サブページメイン画像

  • HOME
  • 板金塗装
  • #70系ノア・ヴォクシー バックドアの交換方法・スポイラーの外し方

#70系ノア・ヴォクシーのバックドアを交換してみたよ

 70系ヴォクシーのバックドアを交換します

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。

今回は70系ヴォクシーのバックドアを交換します。


先代の60系ヴォクシーから前輪駆動になりまして・・
70系ヴォクシーは、60の熟成版と言えますね。

次の80系は低床化してしまったので・・70系の
視界の良さが減ったのが残念です。

そう考えると・・敢えて70系を選ぶ理由もあるのです。


2022年に90系もデビューしましたね。

形的には・・80系のマイナーチェンジ版みたいですね。

まあ・・今どき珍しい国内を重視したモデルなので・・。

間違いなく・・90系もヒットする事でしょう。


内張りを外していきましょう

本来はここから外し始めます、が・・

 内装から始めます

バックドアの内装は・・ナンバー灯の交換作業でも
外す必要があるので・・頻度は高いです。

内装に・・電球交換用のサービスホールは有りませんから。

いくら電球の持ちがよくなったからと言って・・

電球ごときで内装を全部分解する必要がある構造は?ですね。


内装を分解する順番は・・上部のカバーからですが・・・。

非常に硬くて・・外れないケースが殆どです。

そんな時は・・・。

この部分が狙い目です

まとめて・・外れます

 狙い目は・・ここです

左右のつなぎ目か狙い目です。

この部分の勘合は・・緩いですからね。

何度も分解された内装は・・この部分が浮いて・・
完全にハマらない個体が多いです。

側面の内装が外れれば・・上部の内装も同時に外れ
るケースが多いです。

クリップとグリップ(笑)を外します

無理には・・ひっぱりません

 電球交換時にも必要な作業です

クリップは引き抜くだけです。

グリップは周辺を指で軽く変形させれば・・爪が外れます。

このグリップは内装を貫通してるので、外す必要があります。


あとは・・下部の大型内装を剥がすだけです。

基本・・引っ張るだけですが・・クリップが硬い車は
無理に引っ張ると・・最悪内装が大きく曲がり・・壊れます。

硬い場合は・・隙間からマイナスドライバーで固定を解除
するのがオススメです。

クリップを5個も外せば・・剥がしやすいハズです。

クリップとナットで固定されてます

オープンスイッチごと外れます

 ガーニッシュを外します

お次はメッキガーニッシュを攻めます。

固定されてるナットは全て外します。

電動ドアオープナースイッチのナットもですよ。

あとは・・緑のクリップをペンチで掴んで・・爪を
解除しながら・・押し込みます。


建前は・・緑のクリップと両端のスポンジシールは
再使用不可部品と指定されてます。

70系ヴォクシーのバックドアの内側には・・防水
ビニールは無いので・・水漏れは怖いですよ。

特に・・雨の日に長時間バックドアを開けたまま・・
にすると・・ナンバー周辺に水が溜まり・・・。

今回分解した部分から・・雨漏れします。


なので・・上記の様な使い方をする方は・・・
部品交換がオススメです。

外回しハーネスは楽ちんですね

全ての接続を外します

 ワイヤーハーネスを外します

ドアの内部空洞に通すタイプのドアは大変
ですが・・70系はラクチンです。

何せ・・内装を外せば・・ハーネスが全て見える
ので・・固定爪を解除していくだけです。


思い出せば・・100系ハイエースワゴンの
スーパーカスタムリミテッドのハーネスは・・・。

初期型より・・年々太くなり・・最終型は・・そりゃあ
ハーネス通しに苦労したものです。

それに比べたら・・今は天国ですね。



ドアを支える自立棒は便利ですよ

必ず傷付き対策を!

 ドアを外す準備は・・周到に

ドアを支えれる自立タイプの支え棒があれば・・

2人で安全にドアが外せれます。

当社の自立棒(1柱)もお手製です。


バックドアとクオーターパネルの隙間は狭いので・・

ボルトを外すと・・接触する可能性があります。

布テープ1枚でも・・必ず貼るべきです。

アブソーバーを外します

ドアが外れましたね

 アブソーバーとヒンジボルトで外れます

自立棒は少し高めに設置するのがコツです。

そうしないと・・アブソーバーを外した際に・・・
ドアが少し下がる感じになり・・危険です。

最悪・・アブソーバー上部の鉄部分で・・ドアに
傷が付きますよ。


アブソーバーを外したら・・ヒンジボルトを
外すだけで・・ドアが外れます。

ボルトを外します

水平方向に衝撃を与えます

 ルーフスポイラーを外します

ルーフスポイラーは・・もちろんドアが付いてる
状態でも外れますが・・・。

ドアを外した後の方が・・外し易いですよ。


両端のボルトを外したら・・・。

写真の様に・・衝撃を与えれば・・外れます。

今回のルーフスポイラーには両面テープは使用されて
いませんでした。


注意点は・・ルーフスポイラーが外れた衝撃で・・・
落とさない様に気をつける点です。

出来れば・・2人で両側からの同時責めがベストです。

 逆の手順で・・組付けもOKです

これで・・概ね完了ですね。

残りの小物は・・・説明不要な程に簡単なので。

実作業では・・塗装した新品ドアを付けましたよ。


組付け時は・・逆の手順でOKですね。


非常に作業性の良い優秀なドアですね。

この作業性の良さが・・シェアー50%の秘訣です。


例えば・・「セレナとヴォクシー・・どちらを買うか
迷ってるのだけど・・」との相談があったとします。

私なら・・0.2秒でヴォクシーをオススメします。

だって・・整備性が良いから・・です。


まあ・・表立ってはリセールバリューが良いとか・・
適当な理由を付けますけどね・・・。

だって・・購入後に整備や修理するのは・・私ですからね。

車屋なら・・作業性の悪い車は売りたくないですから・・。

作業性が悪いから・・工賃が上がる訳でも無いので・・。

ぶっちゃけた・・車屋さんの本音です。


その積み重ねが・・現在の販売台数に現れるのです。


はい・・ディーラー以外のメカニックにプッシュして
欲しかったら・・整備性の向上が肝ですよ。    SK


次の記事#バックドア建付け調整法 板金初心者必見です!
前の記事#50カムリHV 左フェンダーを当てたら走行不能!脆弱です

その他のコンテンツもお楽しみください

  面白ページ(筆者の自己満足かも?)が盛りだくさん!ご覧ください。
広告を入れてない・・から・・好き放題に書きますよ!

ご意見・ご要望は・・お電話で直接どうぞ・・

現在のアクセス数2025年6月末現在  4172040アクセス

整備工場ホームページランキング 全国2位(1104社中)シナジーデザイン株式会社調べ


以下は・・バックナンバーです

板金塗装の他のページ

お電話
お問合せ
お見積り