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2023年11月1日         内側からは叩き出せません

 内側からは叩き出せません

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。


写真は・・現行スペーシアのクオータートリムを外した内側です。

見えてる鉄板の殆どは分厚いインナーパネルで・・外板パネルはほぼ見えない構造です。

そんな構造ですから・・外板が凹んだ時など・・内側から凹みを叩き出す事は実質不可能なのです。

なので今は・・外側から溶接して引っ張り出す・・板金手法が主流なのです。


ちなみに・・昭和時代の車って・・めちゃくちゃ軽かったですよね・・。

昔の1500CCのカローラクラスは・・今のN-BOXより軽かった程・・ですからね。

別に・・昔の車が軽量化を徹底してた訳ではありません・・。

バンパー自体が鉄だったり・・ウレタンバンパー内部にも重い鉄骨が入ってたので・・むしろ無頓着でした。


アルミ部品や樹脂パーツなどで軽量化してる現代の車の方が・・何故か重たいのです・・何故か?

それが・・内装を外しても・・外板が内側から叩けない理由とリンクするのです。

そうです!昔の車は内装を外せば外板の内側が丸見えで・・要はスカスカなボディーだったからです。

なので板金作業も非常にやり易かったのです。


それに比べて現代の車は・・全て写真の様に鉄板2重構造になってまして・・単純に考えると・・今の車は昔の車の2倍の重さになってもおかしくはない・・のです。

それを形状の工夫や素材の置換で・・1.5倍程度の重量増に納めてるのが今の車なのです・・スゴイ。



昭和時代の車と令和時代の車の最大の違いは・・そんなボディー強度の違いなのです。

強いボディーは・・安全性と走行安定性や静粛性を向上させ・・圧倒的な質感の違いに繋がってるのです。


昭和時代の旧車がブームですが・・味や懐かしさ以外には・・勝負になりません。

間違っても・・単純な比較はダメですよ。        SK

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