
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
0952-73-2411
佐賀県小城市三日月町石木166-1
「This is 最高にちょうどいいホンダ」でお馴染みのフリードです。
小さいボディーで多人数乗れる車・・・機能性で考えると究極の車です。
極論で言えば5人が移動出来る点ではフィットもセルシオ機能に差は無いですが。
6人移動したい時にはセルシオではフリードには絶対敵いませんから・・・。
過去にはアトレー7やドミンゴなどの軽バンベースのマイクロ7人乗りもありましたが。
現在は衝突安全規制で作れないジャンルになってしまいました。
そんな実際6人乗れるコンパクトカーの中でフリードは広くて優秀なのです。
実際は狭くて6人乗れないキューブキュービックやコルトプラス、ブーンルミナスなどを見てきた経験からすると大人がちゃんと6人乗れるフリードは優秀と言い切ってもOKです。
しかしフリードに6人乗るとバックドアのすぐ前に座る事になります。
なので今回のように追突されても乗員を守れるように非常に硬く作られてます。
もしセダンで同じ様に追突されたらトランクが大きく潰れて大破したように見えるでしょう。
・・・何が言いたいのか?というとフリードのダメージは見た目より酷いって事です。
バックドア下部が完全に潰れてバックドアが開きません。
ドアハンドルを握っても硬くて引けない状態です。
何とかしないと見積もりも出来ません。
この様な時にドアが開かない原因はいろいろあります。
●バックドアの施錠が解除されないので開かない
●バックドアが変形してバンパーなどに食い込んでる
●ロアロック自体やリンクが壊れてしまった
今回は最悪のバックドアのロックが潰されて壊れたバージョンです。
更にバックドアロックがドアの内側から入れて固定するタイプです。
バックドア自体が輪っか状になってロックを囲ってるので最悪です。
普通?だったら写真のように少しドアに穴を開ければ解除できますが・・・ドアロック自体が完全に破壊され食い込んでるので無理でした。
最後の手段でドアロック周辺の鉄板を完全に切り刻みロックとバックドアを分離します。
切り刻まれたバックドアを見て頂ければ大変さが分かって頂けると思います。
長い事 板金塗装をしてますが此処まで厄介なバックドアは初めてでした。
まあ・・・側面から突っ込まれて大きくめり込んだスライドドアよりマシですけどね。
あればマジヤバいっすよ!
バックパネルで受け止められなかったダメージがフロアまで到達したます。
交換するバックパネルはドアロック付近の鉄板なので、交換の為に外した際に奥側の床も修理します。
切り刻んで修理不可能なバックドアの新品が来ました。
バックドアのガラスは生きてるので移植予定です。
バックパネルの新品も到着しました。
防音?の為の発泡ウレタンが初めから付いてるので溶接時の火災には注意が必要ですね。
隅々まで塗装したいのでこの状態で仮塗装します。
骨格修理が終わりバックドアの仮合わせ状態です。
新品バンパーも問題無くキレイに装着できるかの確認の為に付けてみます。
溶接部分の錆止め処理を行い、防水処理をしたら塗装します。
完成したら見えない箇所も塗装しますよ。
新品バックドアも塗装しました。
磨いた後に車に装着します。
キレイに完成出来ました・・やったね!
それにしてもフリードもシエンタも人気ですね。
トヨタ・ホンダ以外のメーカーは、このジャンルの車種が無いので当然ですね。
6人家族は当然ですが5人家族でも快適に乗る為には必然的にこのジャンルになってしまいます
やっぱりヴォクシークラスは大きく感じるので・・・。
なので多人数コンパクトカーこそ電気自動車かもしれません。
エンジンありきのレイアウトだと現状の広さで限界でしょうが、電気モーターならエンジン(モーター)スペースを小さく出来るはずなので・・・。
一般的なハッチバック形状のリーフでは電気自動車の恩恵は小さいです。
電気自動車じゃなきゃ出来ないレイアウトの車こそブレイクスルーの鍵かもです。 SK
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