
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
0952-73-2411
佐賀県小城市三日月町石木166-1
皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。
今回はスズキバークマン200に乗車する機会があったので・・感想を報告します。
そもそもバイクのインプレなんて・・試乗ライダーの車歴や・・体型や天候・・試乗コースなどで評価は激変します。
同じバイクでも・・ほぼ全種類のバイクを試乗してるベテランと・・初心者では印象は違って当然ですし・・。
150センチ以下の小柄ライダーが・・巨大なハーレーを「デカく重たい」と評価したところで・・身長2メートルのライダーには見当違いなインプレになります。
撮影の為とは言え・・どんな親父バイクも峠やサーキットに持ち込む雑誌媒体も??ですし・・。
要は・・バイクインプレなんて話半分で・・良い所だけ拾えば良いのです。
インプレなんて所詮は・・バイクを題材としたファンタジー物語ですから・・。
筆者も・・ビックスクーター所有経験はありませんし・・所有してるバイクもGL1800やCB750など大型ばかりです。
しかし・・最近はスクーター・・てか・・オートマバイクに興味があるのも事実です。
そんなライダーの試乗時の感想をお楽しみください。
バークマン200のエンジンは・・水冷単気筒200cc18馬力8000回転1.6キロ6000回転です。
走り始めて感じたのは「あれ?意外とパワーが無いな・・」です。
高回転高出力エンジンをオートマで使ってる感覚で・・パワーが出る高回転域まで我慢・・な感覚です。
誤解を解きますが・・ちゃんと200ccなりの加速はしてますよ・・。
スピードメーターの針は・・結構な勢いで跳ね上がってますから・・。
125よりちゃんと速いですし・・なんならギア車のスズキVANVAN200より速いと思います。
しかし・・250ccスクーター並みの力強さは感じませんでした。
はい・・現実のタイム的には遅くは無いのですが・・速さ感・・が無いのが残念なのです。
問題は街中で多用する5000回転辺りにゴリゴリと振動が発生して・・気持ち悪い点です。
バイパス路などでの6000回転や7000回転域になると振動も減って・・断然気持ちよくなるのですが・・。
その中低速域とのギャップが・・非常に残念なのです。
逆に見ると・・高速道路の速度域で・・非常に快適なエンジンと言えますね。
まあ・・高速域での車体安定性は大した事は無いので・・エンジンと車体とのマッチングが?の問題になりますが・・。
車体的に感じたのは・・バークマン200の本領は・・あくまでシティコミューターで・・ツーリング魂を駆り立てるバイクでは無い・・点です。
少なくとも・・用事もないのに・・ふらっと峠の駐車場までショートツーリング・・なんて気分にはなりませんでした。
あくまでも・・出来るだけ早く目的地に向かうだけの・・移動用の道具ですね・・。
もちろん・・かなりマルチパーパスなので・・ロングツーリングにも十分に使えると思いますよ。
利便性だけなら・・通常のスポーツバイクを圧倒しますから・・。
でも・・その理論・・4輪に当てはめると・・「アルトバンでも日本1周可能です」理論と同じで・・頑張れば何でも可能・・と同じです。
冷静に考えれば・・もっと適した車両があるのでは?・・と思ってしまうのです。
なので・・バークマン200の本領は・・あくまで首都高を含めた都市部を快適に移動するコミューターでしょう。
巨大なスクリーンは・・風が当たる両腕以外は寒くありませんし・・優秀です・・。
でも・・それだと・・250スクーター並みの巨体が・・邪魔になってきます・・・・困ったですね。
スクーターのメットインスペースは・・縦長だとの固定概念がありましたが・・粉砕されました。
へーー!ヘルメットを並列に入れるとは・・こりゃ・・1本取られましたね・・。
街中でヘルメットを格納出来るのは・・防犯上も衛生上も雨的にも非常に有難いですからね。
しかし・・ロングツーリング的には微妙なのです。
リアシート上に荷物を括り付けると・・シート下にアクセス出来なくなるからです。
なので・・夕方まで絶対に使わないキャンプギアなどしか入れれません・・。
注意点はそのキャンプギアも個別に入れてはNGで・・大きな袋ごと入れないと・・キャンプ場内での移動時に困ります。
結構高温になるので・・生ものもNGですし・・コンロなど硬い物も相性が悪いです。
なので・・キャンプツーリング的には・・案外使い難い?のがシート下なのです。
だけど・・日常の足としては良いでしょう・・。
下手したらスーパーでの買い物の多量レベルまで・・シート下に入りそうですから・・。
特にピザなんかは・・エンジン熱で保温したまま持ち帰れる??かも(笑)
照明も付いてるので・・夜もバッチリ!です・・バッテリー上りが怖いですけどね・・。
左側のいかにも「開けてください」と訴えてきてるふたは・・。
LLCのリザーブタンクとラジエーターキャップにアクセスする用です。
樹脂製ふたの・・柔軟性に頼った固定方法なので・・将来的に脱落が不安です。
でも・・この様な整備性への配慮は・・ポイントが高いです。
水冷バイクの冷却水管理は・・とても重要ですから・・。
右側のふたは・・ちゃんと小物入れです。
ボタンで少し開いて・・横に回して開きます。
もしかしたら・・「少ししか開かなくて使い難い」と思ってるオーナーが居るかも?
バークマン200の外観上のインパクトは・・リアシートです。
このシート幅・・バイク史上最大だと思います・・少なくともゴールドウイングより広いので・・。
まあ・・実際の着座範囲も・・青線の範囲なので・・十分以上に大きいです。
追加でバックレストさえ装着すれば・・タンデムライダーも相当に快適でしょう。
実際に跨ると・・見た目の割に普通でした・・。
広い着座面積があるので・・長時間でも快適そうに見えますが・・シート下空間確保の為にクッションは薄いです。
ホントの快適性は?・・こればっかりは実際長時間座ってみないと・・分かりません。
人力で・・後退中
人力で・・前進中
皆さんが気になる足つき性は・・ある意味標準的です。
172センチの筆者だと余裕ですが・・156センチの身長だとギリギリセーフ?・・の感想を頂きました。
ただ・・大柄な見た目の割には・・比較的軽量な上で低重心なので・・踏ん張り易いです。
前傾セパハン大型バイク・・と比べると同じ足つき性でも・・実際の安心感は全然違います。
シート下スペースを稼ぐ為に・・低く出来ないシート高を・・ステップボードを大胆にえぐる・・などで努力してるのは伝わってます。
写真はエンジンを使用せず・・跨って足で前後に移動する場合です。
比較的重要な後退性は良好です・・駐車場から出る時のシチュエーションです。
軽くバック出来るので・・スマートに移動出来ます。
逆に足漕ぎでの前進は・・変速装置の抵抗と・・リアステップが邪魔になり・・かなり厳しいです。
まあ・・前進はエンジンを始動すれば良いので・・・大した問題ではありませんが・・。
あと・・ちゃんとセンタースタンドも装備されてるのも嬉しいです。
まあ・・スクーター故に・・暖気時などに必要なのですけどね・・。
しかしそれ以上に・・狭い駐輪場で・・サイドスタンドに比べて占有面積を喰わないメリットも見逃せません。
普通のスポーツバイクでも・・この点でセンタースタンドは必要なのです。
バークマン200の感想は・・理屈上では街乗りからツーリングまで・・何でもこなすマルチバイクです。
その事実は間違いありませんが・・実際は全てにおいて中途半端で・・微妙とも言えます。
実際に使うライダーで・・どちらの評価にも変化するでしょう・・どちらも正解ですので・・。
ポジティブに見れば・・十分にパワフルで高速道路で気持ち良いエンジン・・。
風防性能も高く・・腕さえ防寒すれば・・かなり優秀です。
シート下の容量も大きく・・旅先でのお土産も・・躊躇なく購入可能です。
初心者でもイージーに速く走れ・・同じスキルのライダーが乗る250スポーツバイクより最高速以外は速い場合が多いでしょう。
ネガティブに見れば・・無駄に大きな車体が気になります。
街乗りならPCX160のコンパクトな車体が便利ですし・・ツーリングも考えるならN-MAXなどの250スクーターや・・兄貴分のバークマン400も捨てがたいです。
日本の税制上だと・・200ccは微妙ですから・・ね。
バークマン200が完全に125ccベースだったら・・痛快でしょうけど・・かつてのアドレス100みたいに・・。
しかし・・現状はスカイウエーブ250のエンジンだけ小さいモデル?感が強いです。
なので・・基本的に街乗りメインだが・・ツーリングユースの可能性も残しておきたい・・・。
バークマン200は・・そんなユーザーに良いでしょう。 SK
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