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#ピンクのタント 塗装体験? 塗装経過をお見せ致します

 さあ!塗装のお時間ですよ

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。

今回は他の板金塗装事例で「塗装しました」の一文で終わってる
塗装の工程を詳細にお伝え致します。

車種はピンクのタント・・・カラーコードはT22です。

染まりが悪く・・・ムラになりやすい難しい色ですね。

ダメージ自体は傷と軽い凹み程度です。

貴方もスプレーマン気分になってご覧ください。

 カラーベース1回目・2回目

マスキング後に脱脂と静電気除去を行います。

それでは早速塗装開始です。

塗装1回目は・・・捨て吹きです。

軽く薄く塗料をスプレーします。

捨て吹きは塗料の弾きを防ぐのが狙いです。

いきなり厚く塗装すると・・・取り切れなかった油分で塗料が
定着せず・・ピンホールが出来てしまいます。


暫く置いてから・・・2回目をスプレーします。

2回目からは下地塗装を隠す様に色を付けていきます。

 カラーベース3回目・4回目

3回目程度では・・・なかなか隠蔽出来ませんね。

このピンクは銀色の中に赤と黄色が混ざってます。

しかし・・・隠ぺい力に効く白と黒は微量なので・・・
染まりが悪いのです。

4回目で・・・結構色が付いてきましたね。

これでも・・・正面から見ると・・・下地は見えないのです。

わざと・・・下地が見える斜め上からチェックしないと・・・
染まってない・・・最悪の事例となってしまいます。

 カラーベース5回目・6回目

カラーベース5回目でもまだまだ・・です。

毎回・・・一度スプレーしたら・・・インターバルを取ります。

6回目で・・・ほぼ隠ぺいできましたね。

 カラーベース7回目・広範囲のボカシ塗装

6回目の塗装で色は付いたので・・・。

7回目は範囲を広げて周囲と違和感が出ない様に塗装します。

最後は・・・薄めた塗料を更に広範囲に塗装します。

この様に徐々に塗装範囲を広げないと・・・違和感が出るのです。


これでピンクのカラーベース塗装は終了です。

次はクリア塗装ですが・・・十分なインターバルが必要です。

生乾きで・・あせってクリア塗装してしまうと・・ムラムラになります。

クリア塗装がカラーベースを侵してしまうからです。

 クリア塗装1回目

クリア塗装の1回目も・・・薄く捨て吹きします。

いきなり厚く塗装すると・・・カラーベースを侵してしまいます。

極軽く・・・膜を張る感覚です。

それでも・・・カラーベースを塗装してないフェンダー先端などは
艶が出始めてますね。

 クリア塗装2回目

インターバル後・・・2回目のクリア塗装です。

カラーベース塗装部分と非塗装部とで艶を同調させる様に塗装します。

カラーベース塗装部は・・・艶が出にくいからです。

これで・・・そこそこの艶で統一出来ました。

 クリア塗装の仕上げ

いよいよ緊張の最終塗装です。

斜めから塗装肌を観察しつつ・・・艶を出していきます。

この工程が仕上がりを決めるので・・・気合が必要です。

びびって塗装すると・・・ガサガサに・・・。

調子こいて塗装すると・・・垂れてきます。


最後に後部のボカシ際をなじませる液を吹き付けます。

生乾き中に・・・カットラインのマスキングテープを剥がします。

インターバルを経て・・・ブースの熱風乾燥で固めます。

その後・・・更に遠赤外線で内部も硬くします。

一晩置いたら・・・磨きを入れて塗装完成です。

どうですか?意外と手間が掛かってますよね・・・。


塗装はやり直しの効かない一発勝負の難しさがあります。

貴方は・・・それでもDIYで頑張りますか?     SK


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