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LA650Sタントカスタム 前期後期の違いを探る

 大規模マイナーチェンジ

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。


ダイハツタントは・・背の高いスーパーハイトワゴンの先駆者です。

そんな偉大なタントも・・N-BOXやスペーシアとの競争で苦戦してました。

特に写真の4代目LA650Sタントカスタム前期型は・・先代の3代目LA600Sタントカスタム後期型が大ヒットだった事もあって・・非常に厳しい状況でした。

「先代に比べて・・シャープさが無くなりカスタムっぽく無い」との意見もありましたし・・。


・・・そこで・・4代目タントカスタムのマイナーチェンジは・・超気合の入った・・BIGマイナーチェンジとなりました。

はい・・具体的には3代目後期のデザインをイメージさせる・・フロントマスクへの変更です。


フェンダーやボンネットまで変更する大規模マイナーチェンジのお陰で・・4代目後期型は復活した・・と言えるでしょう。


写真を見て頂くと分かりますが・・ほぼフルモデルチェンジ級のマスクチェンジです。

まあ・・正面から見て・・ガラスより下は・・総取り換えなので・・当然ですが・・。

コレ・・非常にお金が掛かる事なので・・簡単には出来ない事なのです。

普通は・・バンパーの変更のみ・・などが普通ですからね。



 後ろ姿は・・小変更

フロントに比べて・・リアデザイン変更は最小限です。

違いはリアバンパーぐらいで・・テールランプやバックドアに違いは見つけられませんでした。


まあ・・元から樹脂バックドアで・・コストは掛かってますからね・・。




サイドのドアハンドルは・・前期がシルバー塗装ですが・・後期はメッキ品になってました。

前期型

後期型

 フェンダー変更とは・・気合が入ってますね

今回のマイナーチェンジ最大のポイントが・・このフロントフェンダーの変更です。

仮に・・フェンダーがそのままで・・ヘッドライトやバンパーなどの顔面だけ変更しても・・ダメだったでしょう。

それは・・最重要ポイントのヘッドライト形状はフェンダーをいじらないと変わらないからです。




ダイハツさんも分かってて・・「この丸いフェンダーでは何をしてもシャープなデザインには出来ない」と悟ったのでしょう。

そこで思い切って・・フェンダーごとヘッドライト形状の変更したのが・・今回の成功の秘訣です。

某初代シエ○タダ〇スは・・フェンダーそのままでのヘッドライトのみの強引なデザイン変更で・・顔面崩壊寸前だった・・のを思い出しました。


逆にノーマルグレードでは・・この前期型フェンダーを敢えて使う事で・・上手に差別化を実現させてます。

丸いフェンダーも決して無駄にしてない・・のが優秀なポイントなのです。

せっかくなら・・このタイミングでノーマルグレードのマスクが、より可愛らしくなれば・・更に良かったのですけどね。

前期型

後期型

 ボンネットも違います

ボンネットもよく見たら・・違う部品でした!

インシュレーターの形も違いますね・・芸が細かいです・・。

前期型

後期型

 センターパネルが違います

電動パーキングブレーキスイッチ追加の影響で・・センターパネルも違います。

目立つ場所に設置されたパーキングブレーキスイッチは優秀です。

N-BOXに追加された電動パーキングブレーキスイッチは・・位置が悪かったですからね・・。

(N-BOXスラッシュの電動パーキングブレーキも・・オーナー以外分かりません)


インパネ廻りの変更点は・・青い差し色が減った・・程度しか確認出来ませんでした。

前期型

後期型

 電動パーキングブレーキに変更!

足廻りで変わってたのは・・後輪に電動パーキングブレーキが追加された点です。

ぱっと見では・・ホイールもサスペンションも目立った違いは見つけられませんでした。

品番レベルでは・・変わってるかもですけどね・・。

前期型

後期型

 ドア内装も違います

写真は運転席ドアの内装ですが・・デザインが変更されてますね。

パワーウインドウスイッチベゼルも・・ピアノブラックからメッキモールに変更です。


きっと・・ピアノブラック塗装は傷が非常に目立つので・・クレームが多かったのでしょう。

前期型

後期型

 アームレストは独立から大型に

運転席のアームレストは・・細身ながら左右独立してましたが・・一体化になりました。

個人的には・・左右独立アームレストの方が良いと思いますが・・。

アームレスト内部の小物入れを期待してる層には・・後期型でしょうね・・。

小物入れアームレストは・・表面が硬いので肘が痛い・・のですけどね・・。


細かいですが・・後期型はシート中央に青いラインが追加されてます。

ヘッドレストの縫い糸も・・前期が白で・・後期が青になってました。

前期型

後期型

 荷室の床が違います

荷室の床も変わってました。

前期型は、スズキなどでもお馴染みの・・スライドタイプで隙間が開かない・・のはメリットですが・・。

床の半分がシートと連動して動いてしまうのが問題です(荷物が暴れる)

また・・床下にアクセスし難いのもあります・・。


後期型は・・樹脂ボードのシンプルな構造で・・上部で掃除もし易いです。


個人的な想像では・・単純なコストダウンの為の変更だと思ってます。

まあ・・荷台をタフに使いたいファンクロスの影響を受けたのでしょうね・・。

前期型

後期型

 クオータートリムが変更されてます

クオータートリムがフェルト製から樹脂成型品に変更されてました。

フェルト製は音の反響を抑える効果があるのですが・・汚れたら掃除が困難なのが問題でした。


ここもファンクロスの為の変更からの・・部品流用による変更なのと推測されます。

まあ・・殆どの方にとっては・・荷室内装の素材なんて・・小さい問題でしょうが・・。

内装を作り変えるダイハツにとっては大仕事・・なのですけどね・・。

コーションプレートの内装コードも違ってましたから・・。



その他にはボンネット裏のエンジンコーションデカールが違ったり・・。

エアコン吹き出し口の青いパネルの色も・・微妙に違って見えました。


今回のマイナーチェンジは足廻り、機関部、エンジンルーム内の変更が殆ど確認出来なかったのが意外でした。

外観に全力投球・・な感じだったのでしょう。

ファンクロスも出さないといけないので・・大変だったのでしょうね。



毎度お馴染みの注意点ですが・・。

このページで紹介されてる内容は・・偶然存在した2台を比較した物で・・公式の情報ではありません。

「へーへーへー・・こんな所が違うのか・・」とエンタメとして見てください。

くれぐれも・・前期後期の部品流用の基準としては見てはダメですよ・・。    SK


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