
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
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佐賀県小城市三日月町石木166-1
このハスラーをよりポップにします
社外15インチアルミ
皆さんお元気ですか?バッチリ!!カトシンです。
写真は初代のハスラーですが・・2代目ハスラーよりポップで明るいイメージがあります。
2代目に比べて・・初代の丸っこい外観も効いてますし・・初代は赤・青・黄など原色系のボディー色が設定されてた影響も大きいと考えます。
そんな中でも・・イメージカラーに設定されてたのがオレンジ色です。
ドクタースランプアラレちゃんのイラストでもオレンジ色のハスラーでしたので・・遊べる軽・・のキャッチフレーズを象徴してるのがオレンジ色なのです。
今回は・・そんなポップなオレンジハスラーを・・更に更にポップなイメージにカスタムしてみます。
方法は簡単です・・地味なホイールをボディー色のオレンジ色にすれば・・一気にポップで楽しいイメージに出来るのです。
無彩色が定番のホイールを敢えてボディー色にすると・・非常に効きますので・・。
こんな遊びが出来るのも・・初代ハスラーのイメージが良いからなのです。
国産車でここまで嫌味が無い車も・・珍しいですからね。
タイヤを外します
バランスウエイトも外します
ホイールを塗装するには・・タイヤを始め・・付属品を全て外す必要があります。
外すのは・・タイヤ・エアーバルブ・バランスウエイト・センターキャップなどです。
この中で厄介なのは・・貼り付け式バランスウエイトの糊で・・剥がすのが超☆大変です。
何せ・・超☆強力な両面テープですから・・。
また・・以前のタイヤ交換で剥がしただろう・・両面テープの残骸もあるので・・超☆時間が必要なのです。
ゴムの塊を消しゴムの様に擦りながら・・地道に・・両面テープを剥がしていきます。
加熱してラインテープを剥がします
残った糊の除去が大変でした
このホイール外周には・・オレンジ色のラインテープが貼ってありました。
ラインテープは貼るだけの簡単お手軽カスタムですが・・剥がすとなると大変です。
ラインテープもホイールに貼る前提の商品ですから・・接着力は非常に強くなってるからです。
電気ヒーターでガンガンに加熱すれば表面のオレンジ部分は剥がせますが・・糊は残ります。
その糊は・・ワックスオフなどの溶剤で溶かしながら・・ひたすら・・擦って落とします。
ラインテープ剥がし・・結構大変ですよ。
バイクホイールなどに貼る際は・・覚悟が必要ですよ。
腐食した部分を削ります
徹底的に洗浄します
切削ホイールに塗装されてるクリア塗装は・・ヤバいケースが多いです。
それは・・クリア塗膜の下でアルミが腐食する現象です。
このホイールも同様で・・アルミ腐食の影響で、下から押されたクリア塗装の表面も凸凹です。
クリアの下で起きてる現象なので・・クリア塗装を削って対処するしかありません。
今回はオレンジ色塗装なので・・クリア塗装と腐食箇所・・まとめて削っておきます。
これで安心ですね。
その後にホイール洗浄作業です。
ホイールにはブレーキダストやピッチ・タールやグリスなど・・油汚れの巣窟です。
ナイロンたわしに台所用洗剤を付けて・・何度も洗浄とすすぎを繰り返します。
油分を完全に落とさないと・・塗料が弾かれてしまい塗装出来ませんから・・。
塗料が食いつく様に・・やすりで擦ります
固定方法は悩みましたね
ホイールがキレイになったら・・全体に細かいペーパーで傷を付けます。
ホイールは過酷な環境なので・・ボディー塗装時より密着強度を優先させます。
よりペーパー傷を粗くすれば・・剥がれにくくなりますが・・見た目が悪くなります。
傷が浅すぎると見た目は良いですが・・塗料の定着力は下がります。
塗装屋さんは・・塗装の場所によって・・付ける傷の具合を調整してるのです。
内側もしっかり・・です
隅々まで白くします
お次は・・白いサフェーサー(下塗り塗装)で塗装します。
主な目的はホイールを白くする事です。
白いホイールも良いですね
センターキャップもサフェーサー仕上げします
赤や黄色やオレンジは・・白の上に塗装しないとキレイに発色しません。
白いサフェーサーで仕上げたのも・・その為です。
もちろんセンターキャップもサフェーサー仕上げしますよ。
台を回しながらムラ無く塗装をします
ホイールを回しながら塗装します
今回は敢えて・・新車と同じ調色のオレンジを塗装してます。
もちろん・・完全にボディー色に合わせた・・退色(日焼け)したオレンジ色を作る事も可能です。
しかし・・オレンジ色の初期退色度合いは大きく・・最初の数年で一気に退色するのです。
なので・・時間が経過すると・・どんどんボディー色に馴染んでいきます。
まあ・・ある程度退色してしまえば・・安定するのですけどね・・。
もしも・・最初から薄い色で塗装すると・・退色した際に色がどんどん合わなくなってしまうのです。
今か数年後か・・どちらを取るか悩むポイントなのです。
しっかりクリア塗装です
十分に加熱して・・塗料を締めます
オレンジを塗装したら・・クリア塗装を行います。
ホイールの様な立体的な物の塗装は・・ボーっとスプレーガンを往復させてても塗装出来ません。
特に、スポークの側面などは横から狙って吹き付けないと・・塗装されません。
スポークは5本なので両側で10回の塗装が必要です。
ホイールは4個なので・・スポークの側面だけで40回の狙い撃ちが必要です。
概ね2重に塗装するので・・クリアだけで80回のアクションが必要です。
立体的なホイールをキレイに塗装するのは・・非常に大変なのです。
ポップなハスラーになりました
カスタム塗装の威力は絶大ですね
車体に塗装したホイールを装着すると・・非常にポップなイメージになりました。
何だかワクワク感を感じる・・そんな車になりましたね。
スポークの裏側もキレイに塗装出来てるので・・隙はありませんよ。 SK
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