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回りっぱなしになったエアーインパクト修理してみた

 エアーインパクトレンチが故障した!

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです


写真は筆者が愛用しているエアーインパクトレンチです

モノタロウの製品ですが・・大きさの割に十分なパワーがあるので重宝してました


タイヤ脱着などはもちろん・・板金塗装の分解時にも使用してます

最近のフロントフェンダーなどは・・人間などとの衝突時に・・フェンダーが変形して効果的に衝撃を吸収する為に・・下駄などで取り付ける雌ネジ部分の剛性を低くしてます

しかしボルトはガッチリ締まってるので・・手でじわっと緩めると・・ベースの方が変形したりするアクシデントが起こりがちです

そんな時は・・こんなインパクトレンチで一気に緩めると・・変形無しでボルトを外せれます

・・・もちろん・・組み立て時にはオーバートルクなので・・手で締めますよ



そんな便利なエアーインパクトレンチが壊れてしまいました!

エアーホースを接続すると・・トリガーに関係なく・・回ってしまうのです

そうです・・制御を失って・・回りっぱなしのインパクトレンチになってしまったのです

このままでは使えないので・・早速修理を行います

 貫通ボルトを外して・・オーバーホールしました

せっかくなので・・分解して点検や給油を行います

分解すれば・・長寿命のグリスを内部に塗れるので・・有利なのです

エアーと同時注入のエアーツールオイルでは高粘度のグリスは塗れませんからね


機関部の状態は良さげでした

 問題のエアーバルブを取り出します

回転が止まらないのは・・トリガーに関係なくエアーが流れてしまうからです

悪さしているのは・・エアーバルブでしょう


グリップ部のピンを抜いて・・エアーバルブを取り出します

 この突起が倒されると・・エアーが流れます

このエアーインパクトレンチのバルブ部の仕組みは・・

トリガーを引くと・・水色矢印の突起が倒され・・突起に連動してバルブが傾き・・隙間が出来る事でエアーが出ます・・これが仕組みなのです


現状は・・突起を倒さなくともエアーが噴き出してる状態です

これを・・突起を傾けた時のみ・・エアーが噴射する様に修理する必要があります

 樹脂パッキンの割れが・・回りっぱなしの原因でした

スナップリングを外して・・エアーバルブを分解してみます

すると・・中に青い破片がありました

そうです・・エアーを止めてる樹脂パッキンに欠けがありました

この欠けの隙間からエアーが漏れてたのです


本来は新品のパッキンに交換が必要なのですが・・取り敢えず裏返して装着してみます

これでエアーが止まれば・・最高ですね

 エアーバルブが復活しました

パッキンを逆さまに取り付けて・・テストします

・・・バッチリ!エアーは止まり・・ピンを倒すとエアーが出ます・・直りました

 0円でバッチリ!復活出来ました

そのまま組付けて・・動作確認です

・・・正常に戻りましたね・・

無事に0円で修理完了でした       SK


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