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#ブログ2022年2月25日    憧れの鋳造ヒンジ

 憧れの鋳鉄ヒンジ

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。

写真は180クラウン通称ゼロクラウンのヒンジです。

はい・・皆さん憧れる鋳鉄ヒンジです。

今回はそんなヒンジのあれこれです。


まず・・国産車に多いプレスヒンジと鋳鉄ヒンジの
違い・・からです。


当然・・鋳鉄ヒンジの方が剛性が高いです。
単体での・・重量差で・・よく分かります。

剛性の大きな違いは・・固定ボルト位置の厚みです。

プレスヒンジは・・曲げ加工で・・全体の強度は出して
ますが・・ボルトの固定部は薄いままです。

ボデーとの接触面積でも・・稼いでますね。

筆者も事故修理時・・プレスヒンジの変形は、よく目撃
するので・・最低限の強度しか無いのは分かります。


それと・・ヒンジの要であるピンの太さが全く違います。

他の記事では・・全体の強度のみ・・強調してますが・・
ホントに必要なのは・・ピンの太さです。

プレスヒンジのピンは・・鍛造でしょうが・・細いです。

ピンが細ければ固定穴も小さいので・・剛性不足です。

鋳鉄ヒンジのピンは・・太いですよ。


欧州車で鋳鉄ヒンジが多いのは・・ボデーに対する考え
方の違いが大きいです。

欧州車のヒンジは分解式で・・生産工程で塗装後に一旦
ドアを外すのですが・・ヒンジで分離出来ます。

すると・・ボデー側もドア側も防水や錆止め加工が可能
になります。

国産車のプレスヒンジは・・ヒンジ自体を分解出来ない
構造なので、一旦外したドアを再び付ける際には・・
ドア側のボルトで脱着します。

すると・・ドアとヒンジは・・シーリングなどは不可能に
なりますからね。(日産車は別ですが・・)


ネジ止めなので微妙なドア位置の狂いや、錆の原因です。


しかし・・国産車の鋳鉄ヒンジは・・分解出来ない構造
なので・・欧州車と完全に同じでは・・無いのです。

ボデー側もドア側も・・防水処理などは無いですね。


なので・・クラウンの鋳鉄ヒンジは・・欧州車とは似て
非なる物なのです。             SK

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