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#日産モコ 塗装の色褪せ・・どうする? メケメケ塗装復活

 色褪せた・・日産モコ

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。

屋外で使用する自動車は・・どうしても太陽光に晒されます。

すると・・紫外線などで、どうしても・・塗装が傷みます。

でもコレばっかりは・・仕方ない事なのです。


自動車塗装の目的の一つに・・鉄板の保護があります。

塗装が犠牲になって・・肝心な鉄板を守ってるのです。

もしも・・塗装が無かったら・・鉄板など1年も持たないで
・・穴が開くでしょう。


なので・・屋根の塗装が傷んだままの状態は・・屋根の鉄板
の危機なのです!

そうです!見た目だけの問題では無いのです。


一旦・・鉄板が錆びてしまうと・・錆の根っこが残り・・塗装
しても時間と共に・・塗装の内側から錆が繁殖して・・手が付
けられなくなります。

そうならない為にも・・早めの塗り直しが必要なのです。


自宅の屋根塗装も・・10年から15年おきに塗装する必要があ
りますよね・・。

自動車も・・例外では無いのです。

クリアが剥げて・・模様があります

屋根の塗装もメケメケです

 現状を確認します

軽自動車の塗装は・・鉄板の上に下地塗装、青や赤
などの色、透明塗料と重ねてあります。


そこそこの普通車は・・鉄板自体にメッキが追加され
・・より錆に強くなってます。

なので・・メッキ層の無い軽自動車は・・普通車より
も錆に弱いのが現実です。


電気装備は・・普通車と遜色無い軽自動車ですが・・
基本の鉄板自体が・・チープな素材です。

なので・・軽自動車こそ・・塗装のコンディションが
重要なのです。


現状は・・クリア層とカラー層が部分的に突破されてて
・・一部は下地が見えてる状態です。

エヴァンゲリオンで使徒にどんどん基地のフロアが突破
されてるイメージですね(笑)

で・・ギリギリで踏みとどまってるのが・・現状です。

隙間には・・大量のゴミが・・

高圧洗浄機で吹き飛ばします

 作業準備

取り敢えず・・準備作業から始めます。

まず・・屋根の両サイドにある・・黒いモールを外します。

これは・・屋根と側面のつなぎ目を隠す・・部品です。

高級セダンなどは・・溶接跡をキレイに消して・・段差の
無い車種もありますが・・。

大衆車は・・モールで隠すのが普通です。


モールを外してみると・・こんなん・・出ました(古い)

大した物は出てきません・・出て来るのはゴミだけです。

はい・・塗装の大敵・・ゴミです。


高圧洗浄機で・・洗いながら吹き飛ばします。

ガラス周辺のゴム内部からも・・沢山出ます・・。

すると・・ボディーがゴミだらけに・・なります。

なので・・全体を洗車する必要があります。


隙間に入った水分の乾燥に時間が・・意外と掛かるので
・・最初に隙間の掃除が必要なのです。

この様な・・段取りも・・全体の工期短縮や品質向上に関
わってくるので・・重要なのです。

色合わせも・・困難です

スケルトンを準備します

 調色作業

ボデーの乾燥中に・・調色を行います。

今回は・・ボンネットと屋根の塗装のみで・・フロント
フェンダーの塗装は行いません。

一応・・オススメはしたのですが・・予算の都合で・・
今回は無しです。


なので・・色褪せたフロントフェンダーに出来るだけ合
わせた調色が必要になります。

やっぱし・・本来の水色とは・・かけ離れた色ですね。


本来は・・鮮やかな水色なのですが・・白っぽい・・
メタリックが目立った水色になってます。

本来のレシピから・・白と銀を大幅に増やして・・出来
るだけ近い色を目指します。



結果は・・自己採点で60点ですが・・限界ですね・・。



ウイスキーでは無いですが・・長い時間でしか・・作れ
ない物もあるのです。

ブレンドウイスキーだって・・混ぜ物で・・響30年の
味が作れたら・・その商品は存在しないハズなので。


負け惜しみも含みますが・・色褪せた色の調色なんて
・・そんな物なのです。

ボンネットを外しました

マスキングを行います

 ボンネットの作業開始

ボンネットと屋根・・無理矢理、優先順位を付けるなら
・・ボンネットが優先です。

なので・・一番目立つ・・ボンネットは・・最高の仕上
がりにする必要があります。


車体からボンネットを外し・・塗装剥離剤「スケルトン」
で・・完全に塗装を剥がし・・1からやり直します。

裏側に剥離剤が付着しない為・・と・・ギリギリ隅まで剥
離剤を使う為に・・マスキングを行います。

剥離剤の塗布・・1回目

剝離剤の塗布・・2回目

 剥離剤で・・塗料を溶かします

剥離剤は強力ですが・・自動車純正塗装も強力です。

塗装が劣化してるのに・・剥離剤1回では・・無理です。

1回では・・何とかクリア層が溶ける程度です。


ヘラで・・剥離した塗装を取り除いて・・再び剥離剤を
塗ります。

2回目で・・下地が見えて来ますね。

部分的に・・3回目・4回目と進めます。

周辺を残して・・剥がせました

サンダーで仕上げます

 下地の仕上げ

そこそこ進んだら・・水を掛けて・・中和させます。

この工程があるので・・屋根に剥離剤は使いにくい
のです。


まだ・・周辺と・・ポツポツと各部に残ってます。

周辺はマスキングしてるので当然ですが。

鉄板に細かい傷がある箇所は・・剥がれにくいからです。


最後の仕上げは・・サンダーでペーパー掛けです。

剥離剤で99%剥がれてるので・・細かい目のペーパーが
使えるメリットが大きく・・仕上がりが良いです。

 スッピンのボンネットです

ジャジャーン!これがスッピンボンネットです。

正に・・鉄・・むき出しの状態です。


空気中の水分で・・すぐに錆が発生しかねないので・・。

速攻で下塗り塗装を行います。

白い下塗り塗装を使いました

厳重なマスキングが必要です

 塗装工程です

下塗り塗装後・・研ぎだして・・調色した塗料
で塗装です。

屋根の方も・・同僚の職人がバッチリ仕上げてます。


ちゃんと・・ラジオアンテナも外しての塗装ですね。


ラジオアンテナを外すか・・マスキングで誤魔化すか
・・の違いは・・以外に大きいです。

そのマスキング跡から・・綻びが生じるのです。

 キレイになりましたね

今回塗装した箇所は・・流石にピカピカですね。

周辺の色褪せ部とのギャップは・・ご了承ください。

完全な仕上がりを目指すと・・傷やへこみ箇所もある
ので・・マジで全体塗装になります。

なので・・現実的には・・どこかで線引きする必要が
出てきてしまうのです。



塗装範囲が増えると・・同じような中古車が買える?
なんて話も考えてしまうでしょうが・・。



現在の車の調子が良いなら・・代替えより・・塗装の
方がお勧めです。

代替えした中古車が・・現在の車程のコンディション
であるかは・・分からないからです。

何か・・致命的な故障を隠し持ってるかも・・しれません。


いくら・・中古車屋さんが面倒を見てくれても・・あくま
で保証期間内の修理費用だけです。

出先の故障で困るのは・・貴方で・・その苦労は・・保証
外なので・・。


それより・・現状で・・調子の良い車の方が・・安心感は
高い・・との理論です。


なので・・塗装費用が高額だから・・といって・・同じよ
うな年式の中古車に代替えするのはリスクが高いと言える
のです。

特に2022年現在は・・中古車も高額化してるので・・
愛車を塗装して・・長く乗るのが・・結局お得なのです。

マジで・・半導体ショック後は・・異常です。   SK



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