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キャリートラック 側面につっこまれて大ダメージ 手抜きナシです

 車に突っ込まれた!

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。

農家のお客様のキャリートラックに車が突っ込みました!

幸い・・無人だったので怪我はありませんでしたが・・車は酷いです。

特にリアピラーの下部が酷いですね・・ドアは反動で戻ってますが・・ベコベコです。

更にステップや側面のあおりまで・・変形してます。

 ピラーが・・ぐちゃぐちゃ・・です

今回はリアピラーの外側パネルを交換します。

ドアとあおりも・・新品交換になります。

今回は被害事故なので・・出来るだけキレイにしてあげたい・・です。

仮に・・自損事故なら・・費用対効果を最大にするために・・いろいろ考える必要があります。


修理や中古部品・・なのですが・・軽トラック新品部品は・・意外と安いです。

なので・・中古部品の旨味・・は少ないのが現状です。

 サイドバイザーは再使用

先ずは・・分解からです。

個人的に・・再使用のサイドバイザーから・・作業を始めるのが・・ルーティンです。

ヘラで剥がして・・両面テープをキレイに剥がし・・新たに両面テープを貼っておきます。


すると・・取り付けまで時間が取れるので・・少なくともバイザー側の接着強度はMAXに出来ます・・。

また・・安全な場所に保管できるので・・ドアに付けたままより・・破損のリスクが減るのです。

そんな理由から・・最初にサイドバイザーの作業を行ってます。


 新品ドアを仮に取り付けます

前廻りを分解後・・新品ドアを取り付けます。

今回交換するリアピラーとの位置関係もありますので・・。

新品ドアを経由して・・フロントピラーとリアピラーの相対位置のバランスを取るのです。


溶接部品のピラーを元の位置に取り付けても・・ドアと段差があったら意味が無いですから・・。

 調色からの・・修正完了

外したドアを利用して・・調色を行います。

溶接部品のリアピラーの交換も終わった様です。

荷台下の・・足を引っかける部分が・・ピラー交換時に邪魔になったのが・・思い出です・・。

なにも・・パネルの中間にサンドイッチしなくても・・ですね。

 泥汚れは・・塗装の天敵です

修正が終わったタイミングで・・塗装の為の清掃を行います。

何せ農家の軽トラなので・・泥だらけです。

写真は荷台上側の清掃風景ですが・・荷台の裏側(下側)に付着した泥も吹き飛ばしてます。

泥があると・・マスキングテープが付かない・・塗装時の風で砂粒が舞う・・などのデメリットが大き過ぎます。

なので・・塗装範囲よりも・・遥かに大きく清掃する必要があります。


傾向的に・・上手な塗装屋さん程・・事前の清掃を重視してますね。

下手糞は・・最低限の場所だけ清掃して・・塗装に砂粒が・・めり込んでたりしてます。

正直・・お金にならない作業なので・・省きたい気持ちも分かりますが・・。

その「面倒」の積み重ねで・・差が出る物です・・塗装は・・。

 新品部品を塗装します

軽トラックの部品塗装は・・意外と厄介です。


荷台のあおりは・・奥まった箇所が塗り難く・・コーキング距離も長いです。


ドアは・・内装が小さいので・・内側の塗装も丸見えです。

座席に座ると・・常に見えますからね。


正直・・内装で殆ど隠れる乗用車のドアは・・それ程塗装精度は求められません。

軽トラックは逆に・・裏側も表と同様の・・ハイレベルな仕上がりを求められますから・・。

塗装屋さん的には・・軽トラックのドアの方が・・厄介なのです。

 溶接パネルのつなぎ目を消します

交換した溶接パネルのつなぎ目をパテで消していきます。

基準の高さから0.5ミリ程・・高くパテを仕上げます。

もちろん両端は、滑らかにソフトランディングしてるので・・見抜けませんよ。


そのためには・・パネル同士の段差をゼロに溶接する必要があります。

なので・・交換するパネルは広めに切って・・ダメージが無い部分で・・つなぎ合わせる必要があります。

だから・・ここまで大きく交換してるのです。


パテが終わったら・・下塗り塗装を行います。

スポット溶接個所も・・ちゃんと下塗りしますよ。

 塗装工程

今回の軽トラックの塗装は・・単品塗装で行いました。

隣接する・・ピラーの面積が小さいので・・単品塗装でも・・一体塗装でも違いが出にくいからです。

メリットは・・ピラーの塗装面につなぎ目が出ない事です。

ドアを開けても・・ざらついた部分がありません。

 完成です

脱着のみのフロントバンパーを除き・・左側面は新車・・ですね。

タイヤにも接触してたので・・トーイン調整後・・試運転で確認済みです。

まあ・・今回のトーイン異常は・・事故と関係が無いかもしれませんが・・万が一を防ぎたいですからね。


最後は・・鬼の室内清掃です・・・。

リアル農家の作業車なので・・室内も泥汚れが酷いです。

田んぼの泥って・・濡れ雑巾で拭いても・・取れません!

取れた様に見えても・・乾いたら・・茶色の泥の跡が再び浮き上がってきます・・・。


本気のルームクリーニングなら・・各樹脂内装を外し・・高圧洗浄機でしつこく洗う必要があるほど・・です。

でも今回は・・規定の時間内で出来るだけキレイにするだけです。

マジで・・キリがありませんので・・。


そのなかでも・・フロントの窓ガラスと・・メーター廻りは重点的に行います。

同じ時間を掛けた室内清掃でも・・目立つポイントを重点的に攻める事で・・よりキレイに見えるのです。

・・・こさかしい・・と言わないでね・・・。        SK


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