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電気自動車の航続距離競争は無意味?長距離移動を考える

 電気自動車の航続距離競争

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。


最近(2023年)は・・各メーカーから続々と電気自動車が発表されてますね。

特にヨーロッパ勢は・・既にフルラインナップの電気自動車を用意してるメーカーまであります。

それに比べたら・・日本のメーカーは寂しい限りです。

2022年は輸入車の電気自動車が・・1万4000台以上も・・輸入されてます。

テスラを中心とした輸入電気自動車に・・日本は席巻されつつあります。



「日本はハイブリッド車で電気自動車のノウハウがあるので大丈夫・・」と言われてますが・・現実は怪しそうです。

現実的に・・日産以外は・・少数の人柱ユーザーへテスト販売状態・・ですからね・・。

特にトヨタのbz4xのリース限定販売なんて・・未完成なのを公言してる様なものです・・。

水素自動車の時の様に・・技術の流出を防ぐなんて理由は・・電気自動車では通用しませんからね。



そんな中で・・どのメーカーも広告では・・長い航続距離を謳ってます。

外車も含めて・・現在はバッテリーを大きくして・・航続距離競争が起こっている状態です・・。



しかし・・現実では余り意味が無い・・事がバレ始めてます。




現実的にカタログの航続距離を出すには・・自宅などの普通充電で満充電して・・20度前後の気温の中・・郊外の流れの良い下道をエアコンOFFとの・・理想的な環境下で初めて・・カタログ距離が走れるのです。

しかし現実は・・氷点下の高速でヒーターを効かしたら・・カタログ値の半分も走れません。

・・・まあ・・その点は・・ある意味昔のガソリン車の10モード燃費と同じ乖離現象なので・・大目に見ましょう。


そこで・・減ったバッテリーを路上の急速充電器で充電する訳ですが・・ここで問題発生なのです。

高速道路のSAなどにある急速充電器は・・30分で強制終了なので・・満足な量を充電出来ません。

イメージ的には・・走行可能距離で75キロから100キロ分が・・30分で充電出来るイメージです。

更に・・繰り返し充電・・いわゆる「おかわり充電」はルール的にNGとなってます。

高速のSAは約40キロごとなので・・最悪SAごと・・最高でも1つおきに充電が必要です。

・・・はい・・この時点で・・満充電時の航続距離の違いは無意味になりましたね・・。

なのでここからは・・SAKURAとリーフのバッテリー容量の差は無くなるのです!



確かに・・SAKURAは急速充電でも最大15kwしか充電出来ませんが・・電費が良いので十分です。

リーフだと最大20kw程・・アリアは大電流充電が可能なので・・レアな高性能の90kw充電器を使えば35kw程が充電出来ます。

しかし・・アリアでも普通の50kw急速充電器だと・・リーフと同じ20kw程の充電量となります。

でも・・3車種とも電費の関係から・・100キロほどの走行可能距離は大差ありません・・・。

要は・・旅先の補充電サイクルに入ったら・・バッテリー容量は関係ない・・事になってしまうのです・・。

なら・・小さいバッテリー容量の安い電気自動車で十分じゃない?・・の理論になる訳です。


しかも・・1台の充電器で2台の電気自動車を同時充電したら・・充電出力が半分になる!駄目さ加減です。

水道ホースの先端だけ・・2口に増やした様なものです・・。



そうなんです!現状の電気自動車業界は・・公共の急速充電器のパワー不足と・・車側もバッテリー保護の観点から大電流の充電が出来ない・・かなり苦しい状況なのです。


その中で・・テスラに限っては・・テスラ車専用の超大電流急速充電器「スーパーチャージャー」が使えます。

V2型だと150kw・・V3型だと250kwと・・とてつもない大出力で・・早い充電を可能にしてます。

弱点は・・高速道路上にスーパーチャージャーは無く・・下道に降りる必要がある点ですね・・。

まあ・・現状ではテスラが・・頭ひとつ抜きんでてる状態です。

でも現実は・・氷点下の環境下だと充電自体が厳しいようですけど・・。



また・・電気自動車の車種によっては・・走って急速充電、走って急速充電・・を繰り返すと・・バッテリー保護の為に・・受け入れ電流量を強制的に減らす制御?まで存在します。

主にバッテリー温度が関係してる様ですが・・急速充電器を繋いでも・・少しずつしか充電出来なくなり・・非常に困ります。

運行計画が・・まる潰れになりますからね・・。

その辺りは・・投稿動画などでも・・検証されてるので・・御覧ください。


やはり・・完全全自動 充電済みバッテリー交換装置・・でバッテリーを交換しながら走るのが理想なのかな?

いえいえ・・全個体バッテリーに進化すれば・・解決?

それでも・・日本の充電インフラが急に進化するとは思えないので・・厳しい状況は長く続くでしょう。

要は・・ガソリン車が便利過ぎるから・・よっぽど満足するのは難しいでしょう。


充電電気代はそのままで・・ガソリンが1リッター300円とかになったら・・嫌でも電気自動車に替えるでしょうけどね。

逆に・・そこまでならないと・・電気自動車の時代は来ないのかな・・と思います。




ちなみに右のドアミラー写真は・・高速道路で長距離運転した時の汚れです。

佐賀から名古屋間を10時間以内で走ると・・晴でも1日でこんな汚れになります。

「長距離を早く移動するコツは?」

①事前に睡眠などを取り・・万全の体調でスタートする事です。

②とにかく止まってはダメです、800キロ程なら20分休憩2回までです・・給油とトイレ休憩のみのイメージです。

③制限速度ギリギリを保つ必要があります、GPSのリアル車速で測りましょう・・車の速度計は誤差が大きいので。

④登坂で速度が落ちない様に・・気合でアクセルを踏み抜きましょう!

こんな感じですが・・高速道路の長距離移動は・・平均速度が到着時間に直結しますので・・自己責任で頑張りましょう。


こんなシチュエーションだと・・車の性能をモロに感じれるので・・違いが分かります。

筆者の古い国産車を尻目に・・ベンツやBMWが超高速で追い抜いていきます。

止まらない事で挽回してますが・・何度も同じ車に抜かれる(笑)現象がみられます。


現状・・まだまだ長距離移動は・・ガソリン車ですね。

将来的には電気自動車に代わるのは確定してるので・・。

ガソリン車に乗れる「今」を・・楽しみましょう。        SK



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