
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
0952-73-2411
佐賀県小城市三日月町石木166-1
この車は物凄く特徴のある形なので簡単でしょう?
正に小学生がお手本を見ずに書いたスポーツカーの絵を現実化したような車です。
当時のお洒落な車といえばクーペ一択でした。
中身は普通の乗用車そのものでしたが、若者は挙ってクーペを選んでました。
なにせ当時セダン以外はガチのクロカンや営業バンに毛が生えた程度の1BOXや装備が極端に貧弱な軽自動車ぐらいしか無かった時代背景です。
昔はセダンが人気だったのでは無くて実質セダンしか選択の余地がなかったのです。
それを想うと現代の車選びには選択肢が多いので恵まれてますね。
※答えは問題2の下の方にあります。
1980年後半から90年台後半まで日本はクロカンブームでした。
スキーブームの追い風もありゲレンデ駐車場はクロカンだらけでした。
しかし当時のディーゼルエンジンは黒煙出しまくりで、ゲレンデ駐車場で仮眠中の排気ガスで辺り一帯が物凄く臭かった思い出があります。
販売もバブル景気で高額クロカンが販売台数で上位を獲得するほどでしたね。
この車もクロカンブームに乗っかろうとしましたが・・・少し遅かったです。
メッキパーツが少なく押しの弱い顔と見た目が小さく見えたのが敗因かな?
まあ、更にクロカンブームに乗ろうとして急遽もともと欧州仕様を日本に導入しただけの車だから・・・仕方がないです。
でも実際に運転してみた感想はオンロード寄りのセッティングが好印象でした。
あと外観がもう少し・・・惜しい一台でした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
問題①の答え パルサーエクサ です、形が特徴的だから簡単ですね。
バブル期にパイクカーブームが起こりました。
パイクカーとはシャシーは既存の物を流用して、外観ボディーを着せ替えた車です。
トヨタもWILLシリーズなどで手を出した事があります。
なにせバブル期当時はとにかく新型車を出せば高確率でバカ売れした時代なので、各社ともフルモデルチェンジが早かったです。
でも更にそれ以上に売るにはモデル数を増やすのが一番です。
なので今までに無かったような斬新な企画もすんなり通ったのでしょう。
車も人間も浮かれていた時代だったのでしょうね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
問題②の答えは ミストラル でした。
テラノがパジェロとサーフに負けてたので欧州から呼び寄せた助っ人ですが・・・相手は手ごわかったですね、♪ベイビーベイビーミストラル・・・。
この当時のミニバンや1BOXはまだ片側スライドドアが当たり前の時代で、走行性能も低かったので主流はまだまだ写真のようなヒンジドアでした。
当時のスライドドアにはごく一部の高級オプションでしか電動スライドドアの設定は無くて基本的に手動で開け閉めしてました。
更に現代のように可動部に高精度なベアリングは使われて無く、棒にローラーをはめただけの物でしたので物凄く重たくて子供では必ず半ドアになる代物でした。
勿論イージークローザーなど無いので大人が勢いよく閉めないと閉まりませんでした。
昔、お隣の古い車のスライドドアを閉める音が物凄く大きかったのを思い出しますね。
現代のスライドドアミニバンブームは電動スライドドアが普及したのが大きいです。
ベアリングで動きが良くなったのと半ドアが無くなったのも大きいです。
昔のような成人男性しか閉めれないスライドドアではファミリーミニバンは成立しないからね。
やはり完成されたヒンジドアは優秀なのですね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
問題③の答えは エスカルゴ でした、新時代の営業バンとして生まれました。
特徴的なボンネットは職人の手作業で作ったらしいです・・・コスト掛かってますねー営業車なのに・・・。
Be-1やパオ・フィガロなど当時の日産パイクカーは成功してましたね。
車名当てクイズも中盤なので徐々に難しくなってきますよ。
この車が発売されてた西暦2000年辺りから車幅の広い車も多くなってきます。
3ナンバーで税金が跳ね上がったのは1989年までですが、暫くは5ナンバーボディーをドアモールなどで広げたりしてました。
3ナンバー専用ボディーが出てもそれ程幅の拡大は大きくなかったです。
しかし徐々に3ナンバーのコンパクトカーが出てきます。
理由は海外のコンパクトカーとボディーの共用でコストダウンを狙ったものです。
そして国内やアジア圏用の車とアメリカや欧州用の車と作り分ける時代が来ます。
何故なんでしょね・・・アメリカは分かりますが、欧州の古い町並みにデカいコンパクトカーは不便だと思われるのですが・・・。
欧州人の大きい体格のせいかな?
日本の軽自動車が増えたのも小さい普通車が無くなったせいですね。
マークⅡクラスに乗ってた方がクラスダウンするにもヴィッツクラスと軽自動車では軽自動車に軍配が上がるでしょう。
どうせランクダウンするなら普通車のボトムより軽自動車の頂点を選ぶものです。
小さい高級車を作るなら専用エンジンは必須です、今までの敗因はそこです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
問題④の答えは ルネッサ です。
もともと電気自動車として設計された車で、床下にバッテリーを置く為に高床です。
実際リースで電気自動車バージョンもありました。
大きなボディーでミニバン風ですが5人乗りでリアシートを後ろにスライドさせれば広大な後席スペースになりました。
その辺は現代のミニバンの先駆けですね。
カトシンは最近特に大型セダンを見直してます。
縦置きエンジンの後輪駆動車がレイアウト的に無理が少なく合理的だからです。
弱点は室内スペースは狭くなるのと雪道が厳しいぐらいかな?
その他は全て勝ってると断言してもいいです。
でも現代人は車にそんな味わい深さは求めてないのでしょうね。
交差点でハンドルを切りながらアクセルを踏むだけでFFとは全然違います。
段差でドタバタするミニバンはスライドドアや広すぎる開口部が原因なのが分かりました。
そうです!求める物が違うのです。
ミニバンは質より量のテーブルワインでFRセダンは高級ワインなのです。
はい、どちらも正義で正解です。
沢山飲みたい人はテーブルワイン、少量でも美味しく飲みたいなら高級ワインを選ぶだけです。
カトシンの職業柄・・・高級ワインを運転してしまったのが運の尽きでした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
問題⑤の答えは ティーノ です。
3人並列座りの2列で6人乗りのコンパクトカーですね。
ハイブリッドバージョンもありまして気合ははいってました。
同じようなシートレイアウトでホンダエディックスもありましたね。
当然ですが自動車設計者はレベルの高い車造りを目指して設計します。
その為には高コスト&重量増&ボディー剛性が低下するスライドドアは避けたいものです。
しかしユーザーレベルでは便利なスライドドアに人気が集中します。
設計者にとっては非常に悩ましい点ですね。
でもユーザーが求めるのはスライドドアでありながらヒンジドア車レベルの性能の車です。
安易にヒンジドアや低い屋根や絞ったルーフに逃げて欲しくないのです。
このような有利な条件ならハイレベルなスペックの車が作れて当然ですからね。
現在人気なのはスライドドアなどの不利な条件ながら燃費などの性能を上げた車たちです。
ロールーフのヒンジドアミニバンが廃れたのは必然なんです。
有利な条件なのに圧倒的なアドバンテージを作れなかったのですから・・・。
あ、ちなみにヒンジドア車の圧倒的なボディー剛性はユーザーレベルではアドバンテージになりません・・・一般人は違いが分からないので・・・。
現在はSUVボディーのヒンジドアミニバンでリベンジ中です、どうなることやら・・・。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
問題⑥の答えは レパード です。
ご先祖様?はあぶない刑事でお馴染みの2ドアクーペです。
しかし、ソアラに惨敗したのちレパードJフェリーになり、三代目はセドリックの顔違いになってしまいました。
どうしてこんな風になってしまったのでしょうか?
積み上げてきたブランド・・・の価値が分かってないからですね。
この車が発売されてた1980年台は日産自動車は混迷を極めてました。
万年2位でトヨタの牙城を攻略すべく頭数をとにかく増やしてました。
しかし各車種に特徴が少なく・・・カーマニア少年のカトシンも覚えるのに苦労しました。
当時の日産はまだ販売チャンネル数が多くて多数の兄弟車を用意する必要があったので・・。
でもマツダの5チャンネル時代の方が難しかったですけどね・・・。
正に作りたくて作った車は少なく・・・兄弟車は販売店別に車種を用意する為の車種です。
当然に気合もコストも感じられなく存在意義は不明でした。
2020年現在は国内市場の縮小に合わせて兄弟車種はどんどん減ってますね。
あのトヨタも全車種扱いで兄弟車は無くす方向な程です。
でも・・・それだと街に同じ車が溢れて・・・非常に嫌なのはカトシンだけでしょうか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
問題⑦の答えは バサラ です。
プレサージュの兄弟車で低コストを武器に低価格で勝負しましたが・・・完敗でしたね。
もうこの辺りはマニアッククイズになってますね・・・(笑)
正直・・・現在の20代の若者が車名を当てれたら・・・物凄い物知りでしょう。
中年のカトシンはリアルタイムで街を走ってた光景をみてるので・・・。
当時はマークⅡ3兄弟がアホみたいに売れてました。
マークⅡ・チェイサー・クレスタと・・・正に中流家庭の証みたいに・・・。
理由は簡単で・・・内容に比べて割安だったからです。
クラウンに迫るレイアウトと質感の車が大幅値引きでコロナクラスの上位モデルと近い値段で買えれば皆が飛びつくのは当然ですね。
更に当時は「ハイソカーブーム」で高級車を買うのは「良し」とされてまして、現代のように後ろ指を指される事は無く、純粋に羨ましがられる良い時代でした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
問題⑧の答えは ラングレー です。
上級車のスカイラインのイメージだけ頂いた、中身はサニーです・・・。
スカイラインを模した丸い4灯テールランプが非常に痛いですが、当時はそんな引け目は無くて
「次の車はスカイラインだ!」と目標にしてるのが分かる一台でした。
この車はカトシンの父親が乗ってましたので非常に思い入れがあります。
当時の高級車の代名詞であるワイン色ベロア調のシートや内装が最高でした。
正に動く応接間をイメージしてましたね。
この頃はまだアメリカ車の影響を大きく受けてまして・・内装はゴージャスが正義でした。
それに比べると当時の欧州車の内装は質実剛健で魅力が分かりませんでした。
今こそゴージャスな70年台内装は受けそうですけどね・・・。
肉厚なフカフカシートにメッキ類のスイッチなど今も日本人の大好物のハズです。
光岡自動車が古き良きアメリカ車をインスパイアしたモデルを出してるのも先見の明を感じます。
ここらで日産も黄金期のアメリカ車をモチーフにした車はどうでしょう?
実際ドイツ車は街に溢れてるので、今更ドイツ車をマネしてもダメです。
これからはアメ車の時代です!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
問題⑨の答えは オースター です。
構想段階ではブルーバード・スタンザ・オースターの3連発を考えてましたが・・・余りにもマニアック過ぎると考えて没にしました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
問題10の答えは下の方です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最後にカトシンより
日産車車名当てクイズは如何でしたか?
マニア基準で製作してるので難しかったかな?
それでも1960年台や1970年台などの古すぎるモデルは避けてます。
当然に少量生産モデルやトラックなども避けました。
今回はスカイラインやブルーバードなどに隠れた名車?に日の光を当てたかったのです。
現状も苦しそうなニュースばかり聞く日産車を応援したい気持ちもあります。
日産が元気になれば国内市場全体が活気づくと考えます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
問題10の答えは ローレルスピリット です。
サニーのゴージャスバージョンです・・・名前の通りローレルの精神をサニークラスで達成出来るように頑張ったモデルです。
次の記事★カトシンのページ自動車コラム 86 自動車 車名当てクイズ 佐賀県・小城市・協和自動車
前の記事★カトシンのページ自動車コラム 84 ホイール固定ベストはボルト?ナット?佐賀県・小城市・協和自動車
現在のアクセス数2025年3月末現在 3958880アクセス
整備工場ホームページランキング 全国2位(1093社中)シナジーデザイン株式会社調べ
以下は・・バックナンバーです