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(悲報)経年劣化で崩れたフロントフェンダーを修理してみた

 この部分が・・自然に壊れました!(写真は完成後の流用です、済みません)

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです


筆者のバイクゴールドウイング1800は2001年製なので・・今の時点で24年経過してます

年式の割に故障が少ないのは流石ホンダですが・・経年劣化は隠せません



今回も乗車後に拭き掃除をしていたら・・フロントフェンダーがグラグラしてるのに気が付きました・・

良く見てみると・・フロントフェンダーの固定部が・・ボロボロに崩壊してました・・・

キレイに真っ二つ・・的な割れなら接着すれば良いのですが・・

今回は・・細かい(2ミリ角)程度の粒子状に崩壊してたので・・元の部分は再使用不可能になり・・修理と言うか・・再生修復が必要な状態でした・・・


やっぱり古くなると・・ぶつけてないのに割れる・・そんな事が起こるのですね

 フェンダーを裏から見てみると・・

左右対称の形状ですが・・左側が崩壊してるのが分かりますね

割れた左側

無事な右側

 窪みの形状を再現する必要があります

ここの形状は・・少し窪んだ形状になってまして・・

表面をつるっと平面にして穴を開ければOK・・なんて訳にはいきません

しかも・・固定部故に・・ある程度の強度が必要なので・・脆いパテのみで再生してもダメなのです・・どうしよう・・

 メタルパーツで強度アップップ

再生方法は・・いろいろ悩みました

高強度のメタル配合パテならいけるのか?

FRPは強いが・・小回りが効かないのと・・後加工が大変です

それか・・粘土で型を取って・・エポキシボンドで盛り盛りする・・などです


で・・今回採用したのは・・ワッシャー付きM8ナット埋め込みです

鉄製なので強度は抜群ですので・・固定ボルトを強く締めても割れません

固定はナット部分をフェンダーに埋め込めば・・外れる事は無いでしょう

 周囲のクラックを補修します

当然ですが・・固定ボルトの周辺だけ破損してる訳ではありません

割れた影響で・・周辺もヒビ(クラック)が入ってます

そのクラックを横断する様に・・メタルメッシュを溶かし込みます

これで周辺の強度は復活しました

 ナットを固定します

フェンダー裏を削り・・ナットが良い位置に落ち着く様に加工します

位置が決まったら接着剤でナットを接着します


完全硬化後・・周囲を溶かしたプラスチックで盛っていきます

フェンダーを加熱して・・追加樹脂を溶かし込み・・メタルメッシュも埋め込み・・ワッシャーを取り込む様に盛っていきます

ちなみに追加樹脂は・・廃品の2代目N-BOX用スライドレールカバーです

 表面を整形します

クラック補修やナット取り付けなどで傷んだ表面を・・キレイにします

サンダーで凸凹を削り・・パテで整形します

今回は美観より強度なので・・低い部分にパテが残る程度まで削り込みます

これなら多少ねじれても・・パテが割れる事故は起きませんから

 塗装準備

サフェーサー仕上げからの・・サフ研ぎです

形状的に固定が困難なので・・アイデアが必要なのです

 適当な黒で塗装します

適当な黒で塗装後・・クリア仕上げで完成です

 何とか・・取りつきましたよ・・・

ぶっちゃけ・・ナットの角度が微妙に違い・・すんなり固定出来ませんでした

でも・・ボルト取り付け順序を工夫すると・・何とか固定できました・・

やっぱり・・純正の形状は優秀なんですね・・

現物合わせしてない自分が悪いのですけど・・・・


さてさて・・ばね下の振動下・・どこまで持つかな・・

廃版になる前に新品交換の方が正解なのは承知ですが・・予算がね・・

次に破損したら・・大人しく交換しますよ・・      SK

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