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50プリウス、クオーターパネルガーニッシュ塗装

 塗装が剥げて残念なガーニッシュ

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです


写真は50プリウスクオーターパネルガーニッシュです

50プリウスの中でも初期型は・・写真の様に塗装の劣化が早い傾向があります


このガーニッシュは・・ちょうど目線に近く・・目立つ位置にあります

それ故に・・ここの見た目が悪いと・・非常に残念なのです

今回は塗装で復活させてみましょう

 古い塗装は全て削り落とします

意外に思われるかもしれませんが・・自動車用塗料は段差を埋める能力は低いです

コピー用紙の厚さの段差なんかは・・絶対に埋めれません



そんな段差は・・予め削り落としておかないと・・塗装してもそのまんま再現されます

今回の様な・・まだらに剥げてる状態でそのまま塗装しても・・その模様の通リの仕上がりになってしまい・・失敗なのです


なので・・段差がゼロになる様に・・下地を作る必要があります

今回は塗装の劣化が原因なので・・全部削り落とした方が無難です

傷んだ塗料の上に塗装すると・・仕上がりが悪くなるケースもありますから・・

 塗装前準備を行います

今回は・・サフェーサー仕上げを省略する為に・・目の細かいペーパーしか使用してません

粗いペーパーは削る速度も速いですが・・深い傷が残り・・サフェーサーで埋める必要性が出て来ます


まあ・・細かいペーパーで完結出来るのは・・この程度の小さい面積だからです

大きなパネルは・・粗いペーパーを使用しないと追いつきませんから・・ね


脱脂処理を行い・・塗装準備を進めます

 黒からの・・クリア塗装です

色・・この手のガーニッシュ塗装の問題点です

何せ・・塗料メーカーからも・・此のガーニッシュの色を塗る事は想定してないからです

基本的に・・塗装済み新品ガーニッシュに交換する部品ですので・・・


今回は・・それっぽい黒色(イサム塗料のピッチブラック)で塗装してます

ちなみに・・黒色も数種類あるので・・注意が必要です

間違ってもチンチングブラックなんてダメですよ・・光が当たると茶色に見えますから


その後・・クリア塗装で仕上げます

細かいペーパー傷を埋めるのにも・・クリア塗装は有効ですね

 キレイになりましたね

キレイに仕上がりましたね・・

筆者が映り込まない様に撮影するのが・・意外と大変なのです

 効果抜群の修理と言えますね

今回はボディー(青色部分)の修理依頼でしたが・・ガーニッシュを外したついでの塗装なのです

せっかくボディーをキレイに修理しても・・ハゲハゲのガーニッシュでは台無しですからね

鉄板修理をより際立たせる為の・・ガーニッシュ塗装なのでした


まあ・・普通だと・・ガーニッシュ塗装より新品交換の方が安い?かな

それ故に・・誰もこのガーニッシュ塗装をしないのでしょう


キレイに見えても・・塗装クオリティは新品部品の方が上ですので・・残念!!


部品値段と塗装工賃を比較して・・近かったら新品を選びましょう

 もともとプリウスは尖った車種なのです

それにしても・・プリウスは尖った車種ですね


初代は・・そもそもハイブリッド車・・な事自体が尖ってました

2代目は2段バックドアガラスなど・・斬新なデザイン的が尖ってましたし・・

3代目は・・大ヒットの2代目のビックマイナー的モデルなので・・尖ってません(笑)

写真の4代目は・・新シャーシと大きく賛否の分かれた大胆なデザインが尖ってます

現行の5代目は・・実用車はカローラに任せ・・乗り難いがカッコイイ・・スペシャリティーカーに替わった・・尖ったコンセプトが特徴なのです



まあ・・時期的な旬も関係してますが・・いちばん尖って無い3代目が最大のヒット作なのは皮肉ですが・・本来のプリウスは尖った車種なのです!

プリウスは燃費が良い車種なので・・何だか実用車っぽいのですが・・違うのです

トヨタの先行市販実験車なのが・・プリウス本来の目的なのです


なので・・そのチャレンジ精神を称えるべきで・・実用性などに文句を付けるのは筋違いなのです・・ある意味市販コンセプトカーなので・・・    

でも・・塗装の剥げは・・ダメですけどね・・     SK

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