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★カトシンのページ自動車コラム90 ダイハツ車オートハイビームの秘密を探る 佐賀県・小城市・協和自動車

 ムーヴキャンバスのLEDヘッドライト

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。

最近の新車にはオートハイビーム装着車が増えてきましたね。


オートハイビームは対向車が来なければ自動でハイビームになり夜の視界確保に有効です。

対向車が来たら自動でロービームに切り替わり対向車も眩しくはありません。

それとは別にアダプティブヘッドライトが上位機種としてあります。

アダプティブヘッドライトは基本的にハイビームで対向車や前走車だけを部分的にロービームで照らすハイテクヘッドライトです。

だけど安全の為に歩行者はハイビームで照らします!確かに安全ですが歩行者にとっては眩しくて迷惑なヘッドライトですね。


このムーヴキャンバスのヘッドライトはオートハイビームです。

それでも新品のヘッドライトが片方で8万円近くする高級品です。

LEDヘッドライトなので裏側にも電球交換用のふたは無く、ウインカー用の電球のみ交換が可能です、もしも壊れたらヘッドライト全体を交換する必要があります。

なので正面から軽くぶつけるだけで・・・簡単に修理代30万円コースなので車両保険にご加入をお勧めします。

 秘密の花園を覗く

ムーヴキャンバスのヘッドライトを分解してみます。

最初に周辺のビスを外します、一つだけ分解防止用のビスが使われてました・・・。

今時・・・こんな分解防止ビスなど意味ないのに・・・。

本体とレンズ部は固めのブチルゴム的な接着剤で固定されてました。

ドライバーでこじるとジワーと広がりますが・・・離すと元通りになってしまいます。

広げながら伸びた接着剤をカッターナイフで切らないと外れませんよ。

加熱しなくても分離出来たので簡単ですね。

 御開帳です

無事に分離出来ました、純正イカリングのコネクターがレンズ側に付くので御注意です。

 オートハイビーム

LEDの発光体自体が上下するのがオートハイビームの正体でした。

センサーで対向車の光を感知したら下げて、無ければ上げるだけですね。

それとは別に従来通りのオートレベライザーもちゃんと付いてます、オートレベライザーは手に持ってる枠自体を上下出来ます、それとは別にオートハイビーム用のアジャストモーターが付いてます。

 オートハイビーム用モーター

このユニットでオートハイビームを機能させます。

電子基板付きの極薄モーターユニットでヘッドライトの角度を制御してますね。

内部は樹脂製のギアですが、ウオームギアを使用してないので耐久性は大丈夫でしょう。

 交差点用リフレクター

上下運動ユニットとは別にコイルで反射板を動かすユニットが付いてます。

これはきっとウインカーと連動して交差点などで照射範囲を広げるユニットです、多分・・・

この照射範囲拡大装置はダイハツユーザーさんからも評判が良いですね。


昔の車には(コーナリングランプ)として車幅灯などに電球が仕込んでありました。

カトシンも夜中の峠道ヘアピンカーブでウインカーを出しながら(コーナリングランプが光るので)走ってた記憶もありますよ。

 発光体ユニット

さあ、いよいよ本丸のLEDユニットに到着します。

制御ユニットにはレクサス・トヨタの文字が書いてありました。

ダイハツはトヨタグループなのでムーヴキャンバスでもレクサスでも使ってる部品は同じでした。

レクサス様と同じ部品だなんて・・・何だか得した気分になれますね$。

裏にはヒートシンクプラス電動ファンでLEDを冷やします。

発熱量の比較的少ないLEDでもHID以上の明るさを出すLEDは爆熱になります。

過去に分解したフィットのLEDヘッドライトは巨大ヒートシンクのみでした・・・。

これはヒートシンクが小さいので・・・電動ファンが壊れたら・・・終わりでしょう。


いずれにせよ、ほぼ密閉されたヘッドライト内部では長時間の放熱にも限界があるでしょう。

なので長時間のアイドリングなどは走行風での冷却が期待出来ないので、温度上昇しそうです。

高価なヘッドライトを長持ちさせるにはヘッドライト内部の温度まで配慮する必要がありますね。

 こんな仕組みです

黒い枠がオートハイビームのモーターフレームになります。

中央のグレーがLED発光体で、右下のメッキカバーで反射させます。

左下がコーナリングランプユニットで、丸いのがプロジェクターレンズになります。

 定番!光らせてみた

配線の黄色をプラスにダークグレーをマイナスに繋ぐと・・・光りました。

強烈ですね・・・・眩しい!!!

しかし・・・光が拡散し過ぎるのでプロジェクターレンズが必要ですね。



ちなみに右の写真は昔分解したフィットのLEDヘッドライトの発行部です。

 反射板とプロジェクターレンズ

コーナリングランプユニットは付けずに反射板とプロジェクターレンズを装着しました。

するとどうでしょう?上下方向の光はカットされて本来の光り方になりました。

流石に純烈強烈ですね・・・左右方向も集光出来れば最高ですけどね。

さて・・・この殺人ビームユニットは使い道はあるのかな?


「基本的にハイビームで走行しましょう」と行政は広報してますが・・・オートハイビーム普及の後押しでもしてるのですかね?

市街地でハイビーム切り替えをカチカチするのは危険です・・・ハイビーム解除し忘れももちろん周囲が危険ですし、ロービームに戻した際に余計暗く感じて運転者も危険です。

対向車の居ない深夜の山奥ならハイビームが最良ですが・・・市街地ならロービームでも安心して走行できる速度で走るべきです。

ハイビームにすると遠くまで見えすぎて速度が上がる傾向があるからです。

そして見落とした歩行者と・・・・夜に飛ばすのは某頭文字Dだけで十分です。  SK



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