
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
0952-73-2411
佐賀県小城市三日月町石木166-1
皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。
スライドドアが大きく凹んだスペーシアがご入庫です。
現状は・・スライドドアを開ける事は出来ない状態です。
アウタードアハンドルは動きませんし・・チャイルドロックが効いていて・・室内からも開けれません。
正に・・にっちもさっちもいかない・・状態です。
穴あけにグラインダーは使いません
開けたら・・閉まらなくなりました・・
スライドドアが開かないと・・見積もりすら出来ないので・・何とかします。
ここから先は・・鍵が無くてもドアを開ける方法なので・・悪用禁止でお願いします。
その方法は・・ドアに穴を開けて・・内部機構に直接アクセスする方法です。
ドアがボディーにめり込んでたりしない限り・・穴を開ければドアを開けれるのです。
新品ドアは錆止め塗装のみで・・やってきます
コーキングのち・・塗装です
当然ですが・・スライドドアは交換するしかありません。
スライドドア下部を支える・・ローラーアームも爆心地なので交換します。
ドアの裏側と・・スライドドアに付くローラーアームを塗装します。
スライドドアの調整は厄介なので・・塗装の為に、何度も脱着したくありませんから・・。
付属品を脱着するだけで・・何故か建付けが狂うのが・・スライドドアの厄介ポイントなのです。
この部分が凹んでます
意外と硬い部分なのです
ロッカーパネルも結構凹んでます・・ある程度目星を付けて修理しておきます。
溶接して・・凹みを引き出します。
大まかに整形しました
スライドドア調整は大変です
大まかに修正出来たら・・スライドドアを合わせてみます。
ドアを仮合わせしたのは・・ドアと修理した部分の隙間などを確認する為です。
サフェーサー仕上げ
パールホワイトで塗装しました
スライドドアとのフィッティングを確認したら・・スライドドアを外します。
ロッカーパネルの修理箇所を仕上げて・・内側を塗装します。
スライドドア最終微調整も行います
マスキングは頭を使う作業です
再びスライドドアを取り付け・・フロントドアも分解します。
その後・・本塗装の準備を行います。
ボカシ塗装が肝です
黒テープは一発勝負なので疲れます
調色したパールホワイトで塗装します。
スライドレールカバーは・・奥側のスタンド上で同時に塗装中です。
塗装後・・焼き付け乾燥を行い・・磨きを入れ艶を良くします。
その後・・各部組付けを行い・・完成です。
今回も上出来ですね・・一般人なら99%見破られる事は無いでしょう。
ビフォー
アフター
修理前の写真と比較してみます・・。
まあ・・スライドドアを新品にしてるので・・前後パネルとの繋がりが良ければ違和感は少ないです。
その繋がりは・・スライドドアの微調整が肝ですので・・経験が必要なのです。
ちなみに・・スライドドアの調整箇所を箇条書きにしてみます。
前側の下部ヒンジ・・上下前後 調整
前側の下部ヒンジ・・出入り 調整
前側の上部ヒンジ・・出入り 角度 調整
前側の上部ヒンジピン・・出入り調整
後部のヒンジ・・上下前後 調整
リアストライカー・・上下出入り調整
大まかな調整箇所だけでも・・これだけあります。
フロントドアも動くので・・大変なのです。
これを全て調整して・・スムーズに開閉させつつ・・パネルの段差を合わせる必要があります。
新品ドアだと元位置に合わせてもダメなので・・全ての再調整が必要なのです。
ちなみに・・1か所調整すると・・連鎖的に数か所の調整も必要となってきます。
経験者なら分かる・・スライドドアの調整迷宮なのです!
突き詰めると終わりは無いので・・結構・・大変ですよ・・。 SK
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