
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
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佐賀県小城市三日月町石木166-1
皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。
今回修理するのはトヨタbBの実質的後継車のカローラルミオンです。
名前の方はダイハツbB?に取られてしまいましたが・・・ルミオンはまじめな造りで好感が持てますね。
そんなルミオンの屋根が紫外線でボロボロになったしまいました。
ご相談の結果、今回は屋根のみをリフレッシュいたします。
改めてよーく見てみると・・・屋根中心部のクリア層はもう無くなってます。
理由は屋根の中心部の方が温度が上がるからです・・・何故?
それは屋根の中心部は内部に繋がる骨格が少ないので放熱性が悪いからです。
ドアに近い左右部分は内部に骨組みがあり、それに伝わり放熱するので温度上昇が緩いから比較的塗装も残ったと仮定できます。
ボンネットや屋根の両側面も劣化が始まってますが・・・費用面で今回は見送りです。
最初に両側のルーフモールとルーフアンテナを外します。
ルーフアンテナは配線が繋がる関係で内装をある程度分解する必要があります。
激安塗装業者はマスキングで済ますケースがありますが・・・。
ルーフアンテナを傷つけないように作業するのは難しく、アンテナ周辺の下地は手抜きになるケースに繋がります。
すると・・・ルーフアンテナ周辺の仕上がりが悪くなるので、外すのがベストです。
塗装を剥がす方法は2種類あります。
塗装剥離剤で溶かす方法とペーパーを当てて削り落とす方法です。
車体から外したボンネットなどは剥離剤が有効です。
しかし屋根はもしも剥離剤が流れてドアなどに付いてしまうと危険なので無理ですね。
なので地道にサンダーで古い塗装を削り落とします。
サンダーを当ててくと劣化して剥がさないといけない塗膜とそのままでも大丈夫な塗膜とが感覚で分かります。
剝がさないといけない塗膜はパリパリ剥がれるイメージで、大丈夫な塗膜は細かい粉になり削れ方が違います。
しかし・・・非常に時間が掛かります・・・ひでぶ!
さらに鉄板の温度が上がらない様に配慮しながらなので・・・。
削り終えたら下塗り塗装を行いますが・・・マスキングも大変です。
写真の様に本塗装並みのマスキングが必要になります。
下地塗装を行いました。
乾燥後にそのまま研ぎ出してツルツルな下地に整えるのも大変です。
研ぎ出し時にも車が汚れますがマスキングしたままなので安心です。
研ぎ出し後に時間を置いて隙間の水分を乾かします。
塗装時の空気圧で隙間から水分が出てきたら台無しですからね。
そしたら再びマスキングして本塗装の準備を行います。
調色済み塗料で塗装後に磨き工程を行います。
屋根の塗装にゴミが残ってると目立つので完全に取り去ります。
その後にツヤツヤになるまで磨き込みます。
屋根の中心部は体制的にキツイので・・・修行の様です。
この様に実際の塗装のみの時間は僅かで・・・殆どは下地処理の時間です。
最後にルーフアンテナとルーフモールなどを組み付けて完成です。
ルーフアンテナをマスキングで作業すると見た目が悪いので一目瞭然です。
今回はルーフアンテナを外してますのでバッチリ!です。
今回もキレイに仕上がりましたので・・・劣化の始まってるボンネットの追加依頼もお待ちしてますよ。
今後自動運転がいくら進化しようが屋根の塗装は無くならないでしょう、メーカーにしたら塗装仕上げが一番安上がりですからね。
素材色にしろカッティングシートにしろ紫外線には勝てないので、塗装でしょう。
最強?なのは全面ガラスルーフ位ですね、プリウスなどがソーラーパネル内蔵ガラスルーフをオプション設定してました。
しかし屋根に重たいガラスを載せるのは・・・操縦安定性的に設計者が嫌がるでしょう。
大幅なコスト増もありますし・・・車の屋根面積のソーラーパネルなんて大した発電量も期待できないので。
唯一怖いのは脱着交換可能の樹脂ルーフ位ですね。 SK
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