも・・現実的には・・極端に情報と現物に乖離が無い限り・・返品は出来ません・・あくまで中古部品ですから。

その様な・・細かい飛び石や傷・・微妙な色の違いを気にするなら・・中古部品はオススメしません。

中古部品で安くキレイに・・は・・虫が良過ぎる話です。

ビフォー

アフター

 ビフォーアフター

最後に・・お決まりのビフォーアフターをご覧ください。   SK


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