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ダイハツタント リアタイヤ前のへこみを直してみた

 ダイハツタントのへこみを直してみた

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです


今回はダイハツタントの板金塗装実例を紹介します

ダメージの場所は黄色○の部分で・・よく障害物に気が付かず曲がると当たる場所です



最近の軽自動車用は室内空間を広くする為にホイールベース(車輪の前後間)がどんどん長くなってます

すると同じサイズの軽自動車用でも小回りが効かなくなり・・取り回しが悪くなってます

感覚的には・・より大きなサイズの車を運転してる感覚となるのです

軽自動車なのに昔より大きく感じるのは・・ホイールベース延長の為なのです

 そこそこ酷く・・へこんでます

ダメージを見ると・・結構酷く凹んでます


凹み具合からすると・・縁石にでもぶつけたのかな?

早曲がり(ハンドルを早く切り過ぎる)の典型みたいですね


まだスライドドアは大した事はありませんが・・クオーターパネルは酷い状態です

これは引き出すのにも・・苦労しそうですね・・

 調色から始めます

取り敢えず調色から始めます

この車用の色の塗料が当社に在庫があるか?の確認を兼ねての調色です

パールホワイトでも8色程度の原色が必要なのですよ

 スライドドアから直します

筆者の修理方法は・・取り敢えずドアをもっともらしい形に修正して・・

そのスライドドアに合わせてクオーターパネルを修正してます


凹みを部分溶接して引き出す道具を使いました

 板金パテで細かい凹みを埋めます

鉄板の修正のみでは・・キレイな面には戻りません

なので多少なりともパテに頼る必要があります


そのパテにも種類がありまして・・硬い板金パテ・・成型用の中間パテ・・仕上げ用の薄ぬりパテがあります

基本的に大きな凹みは板金パテで埋めて・・細かい整形や面出しは中間パテ・・最後の巣穴埋めや傷埋め用に薄塗りパテを使います

写真は取り敢えずの・・板金パテを盛ってる場面ですね

 スライドドアを基準にクオーターパネルを引き出します

今回のダメージは見た目より酷くて・・手作業のみでは引き出せません

なので鉄板を溶接して・・それをフレーム修正用のクランプで掴み・・それを1.5トンのチェーンブロックで引っ張ります

チェーンブロックも手動で動かしますが・・油圧機器並みのパワーが出せるので・・ある意味手動ではありません???



フレーム修正機は・・この作業を能力10トン油圧機器で行うだけです

まあ・・車体の固定はもっとガッチリ行いますけどね



当然・・引っ張る角度も重要で・・変な角度で引っ張るとダメージが悪化します

ある程度車体を傾ける事で・・引き出し角度を作ってます

 クオーターパネルの鉄板が直りました

クオーターパネルの鉄板が概ね直りましたね

ここからパテで整形して・・サフェーサー仕上げを行います

 下地処理後に塗装します

スライドドア車の嫌な所は・・今回の様な作業でもスライドドアを外す必要が出る点です

スライドドアが邪魔で内側が塗れませんからね



スライドドアを外すには・・基本的にテールランプやリアバンパー・・スライドレールカバーなども外す必要があるので・・作業量が増えるので大変です


調色は最初に済ませてるので・・分解後に塗装していきます

 スライドドアも塗装します

今回・・スライドドアは単品で塗装します

その理由は・・スライドドアの裏側まで塗装する必要があったからです

 こんなキレイに直りました

塗装が終わったドアを組付けます

スライドドアとクオーターパネルを同時に塗装してないので・・若干の差異はあります

でも・・言われないと分からない程度なので・・ヨシ!なのです



より完璧を求めるなら・・内側や裏側を予め塗装して・・組付けてからの塗装となります

すると同時に塗れるのでパールの目も合います



しかし・・塗装の塗りキワも発生するので・・ドアを開けた際に見えてしまう欠点もでてしまうので・・欠点もあるのです

個人的には・・タイヤの高さまでの低い位置までなら・・今回の手法でOKだと思ってます

当然・・手間も減るので費用も減りますからね            SK

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