サブページメイン画像

  • HOME
  • 自動車コラム
  • ★カトシンのページ自動車コラム73 アクセルペダル高さ調整の実験 佐賀県・小城市・協和自動車

★カトシンのページ自動車コラム73 アクセルペダル高さ調整の実験 佐賀県・小城市・協和自動車 注意!このページは自己責任での実験です、マネしないでね。

 ペダルの段差の理由

Q・アクセルペダルとブレーキペダルに高さの違いがありますが・・・何故ですか?

A・写真のようにアクセルとブレーキを同時に踏んでしまった時にブレーキを優先させる為にブレーキペダルを高くしてます。

ブレーキが十分に効いてる状態でアクセルペダルと同じ高さになるので安全です。

特に背の高い方は足も大きくなるのでリスクは高まります。

 アクセルペダルが遠い?

しかしドライビングポジション的にはペダルの高さの差は困ります。

写真はヴェゼルですが段差が確認出来ますね、段差がもっと大きい車種もありました。

ペダルに段差があると運転中の理想的な足首の角度が変化します。

シートの前後位置やシートの高さ調整時にアクセルペダルの距離で合わせるか、ブレーキペダルとの距離で調整するか迷いますね。

つま先を上下する動作はキツイので長時間無理してる足首の角度で運転すると非常に疲れます。

何とかならないか?実験して検証してみます。

 吊り下げ式アクセルペダル

吊り下げ式アクセルペダルです。

室内の上側から吊るされてる一般的なアクセルペダルです。

取り付け部がエンジンに近いので以前は主流だったアクセルワイヤーをすぐにエンジンルーム内に出せるので設計者にとっては便利な仕組みです、また低コストで作れます。

下に隙間があるので泥や雪、缶ジュースなどの異物が詰まりにくい点は優秀です。


支点が遠い位置に付いてるので比較的真っ直ぐ奥にペダルが動きます。

かかとを浮かせてアクセルを踏む人は問題無いですが。

普通はかかとを床に置いてアクセルを踏むので、つま先は円を描くように斜め下に向かいます。

するとアクセルの動き方とつま先の動き方に差が出るので滑りながら動く形になりますので理想的なペダル形式ではありません。


ちなみに以前アクセルペダルにゴムカバーを付けたら雨の日に濡れた靴の裏と擦れて「キュッキュッ」と音が出て非常にうるさくてゴムカバーは外しました。

 オルガンペダル式アクセルペダル

高級車でお馴染みのオルガンペダル式アクセルペダルです。

ペダルの根本を支点にするので、つま先の動きと同じ動きをするので使いやすいです。

でもアクセルワイヤーのレイアウトも難しく、アクセルにワイヤーが無くなった昨今もアクセル開度センサーの設置位置ひとつでも複雑な構造になりやすいです・・・。

冠水しやすい床にアクセル開度センサー設置は厳しいですから・・・。

フロアの形状も規制が増えるので、今も昔も高コストなシステムです。

マツダなどがそんな困難を乗り越えてまで採用するのは、やはり人間工学的に最適な形状だからです。

人車一体を目指すマツダは比較的低価格な車種までオルガンペダル式を採用する程のコダワリです、そんなコダワリを皆さんも応援してあげましょう。

 ペダル形式とフロアマット

そんな理想的?なオルガン式ペダルにも弱点があります。

皆さん大好きなフロアマット重ねが難しいのです、大きい社外マットや雪国で重宝する深底ビニールマットが使えません!アクセルに覆い被さるので危険です、専用品は高価なので・・・。


その点吊り下げ式ペダルは比較的汎用マットなども許容するので助かりますね。

そうです!フロアマットを重ねたいのです!!!2枚3枚??

★注意(メーカーもフロアマットの重ね装着は禁止してます)自己責任でどうぞ。

最近ミニバンなどのビルトイン純正マットは脱着が恐ろしく大変で無理です、その外れなく高価な純正マットを保護したいのです!!フロアの防音防振などにも効果があります。

で・・・マットを重ねると・・・床の高さが上昇してしまいます。

吊り下げ式ペダルなら許容出来る厚みですが・・・ペダルと靴の裏の接触箇所が下がってしまい土踏まずの辺りでアクセルペダルを踏む形になってしまいました・・・。

メーカーの想定ポジションから大きくずれてしまったので・・・対策が必要です。


 疑似オルガン式ペダルに・・・

では実験開始です!

自分の10系アルファードで試してみます。

アルファードのアクセルペダルは吊り下げ式で、ペダルにはスズキのブレーキペダルゴムがキレイに被さるのは確認済みなので利用します。

車は一切加工はしないのでペダルカバーを取り付ける感じです。

フロアマットで高くなったのでアクセルペダルを上方に延長する目的と。

ブレーキペダルとの段差を無くして足首の疲労低減を目指します。

実験なので木材の廃材でちゃっちゃと製作します、木ならキュッキュッ音もしません。

木を加工してペダルゴムにビス止めですが、ペダルのRに合わせ裏側を丸く加工します。

 ブレーキペダルとの段差を減らして快適に

アクセルペダルに取り付けて各部の干渉などのチェックをします。

実際に運転してみると・・・ペダルの踏み替えがスムーズに出来て満足です。

ペダルの高さが揃うと・・・驚くほど自然にペダル操作が出来ます。

ペダルと靴との接点も自然な位置になり速度コントロールも容易ですね。

足首の角度も自然になり疲労軽減効果も高いです。

しかし相対的にブレーキペダルの位置が低く感じ・・ブレーキペダルアームに足が当たりますので水道ホースで滑り止めです・・・(爆)。

思ったよりいいですが・・・ペダル両方踏みには注意が必要になりました・・・。

 あくまでも実験なのでマネしないでね

実験は終わったのでノーマルに戻しました。

注意・この様な改造は危険なので止めましょう!

アクセルとブレーキを同時踏みすると暴走して大事故の危険性がありますよ。



今の車はアクセルとブレーキを同時に踏んだらブレーキを優先させる機構がありますが・・・。

安全装置の過信は厳禁ですよ。


ペダル位置や高さなどには各メーカーに(憲法)みたいな社内基準があるので開発者の思い付きで調整は不可能みたいですね。


でも各メーカーで社内基準は違うので、別のメーカーの車に代替えしたら違和感が大きいのはそのせいです。


違和感を少なくしたいなら同じメーカーの車種に代替えすることですね。  SK




次の記事★カトシンのページ自動車コラム74 ガソリン車発売禁止?電気自動車EVについて考える 佐賀県・小城市・協和自動車
前の記事★カトシンのページ自動車コラム72 新型ハスラーのインプレ・評価! 佐賀県・小城市・協和自動車




その他のコンテンツもお楽しみください

  面白ページ(筆者の自己満足かも?)が盛りだくさん!ご覧ください。
広告を入れてない・・から・・好き放題に書きますよ!

ご意見・ご要望は・・お電話で直接どうぞ・・

現在のアクセス数2025年3月末現在  3958880アクセス

整備工場ホームページランキング 全国2位(1093社中)シナジーデザイン株式会社調べ


以下は・・バックナンバーです

自動車コラムの他のページ

お電話
お問合せ
お見積り