小城市 ★カトシンのページ自動車コラム45 50プリウス テールランプ曇り 殻割り 佐賀県・小城市・協和自動車 協和自動車・タックス佐賀 第2ホームページ

カトシンの 自動車コラム
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会社案内50プリウスは良く出来た車です。
30プリウスに比べてあらゆる分野で進化しました、・・・・が!
退化した部分も有っちゃいます。
その一つが4年目にしてテールランプの内側が白く曇ってしまう事です。
写真のテールランプは表面を磨いても、この有り様です。
分解後に分かったですが、クリアレンズの内側がザラザラになってました。
しかも、複数の50プリウスで同じ現象を確認済みなので構造的な問題なのでしょう。
Ⅾ販売店に相談しましたが・・・クレーム処理は出来ないみたいです。
今回は後方のランプ類を全部交換したので、曇った部品を復活出来るか挑戦します。
塗装焼付用カーボンヒーターで殻割りに挑戦です。
クリアレンズが外れれば磨き直して復活出来るハズです。
時間を掛けて本体の温度を上昇させます。
そのうち接着剤がゆるくなって外れるハズです。
加熱を続けながらクリアレンズの隙間にヘラを差し込んで隙間を確保します・・・。
そしたら徐々に隙間が・・・本体が溶け始めました・・・・。
これ、無理です (´・ω・`)
接着剤がゆるくなる前に本体やレンズが溶け始めます!
レンズがここまでなっても接着剤がゆるくなってません。
本体が溶け千切れてレンズが外れた形です。
後半はイラッとなってたのでぐしゃぐしゃです。
クリアレンズの内部のリフレクターまで溶けて変形するほどです。
再生するのが不可能になったので構造研究のお時間です。
内部に電子基板が確認できますね。
自動車ランプ類は密閉構造では無いので通気性があります。
なので冠水路などを走って水が入ると壊れる部品ですね。
しかもテールランプの一番下部に基板があるので・・危険ですね。
テールランプLEDは交換不能ですがストップランプLEDは交換可能です。
交換可能にしてる志は立派ですが・・レンズが4年でダメになるのは想定外でしょうね。
ストップランプLEDの光源は驚くほど小さいです。
(次の写真で大きさが分かります)
その小さい光源をこのアクリルブロックで拡散させて大きく見せてます。
バッテリーに直接繋いで光らせてみました。
結構明るいですよ。
最近はライン状に光るテールランプが流行りですね。
その光源は米粒大のLEDチップです。
アクリルチューブの断面に照射することでライン状に光ります。
こちらも光らせてみました。
スターウォ〇ズのライトセ〇バーみたいで、かっちょいいですね。
フォン フォンフォン フォースを信じるのだ!
50プリウスの上部テールランプを外すにはビスを2本外して引き抜きますが、
写真の部分に下敷きみたいな緩衝材を差し込まないとレンズが割れる恐れが有るので御注意!。
反省したのか後期はクリアレンズから赤レンズに変化しましたね。
分解すると分かりますが、一体型テールランプでも可能な構造をしてます 何故なんだ?。
でも30プリウスよりテールランプの脱着が簡単になったので良しですね。 SK
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