サブページメイン画像

  • HOME
  • 板金塗装
  • スバルフォレスター塗装 メタリックレッドを極めたい

スバルフォレスター塗装 メタリックレッドを極めたい

 スバルのドル箱・・フォレスター

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。

皆さん・・スバルの車と言えば・・何を思い浮かべますか?

インプレッサ?レガシィ?BRZ?レボーグ?・・プレオ??が有名ですが・・。

実際の台数と利益を稼いでる大黒柱は・・このフォレスターです。


スバルと言えば4WD・・4WDと言えば・・SUVですから・・ド、ストライクな車種だからです。

ボンネットが見えて・・予想以上に見切りが良く・・運転し易く・・価格も比較的安めです。

水平方向エンジンは低重心で・・車高が高くても・・ライバルより低重心で安定してます。

最低地上高も高く・・全車4WDなので・・雪国の愛車としては・・最適な1台ですね。

もちろん・・大雨が多い佐賀でも・・頼れる1台です。


SUV選びで迷ったら・・フォレスターは鉄板なのでオススメ出来ます。

まあ・・実際の燃費は・・ライバルに負けますけどね。

 ダメージ自体は軽微ですが・・塗装が難しいです

そんなタフなフォレスターには・・傷や汚れも似合いますが・・。

それはあくまでもイメージで・・傷から錆に発展すると・・リアル強度が落ちて・・タフで無くなってしまいます。

なので・・速やかに修理する・・必要があります。

 2段階で・・調色します

この様な鮮やかな・・メタリックレッドは塗装難易度が高いです。

何が難しいか?は・・サフェーサーなどの下地を・・隠すのが困難だからです。

鮮やかな赤色は・・まるで赤セロファンみたいで・・透けて見えるのです。

故に・・何回塗り重ねても・・下地が残るのです。


なので・・白や黒の様に3回も塗れば隠れる色より・・手間と技術が必要です。


基本は・・下地を隠すオレンジを塗装してから・・メタリックレッドを塗装して・・最後に透明塗料で仕上げます。

パールホワイトと同じ3回塗りですが・・パールホワイトの白は隠ぺい力が高いのが・・大きな違いです。

 分解を進めます

分解も進めます。

ドア下部の樹脂モールは・・クリップも付いてますが・・両面テープで固定されてます。

流石に・・両面テープの境界線をマスキングすると・・クッキリ跡が残ります。

なので・・外して・・塗装するのが正解です。


しかし・・水切りモールは費用面もあり・・今回はマスキングです。

窓ガラスの水切りモールは・・ボデーと微妙に隙間が開いてるのが・・違いです。

プロの目線で・・費用対効果が最大になるように・・ご提案いたします。


リアバンパーにも傷があるので・・外して塗装します。

 パテからの・・カラーサフェーサー

凹みをパテで仕上げて・・サフェーサー仕上げを行います。

サフェーサーは・・新製品の調色が可能なサフェーサーを使用します。

白いサフェーサーに専用カラーを混ぜて・・作りますが・・カラーの配合限界があるので・・・。

赤くは出来なく・・ピンク色が限界です。

まあ・・黒サフェーサーを混ぜれば・・もう少し近くなるかもしれません。


はい・・今後の・・要・・研究課題ですね。

 バンパーも同様に・・塗装します

外したバンパーは・・洗浄から始まります。

表は当然ですが・・裏側の砂も・・完全に洗い落とします。

砂が残ると・・塗装時に・・何故か表側に付着します・・・これは静電気の影響です。


裏側の砂やホコリが落ちると・・同時に静電気に吸い寄せられて・・表側に付着するのです。

正に・・奇跡的なのです。


リアバンパーの傷は・・カドだけですが・・全体的にキレイにします。

あくまでも・・サービスの範疇なので・・期待はしないでください。

 ドアも・・分解します

ドアハンドルやドアミラーを外します。

予想以上に整備性が良く・・好感度が上がりました。


スバル・・良くなりましたね。

 塗装前準備を行います

細かい傷やピンホールを埋める・・水色のパテを入れた所です。

その後は・・水研ぎで最終仕上げを行います。

水色なのは・・パテの残り具合が見易い色・・だからです。

99%・・研ぎ落とすので・・水色は影響しませんよ。


バンパーは・・下半分が素材むき出しです。

当然・・マスキングして塗装するのですが・・ここでコツがあります。


境界線から5ミリ程・・外側でマスキングをおこないます。

そして最後に・・境界線にマスキングテープを貼ります。

そうすれば・・塗装後の生乾き時に・・安全にテープを剥がせれます。


完全に乾いた後に剥がすと・・最悪・・塗装面の塗料まで同時に剥がれる恐れがあります。

逆に早い過ぎると・・溶けたチーズみたいな糸が発生するので・・危険です。

表面のみ・・軽く乾いた時が・・テープを剥がすベストタイミングです。


もしも忘れて・・乾いてしまったら・・電気ヒーターで温めてから剥がすと・・比較的安全です。

 オレンジからの・・赤です

ピンクのサフェーサーを隠す為に・・濁ったオレンジを塗装します。

そのオレンジも・・ボカす様に・・フェードアウト塗装を行います。

このオレンジですら・・くっきり塗分けると・・透けてしまいますから・・。


オレンジが乾いたら・・メタリックレッドを塗装していきます。

しかし・・2回や3回塗装では・・オレンジ部分は隠れません。

結局・・10回近く・・薄塗りを行って・・ようやく隠せれました。


メタリックレッドが乾いたら・・透明塗料で仕上げます。


しかし・・こうも塗り重ねが多いと・・塗装肌が荒れますね・・。
(塗装を近くで見ると・・細かい凸凹がある・・状態です)

正直・・最終塗装直後も・・ツルツルにはなりません・・。
(まあ・・筆者の実力不足な面も大きいのですが・・)


まあ・・それも見越して・・クリア塗料は厚めに塗装してます。

乾燥後に・・ペーパーで削り・・平らにしてから・・磨く事で・・リカバリーは可能です。

塗膜厚さは・・計算して確保してますので・・ご安心ください。



全く・・染まらない色は・・ホント・・大変です。

 美しいメタリックレッドに・・塗れました

超細かいペーパーで・・研いで研いで・・また研いで・・。

電動ポリッシャーで磨いて磨いて・・また磨きます。

粗いコンパウンドで目途を立てたら・・細かいコンパウンドで艶を出していきます。

最後に・・簡易コーティング剤を塗布して・・磨き工程終了です。


コンパウンドカスを落としてから・・組み上げて完成です。

苦労の甲斐があって・・満足な仕上がりになりました。




塗装費用は・・低隠ぺい性指数・・がありまして・・隠ぺい性の良い濁った色より・・割高です。

この指数は・・保険修理でも適用されてるので・・仕方ないです。


なので・・赤色にこだわりが無ければ・・赤色は選ばない方が・・無難ですよ。

色の中でも・・白の入った様な・・濁った色なら・・大丈夫です。

例えば・・水色だったり・・山吹色・・みたいな色です。


購入時は「この色は補修塗装時の金額が高いですよ」・・とは教えてくれませんから。

(サービスのフロントマンに聞けば・・教えてくれますよ)

有料オプションカラーだからって・・補修時には高く無い色も存在します。

また・・通常料金の色でも・・補修時は高額になる・・色もあります。


例えば・・スズキの紫は有料色ですが・・補修時は通常価格です。

逆に今回の様なメタリックレッドは・・新車注文時は通常価格ですが・・補修塗装時は割高です。


まあ・・購入時に・・補修塗装の金額なんて・・普通は考えませんでしょうけどね。

仮に・・複数の候補があったら・・濁った色が・・無難ですよ。     SK


次の記事スイフト ロッカー修理 早曲がりの代償は・・大きかったです
前の記事エブリィバン 被害事故ならバックドアは交換でしょう   

その他のコンテンツもお楽しみください

  面白ページ(筆者の自己満足かも?)が盛りだくさん!ご覧ください。
広告を入れてない・・から・・好き放題に書きますよ!

ご意見・ご要望は・・お電話で直接どうぞ・・

現在のアクセス数2025年4月末現在  4030626アクセス

整備工場ホームページランキング 全国2位(1096社中)シナジーデザイン株式会社調べ


以下は・・バックナンバーです

板金塗装の他のページ

お電話
お問合せ
お見積り