
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
0952-73-2411
佐賀県小城市三日月町石木166-1
皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。
車は10年も屋外で使用すれば・・劣化が進むのは仕方ありません。
特に未塗装樹脂部品が白っぽく劣化すると・・年式以上にみすぼらしく見えます。
でも逆に考えれば・・未塗装樹脂部品を黒く出来れば・・年式以上に見栄え良く出来る・・事になります。
未塗装樹脂部品は・・フロントバンパーの開口部やオーバーフェンダーなどがありますが・・。
今回はワイパーの根元・・カウルトップパネルを塗装して改善してみましょう。
未塗装樹脂部品が白っぽく劣化した際は・・アーマオールやクレポリメイトなどの艶出し剤を使われると思います。
バンパーやオーバーフェンダーに艶出し剤はオススメですが・・写真のカウルトップにはオススメしません。
それは・・艶出し剤の油分が・・フロントガラス油膜の原因になるからです。
艶出し剤の油分は強烈で・・ガラスの近くに塗るだけで・・影響が出るのです。
特に雨の水分が油分を運びます。
屋根にワックスを掛けると油膜の原因になるのと・・同じ事なのです。
故に・・カウルトップパネルの処理は塗装が良いのです。
塗装を行うには・・カウルトップパネルを外すのがベストです。
強引にマスキング塗装も不可能ではありませんが・・かなりの困難が予想されます。
正直・・塗装屋の筆者でも・・マスキングは困難なレベルです。
では・・ムーヴのカウルトップパネルを外してみましょう。
最初にワイパーアームを外します。
固定ナットを外したら・・ワイパーアームを軽く手で叩いて・・車体から外します。
引っ張ったり捩じっても・・ワイパーアームは外れないので・・ご注意ください。
お次はボンネットを開けて・・固定部分を外します。
ウオッシャーホースも切り離しておきます。
サイドカバーを外すには・・コツがあります。
カバーから生えてる爪の根元を・・マイナスドライバーで拡げます。
フェンダーにも引っかかってるので・・注意します。
闇雲に引っ張ると・・高確率で破損するのが・・両サイドのカバーなのです。
カウルトップパネルは車体にくっついてるので・・引き剥がします。
ガラスの隙間に溜まった砂は・・この際・・清掃でキレイにしましょう。
この様な隙間の砂を除去出来ないので・・マスキング塗装の仕上がりはイマイチなのです。
カウルトップパネルを外したら・・塗装前に清掃が必要です。
時間があれば・・水で丸洗いをオススメします・・。
高圧エアーが無いと・・乾くまでに時間が必要ですのでご注意です。
まあ・・濡れ雑巾で入念に拭き上げるだけでも何とかはなります。
キレイに清掃後・・脱脂剤で油分を除去すれば完璧です。
塗装は市販の缶スプレー(艶消し黒)で行います。
コツは・・とにかく薄く塗り・・回数で勝負するのです。
艶消しブラックは、べちゃっと塗装しなければ失敗しない優秀な色なのです。
塗料の霧を乗せる・・そんなイメージで塗装しましょう。
この方法なら・・表面に若干油分が残っててもキレイに塗装出来るのでオススメです。
ビフォー
アフター
無塗装樹脂部品が劣化すると・・成型時のムラなどが出て来て・・模様になります。
今回の塗装で「それ」が消えるので・・写真の見た目以上に違いますよ。
ちなみに・・ウオッシャーノズルはそのままでも詰まりませんのでご安心を・・。
(もちろんべちゃっと塗装したら詰まるのでご注意です)
同時にワイパーアームやブレードも塗装すると・・モアベターです。
ビフォー
アフター
どうですか?実際現物をみると・・まるで新品の様です。
カウルトップパネルを外せれば・・塗装自体は簡単なのでサンデーDIYにオススメです。
コツは・・事前に壊れそうなクリップ(新品)を用意しておく事です。
それだけで・・心の余裕が生まれますからね・・特にフィットなどは専用クリップなので注意なのです。
最後に・・艶消し黒以外の色はオススメ出来ません。
間違いなく・・缶スプレーレベルだと残念な仕上がりになります。
具体的には色が薄く・・キレイに発色しないでしょう。
過去に・・ブラウンに塗装しようとしましたが・・失敗しましたので・・。
艶消し黒も厳密には染まって無いでしょうが・・下地と同じ色なのでOKなのです。 SK
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