
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
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佐賀県小城市三日月町石木166-1
皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。
今回は・・ドアのクッションゴム再使用時のコツを紹介します。
昔のクッションゴムは・・根元まで全てがゴム製だったので・・問題無く再使用が可能でした。
しかし・・最近の樹脂ベースのクッションゴムは・・再使用時にユルユルになりがちです。
ゴムと言えども・・開けた瞬間に落下したら・・残念ですからね。
しかし・・こんな小さなゴムのくせに・・意外とお値段が高いです。
お客様に請求出来れば良いのですが・・実際は困難なのが現状だと思います。
でも・・今回のテクニックで・・結構しっかり復活しますよ。
樹脂ベースのクッションゴムは・・爪で固定されてます。
なので・・ロック周辺のゴムなら・・裏から爪を解除すればよいのですが・・。
ドアの下側ゴムは・・鉄板を切り裂かない限り・・爪の解除は不可能です。
なので・・現実的にクリップ外しで・・こじるのが現状でしょう。
すると・・・。
この様に・・樹脂部分が潰れて・・ユルユルになり・・固定が甘くなります。
今回は・・こんな状態のクッションゴムを・・再生します。
先ずは・・マイナスドライバーで押し広げて・・丸い形を復活させます。
この状態では・・取り付けても・・まだ緩い状態です。
樹脂部分の断面が・・平らではないので・・爪の高さが左右であって無いのが・・原因です。
それを直す・・最後の・・仕上げが効くのです!
仕上げは・・平らな地面などに・・力いっぱい押し付ける事です。
はい・・ただ・・これだけです。
押し付ける事によって・・断面が平らになりました。
これで・・2か所の爪の高さが合うので・・パチッとハマる様になるのです。
はい・・問題無くキレイに再使用出来ました。
新品程ではありませんが・・ガタも最小限で・・問題はありません。
ちなみに・・今回復活させたような・・クッションゴムは・・車体と接触しないのが前提です。
勢い良くドアを閉めた時や・・ドアを押された時に・・ドアと車体が接触するのを防ぐのが目的です。
なので・・クッションゴムがユルユルだと・・走行中のカタカタ音の原因になる可能性があります。
なので・・最悪・・爪の部分にブチルゴムを付けて・・カタカタを抑える必要があります。
意外と・・神経質な部品なのです。
ちなみに・・ゴムにネジが切ってある・・調整タイプのクッションゴムは・・車体と密着するのが前提です。
ドアの高さと・・閉まり具合のバランスを取りながら・・微調整が必要になります。
このタイプのクッションゴムを下手にいじると・・異音が出たり・・ドアの閉まりが悪くなったりします。
ドア調整の理論を確立してるエンジニア以外は・・調整は困難ですよ。
まあ・・細かい事を気にしなければ・・問題有りませんけどね。 SK
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