
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
0952-73-2411
佐賀県小城市三日月町石木166-1
皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。
今回は・・スズキラパンの追突被害修理です。
スズキラパンは・・正確にはアルトラパンで・・アルトの派生車種です。
アルトは商用車としての役割もあるので・・低価格の実用的な造りになってます。
それに対して・・上質でオシャレな車にしたのが・・アルトラパンです。
アルトとラパンのタッグで・・隙の無い陣営となってるのです。
取り敢えず・・見積もり作成の為に分解します。
被害事故なので・・基本的に相手の保険で修理となります。
なので・・相手の保険会社に向けた見積もりとなるのです。
分解してみると・・案の定・・外見からは分からなかったダメージが見つかりました。
修理方法も金額も・・変化しました。
しっかりお見積もりしないと・・キレイに直りませんからね。
見落としは許されないのです!
今回も・・給油口付近に想定外のダメージです・・危ない危ない・・。
こちらが提示した修理見積を・・相手の保険屋さんが了承すれば・・修理を開始出来ます。
基本は「事故前の現状までの復旧」なので・・被害箇所以外の便乗修理は出来ませんよ。
でも・・お客様の手出しなら・・追加修理も可能です。
保険修理箇所の周辺の古いダメージなどは・・同時に作業すると割安に修理出来るケースもあります。
保険屋さんから修理OKを頂いて・・お客様の最終同意を得られたら・・修理開始です。
極まれに・・お客様の事情が変わり・・修理予定が代替えになるケースもあるからです。
部品を発注して・・修理に必要な箇所を分解していきます。
見積もり時に比べて・・バックドアが外されたり・・リアドアの分解もしてます。
今回は溶接パネル交換なので・・分解範囲も広くなります。
溶接の火花で・・シートや内装が傷んでからでは遅いですからね。
部品が届くまで・・おおむね5日程掛かります。
その間に・・調色作業を行います。
試し塗りの結果・・まだ・・少し濃いので・・微調整が必要ですね。
パネル交換が終了しました。
いろんな色の交換パネルが・・パッチワーク状態ですね。
ダメージ部分の鉄板を切り取って・・新品を溶接してます。
溶接した・・つなぎ目にパテを入れて・・段差を埋めてます。
新品バックドアを外して・・塗装準備です。
スズキ車の新品ドアには防水処理が施されて無いので・・コーキング処理中です。
交換前のメーカー施工コーキングを真似して・・違和感が無い様に仕上げます。
・・・しかし・・完全に同じ仕上がりは無理なので・・見る人が見れば・・交換済みドアなのがバレますけどね・・。
逆を言えば・・中古車購入時・・スズキ車は修復歴を見破り易いので「良い車」とも言えます。
交換した鉄板のつなぎ目を・・徹底的に無くしていきます。
正に・・腕の見せ所です。
溶接個所から錆が発生しない様に・・防錆処置も徹底して行います。
その後・・サフェーサー仕上げを行います。
給油口の内側は・・このタイミングで塗装します。
給油口から燃料タンクまでのパイプも外してるので・・塗装可能なのは・・今しか無いのです。
タイヤが付くと塗装出来ない裏側も・・今がチャンス!です。
この前までに・・クオーターパネルの下塗りを行ってます。
その上で・・リアドアを取り付け・・本塗装になります。
別途・・バックドアとリアバンパーは塗装してます。
塗装後・・磨きからの・・組付けで・・完成です。
バックドアガラスは・・元のガラスを移植しております。
・・・何事も無かった様に・・復活出来ました。
ポイントは・・今回塗装してない部分を磨き・・艶を合わせてる点です。
理屈上は・・そんな広範囲の磨きは不要ですが・・「いかにも修理しました」では低レベルです。
如何に修理箇所に違和感を抱かせないか・・が、重要なのです。
ヘッドライトも片側を新品に交換したら・・反対側も出来るだけキレイにするのと同じです。
納車時お客様に・・「どこを直したっけ?」と言われれば・・最高なのです。 SK
次の記事中古車にボンネットステッカーを貼ったら、プツプツが出て来た?
前の記事ホンダN-VAN追突被害 やっぱりVANは硬かった
現在のアクセス数2025年4月末現在 4030626アクセス
整備工場ホームページランキング 全国2位(1096社中)シナジーデザイン株式会社調べ
以下は・・バックナンバーです