
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
0952-73-2411
佐賀県小城市三日月町石木166-1
皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。
今回は日産の世界戦略SUVがデュアリスです。
日本だとエクストレイルが人気だったので影が薄いデュアリスですが・・・欧州では日産車トップの販売台数を稼いでた優等生です。
基本コンポーネントはエクストレイルと共通ですが・・・クロカンスタイルのエクストレイルに比べてデュアリスはスポーツSUVコンセプトです。
実際の走りも当時の試乗記では非常に評価されてて・・・日本では通好みな一台でした。
下取り車は後期型の特別仕様車アーバンブラックレザーで18インチホイールが今時です。
走行距離も僅か5万キロ以下なので・・・程度は良いですね。
しかし・・・この写真では分からないですが・・ブラックの塗装に水垢が多いです。
ピカピカに磨いて復活させる予定です。
デュアリスが高い運動性と乗り心地で評論家の先生を唸らせた理由は・・・ザックス製のショックアブソーバーが付いてたからです。
ハイスピードコントロール ショックアブソーバーと呼ばれる物で減衰特性がとても優れてたみたいです。
しかし・・・このデュアリスに付いてるのはトキコ製です。
ですが・・残念に思わないでください。
ザックス製のショックアブソーバーは耐久性に難がありまして・・・更に補給部品のお値段も強気なプライスです。
それに比べてトキコ製はそこそこの性能が長持ちする良品です。
美味しい料理と同じで・・・知らなければチェーン店の味でも満足出来る物です。
デュアリスの特徴の一つに大型ガラスルーフがあります。
太陽の光をありがたがるイギリス人が好きそうな装備ですね。
最初デュアリスはイギリス生産でしたので・・・。
想像以上の大ヒットの結果・・・日本でも生産開始した経緯があります。
開閉ボタンを押すと電動で内装が後部に格納していきます。
板状の内装が器用に自動格納されていく様子は素晴らしいですね。
・・・ルーフガラスは固定なので開きません・・・真夏はご機嫌でしょうね・・・。
基本的に欧州仕様なので・・・カップホルダーは最小限です。
この位置のカップホルダーは手探りで飲み物を取るか・・・視線を移動させる必要があるので・・・位置的に良くは無いですね。
それに比べてフロントルームランプ近くにあるガラスルーフ内装開閉スイッチ位置は使いやすい位置ですが・・・ボタンを押し続ける必要があるので・・・大変です。
ドアガラスの様なオート開閉機構ぐらいは・・・欲しいですね。
肘掛けはセダンの様に・・・小物入れのふたと兼用タイプです。
シート位置によっては使いずらいので・・・好みでは無いですね。
肘掛けはやっぱりシート横で上下するタイプが一番です。
サイドミラーは・・・運転席から見ると・・・相当低く感じます。
ミラー面が隠れる訳では無いのですが・・・少々違和感を感じた部分ですね。
あと・・・助手席側ミラーはカメラ内蔵なので・・・高価ですよ。
助手席側限定カメラは法的規制の絡みもあって流行りましたが・・・毎日普通に車を使用してたら・・・使う(見る)機会はほぼ無くなるのがオチです。
なので・・・全周囲モニター以外のサイドカメラは・・・困りものなのです。
アーバンブラックレザーシート・・・特別仕様の装備ですね。
真夏にガラスルーフ内装を開けたまま駐車すると・・・黒いレザーシートは超熱そうですね
バイク乗りなら・・・炎天下のバイクシートの熱さから連想出来ると思います。
ガラスルーフはUVカットなので・・・バイク程では無いハズですが・・・バイクと同様に半ズボンは危険かもしれませんね。
(炎天下で熱くなったバイクに半ズボンで乗ると・・・太ももの裏を火傷します)
シートヒーターはついてますが・・・シートクーラー(ファン)は無いです。
夏でも涼しいイギリスなら無問題でしょうが・・・暑い日本では・・・レザーシートには冷却ファンが内蔵されて無いと・・・お尻や背中に汗をかきますよ。
デュアリスはデュアルエアコンですが・・・操作部や表示部は低めの位置です。
個人的には頻繁に操作するエアコンは・・・もう少し上かな?
ハンドルコラム奥に目隠し&ホコリ防止カバーが付いてました。
ここにホコリが溜まると・・・掃除が大変なので・・・助かります。
他のメーカーも見習ってほしい装備ですね。
車の説明は終わりまして・・・商品化の磨きを始めます。
一見・・キレイそうに見える下取り車も・・・良く見れば細かい傷が多いです。
普通に使用してれば仕方の無い傷は査定にも響かないので・・・ご安心ください。
しかし・・・現場は傷磨き作業が必要です。
出来る限りキレイな中古車をご提供したいですからね。
この様な・・・ドアハンドル廻りの小傷は・・・コンパウンドをウエスに付けて・・・ひたすら磨くだけです。
奥まった位置は磨き難いですが・・・地味に頑張るしかありません。
水洗いしてホコリや砂を落としてから・・・ポリッシャーでボディーを磨きます。
ビフォーアフターで・・・ぜんぜん違いますね。
最初は粗いコンパウンドで汚れを磨き落とします・・・いきなり細かいコンパウンドでは頑固な水垢は落ちません。
次は・・その粗いコンパウンド磨き傷を細かいコンパウンドで消していきます。
最後にオーロラマーク(ギラギラ)を消す為に極微粒子コンパウンドをダブルアクションポリッシャーで磨きます。
最後に・・・艶出し剤で全体をコーティングして完成です。
キレイな中古車の裏には・・・頑張って磨いてる作業者が居るのです。
仕上げに・・・高圧洗浄機で隙間に入ったコンパウンドカスを吹き飛ばします。
エンジンルーム内やドアの隙間などは・・・丁寧に雑巾がけしかありません。
そして最終水洗いをします。
拭きあげたら・・・タイヤワックスでタイヤをツヤツヤにして完成です。
どうですか・・見違えるほどキレイな中古車になりましたよ。
現実的に・・・未使用車以外・・・傷や凹みの全く無い下取り車などありません。
何かしら板金塗装や磨きが必要なのです。
しかし・・・手を加えると・・・どうしても小売り価格に影響します。
中古車が割高に感じるのは・・・この様な手直し費用が乗る為です。
だからと言って手直ししないと・・・やっぱり売れにくい中古車になってしまうのです。
でも・・・大きな凹みを直すと・・・残った小さな傷が目立って来るのです。
どこまで手直しして展示する?その辺の匙加減も難しい点なのです。 SK
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