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トヨタのバンパークリップを再使用する裏技

 再使用したいが・・ハマらない

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです


写真は車をいじった経験がある方ならご存じの・・樹脂製ボルトです

まあ・・名前はいろいろありまして・・クリップやプッシュナット・・カーファスナーや
プラリベット、プッシュリベット・・プッシュプルリベットなどと呼ばれてます

要は・・バンパーなどを固定してる・・樹脂製の固定用部品ですね


クリップは従来の鉄ボルト固定に比べて・・雌ネジが不要なのでコストダウン出来ます

また・・樹脂製なので錆に強く・・ボルトが錆びで折れる・・悲劇が起きません

デメリットは固定能力が低く・・経年劣化で破損し易い弱点があります


そんな訳で現状は・・バンパーなどの外装部品の固定に多用されてるのです

何せ指で押し込むだけで固定出来るので・・メーカー製造ラインでの高速化が最大の魅力なのでしょうね



しかし・・そんなバンパー固定用クリップを再使用しようとすると困った問題があります

それは・・動きが悪くなった古いクリップが・・バンパーの穴に入らなくなるのです

それが・・写真の右側の状態で・・ロックが中途半端に効いてしまってる状態です

この状態ですと・・バンパーの穴に入り難く・・イライラしてしまうのです


今回はそんなイライラをスッキリ解消出来る・・裏技を紹介します



 水中で砂出しが有効です

再使用時のクリップが使い難い原因は・・クリップの隙間に砂が入ってるからです

バンパーを固定してる時に・・砂が入り込んでインナーピンの動きを悪くしてるのが原因なのです

その砂を取り除けば・・新品の様にスルスル動き・・穴にハメ易く復活するのです


その砂取りの方法は・・クリップを水中で固定と開放を繰り返すのです

すると・・写真の様に砂が排出され・・スルスル動く様に出来るのです


何だか面倒くさいと感じるかもしれませんが・・バンパーの下でクリップがハマらずイライラしてるより・・結果的に早く確実な作業になるのです

スパスパ入るクリップは・・やっぱり気持ちEEEーーのです

 破損クリップの再使用はダメ・・絶対!

理想を言えば・・樹脂製クリップは再使用しない方が良いのです

樹脂の劣化で強度も下がってますし・・振動でクリップ自体が細く痩せてるケースもあるからです

本来より細くなってるクリップで固定しても・・グラグラ動いてしまうのでダメなのです



でも・・クリップも安くなく・・数も多いので・・安易に全交換は出来ないのが現実です

ならば・・せめて洗浄で・・現状で最大の実力を発揮させてあげるべきなのです




あと・・再使用するのは完全体なクリップのみにしてくださいね

爪や足の一部が折れたクリップは・・固定力が大幅に低下するので・・無意味ですから


協和自動車では主要な種類のクリップを約50種類程は在庫してます

なので・・在庫が無いから破損クリップを再使用する・・そんな事はしないのです

破損クリップを使うのは・・ボルトを締めずに車を走らすのと同じなので危険です

グラグラのバンパーで高速走行は危険過ぎますよ      SK



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