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カトシンのページ自動車コラム48 自動車レイアウト考察 超えれない壁 佐賀県・小城市・協和自動車

 レイアウト上、超えれない壁とは?

今まで数多の自動車が発売されてきました。

でも、その車特有のレイアウトで有るが故に超えれない壁が存在します。

もちろん全てはメリットデメリットを天秤にかけた上で決定されたレイアウトです。


最近改めて6気筒FRセダンに乗る機会がありました。

長年自動車業界に在籍してますが・・・そのレベルの高さに改めて感動して納得した次第です。

古臭いレイアウトの6気筒FRセダンですが、やはりその形状には意味があったのです。

普段アルファードに乗って改めて考えさせられました。

カトシンも中年になり法定速度以上は出さなくなりましたが、それでも違いはハッキリわかりますよ。

 縦置きFRと横置きFFの超えれない壁

この二つのレイアウトにも超えれない壁が存在します。

FF(フロントエンジンフロント駆動)は室内空間を広く出来るメリットが大きいです。

外寸が規制されてる軽自動車を見れば一目瞭然ですね、みんなFFで広いですね。


しかしその代償にFF車はハンドリングの悪化が激しいです。

具体的にはアクセル開度によって車の旋回フィーリングが大きく変化してしまい気持ち悪いです。
ハンドル切れ角も太いタイヤの車だと、FFは全く小回り出来ません上にパワステ頼みのハンドルフィーリングで繊細さが無く、ハンドルを回す楽しみが有りませんね。


FRのハンドルは一定の重さでスムーズにハンドルを回せるイメージです。
ステアリングギアボックスが車輪の前方に有り、引っ張る方向でハンドルが切れるのがスムーズで直進性も良好です。


FF車のエンジンマウントは4個か5個も有りボディーに振動を伝えやすいですね。
FR車は基本3個な上にエンジンの重心近くにマウントが有るのでバランス的に有利で低振動です。



あとは加速時の姿勢ですね。

FF車はフロントのみが持ち上がり重心が上がる不安定なイメージですが、FR車はリアを中心に全体が沈み込むイメージで安定感が高いです。


ドリフトとかハイパワー対応などは興味ないので省きます。


・・・・そんな訳でFRレイアウトは優秀なんです。(*^▽^*)

運転フィーリングだけを考えたらFFではFRを超えれません。

 4気筒と6気筒の超えられない壁

4気筒と6気筒の間にも超えられない壁が存在します。

2気筒や12気筒は現実的で無いので省きます。

エンジンのの排気量は一気筒辺り500CC位が効率が良いので、2000CC以下の車では6気筒化は難しいのが現状です。

過去には1800CCで6気筒や1600CCで6気筒モデルも存在してます。

メーカーも6気筒の良さは認めつつも内部抵抗が大きいので燃費には不利です。

なので最近は燃費に有利な3気筒や4気筒モデルが多いです。

ハイブリッド車だからといってクラウンに4気筒は個人的にあり得ないので買いません。(買えないけど)



4気筒と6気筒、絶対的に違うのが回転のスムーズさです。

6気筒は振動が少なくスムーズに吹けあがります。

ホンダのスポーツ4気筒はかなりシャープに回りますがビリビリ微振動は隠しきれません。


6気筒は日常的なアイドリングから2000回転域の高負荷低回転でのマナーの良さが光りますね。

マニュアルミッションでの発進時でも6気筒はエンストしにくく粘ります。
(マニュアルの教習車も6気筒だと随分楽なハズです・・・)

6気筒は4気筒に比べて気筒数が1.5倍もありますから違いは明白です。

6気筒と8気筒の差が1.33倍、3気筒と4気筒の差も1.33倍なので差はおおきいですね。

6気筒はクランク角と点火タイミングがバランス的に理想値に設計出来るアドバンテージも大きいです。


すき家の並盛と大盛の差が1.4倍?らしいですが、どーでもいいことですね( ̄ ‘i  ̄;)


排気音やエンジン音も違いが出ます。

ごく一部の優秀な4気筒を除き、4気筒エンジン音はブオーーーやグオーーーーという排気音ですね。上品さは無いです。

例えればジャイアンの歌声みたいですね。出来れば聞きたくはないです。

6気筒はシュイーーンと濁音の無い澄んだ音質で気持ちよさが違います。

実力派シンガーの歌声です!さらに気筒数が増えると透明感が増して美しい音です。

エンジン音も排気音も6気筒は静かな印象が強く、室内静粛性も高いですね。

さらに始動音でもセルモーターでエンジンを始動しただけで違いが分かります。満足度が高いです。



4気筒と6気筒と両方選べる車が有りますが、乗った印象が全く違う事が多いです。

同じ車種なのに高級感や快適性や静粛性も全く違いますので、可能なら両方の試乗をお勧めします。

4気筒と6気筒の間には超えられない壁があります。

 セダンとミニバンの超えれない壁

セダンとミニバンにも超えられない壁が存在します。

分かり易いのが黄丸の部分です。
リアタイヤの上に有る骨格です。

どんな丈夫な後付けタワーバーも敵わない溶接された強度部位です。

例えればセダンは密閉された箱で、ミニバンは蓋の無い箱です。

箱としての強度の違いは明白です。
ミニバンの構造でセダンと同じ強度を目指せば、3倍の重量の資材を使っても出来るかどうかです。

ヴォクシーサイズで3トン超の重量で良ければ・・・燃費や走りは最悪ですね。

ボディー強度の違いはサスペンションの動きに差が出ます。


■硬いバネを装着すると・・・

セダンは硬いボディーはたわまずバネだけが動きます、硬くてもしなやかな動きです。
ミニバンはバネは動かずに柔らかいボディーが動いて凄い室内振動になります。
ミニバンはそもそも8人の重量や高い重心によるふらつき防止の為に硬めのバネしか使えません。


■柔らかいバネを装着すると・・・

セダンは柔らかい乗り心地にできます。
ミニバンはコーナーで大きく傾き危険な上、8人乗ればバネが全部潰れてしまい走れません。
もっと大きな車にして3列目をリアタイヤより前に設置出来れば解決ですが・・・リムジンみたいです。


ミニバンは薄いフラットフロアに大開口の両側スライドドア、大型バックドアと不利な要素しかありません。
高級ミニバンでも継ぎはぎ路面や橋のつなぎ目などでドタンバタンと煩い理由です。
ドライカーボンのワンピースボディーのミニバンなら克服出来そうですが・・・1億円くらいの価格になるかもしれません?


セダンは鉄板で前後を補強され、低めの屋根で軽くて硬い構造的なアドバンテージがあります。


セダンとミニバンには超えられない壁が存在する理由でした。


だからミニバンの乗り心地の悪さを悩んでも仕方ないのです。
セダンとミニバンは同列に比較されがちですが、頭の悪い人間と賢いチンパンジー位に別物として考えるべきです。

自分の愛車のミニバンも賢いチンパンジーと見ると良く出来てます。

早く人間になりたーーーい!。       SK


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