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2023年11月19日        ドア修理を難しくしてる要因

 ドア修理を難しくしてる要因

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。


筆者のお仕事は自動車の板金修理及び塗装です。

もちろん自動車のドアが凹んだら修理するのですが・・ドア修理はそう簡単では無いのです。


ある要因が・・凹んだドアを修理では無く・・交換にさせてるのです。

その要因とは・・ドアの裏側に張り付いてる補強バー(矢印)の存在なのです。

ここが曲がってしまうと・・修理が困難になり・・新品ドア交換も考える事になるのです。



仮に・・駐車場で・・この自動車ドアに他車のバンパーが当たったとします。

すると衝突の一瞬はドアが大きく凹み・・矢印の補強バーもろとも変形します。

その後・・他車が移動すると・・ドアの外板はある程度戻りますが・・補強バーは戻らず・・外板と隙間が開いた状態になってしまいます。

すると・・ドアの外板の変形を直しても補強バーが機能してない為・・手で押せば簡単に凹む・・弱いドアになってしまうのです。



じゃ・・補強バーを修理すればいい・・となるでしょうが・・補強バーの修理は極めて困難なのです。

補強バーはドアを貫通する様に・・両端を溶接で固定されてるので・・外しての修理も不可能です。

そのまま修正しようにも・・外板パネルが邪魔で叩くことすら困難です。


外板と補強バーを接着してる接着剤が剥がれてたら・・専用の高強度充填系接着剤で固定し直す必要もあります。

仮に・・その全てをクリアして直したドアも・・新品のクオリティには遠く及びません。

更に・・恐ろしい手間と材料を要すので・・修理代は高額になり・・修理のうま味は消えるのです。


旧車などで新品ドアの入手が不可能なら・・修理を頑張る価値は十分にあるでしょう。

しかし・・ボルトオンで交換出来る新品ドアが入手出来るなら・・品質も考えると・・交換するのが結局安く付くのです。


修理屋さんとしても・・修理してあげたいのが本音ですが・・修理代が高額になってしまったら意味がありません。

それが・・ドアは交換になり易い・・理由なのです。   

無理に修理するのも・・ある意味・・背任行為なのです。     SK

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