
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
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佐賀県小城市三日月町石木166-1
皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。
車は自由に走れる代わりに、ぶつかるリスクがあるのは仕方ありません。
自動車保険の車両保険に加入すれば問題ないですが・・・保険金が高いので対人対物のみで車両保険には未加入の方も多いのが現状です。
同じような衝突の仕方をしても修理代が高くなる車と安く上がる車があります。
それは決して新車価格とは比例しないのです!・・・当然ですが高級車は全般的に部品代は比例して高くなりますが、国産車なら作業工賃自体は概ね同じです。
大きな差がでるのは車両の装備品の違いでの交換部品代の違いです。
つるっとしたバンパーとメッキパーツや電装品だらけのバンパーでは部品代が大きく変わるのは当然ですね。
今回はどんな装備の車なら修理代が割安になるかをご紹介します。
修理頻度の高いフロントバンパーで比較してみましょう。
左側のタントカスタムはメッキガーニッシュの中にデイライトとフォグランプがありまして部品代だけでも高額になります。
その部品代+バンパー修理代となるので・・・大変な金額でしょう。
右側のアルトはシンプルなデザインでバンパー修理代のみとなります。
対向車との接触や電動格納機構の故障が多いドアミラーの比較です。
左側のタフトはアラウンドビューモニターのカメラが付いてるので高額です。
更にLEDウインカーや近接警告灯付きのドアミラーは更に高額です。
右側のワゴンRはシンプルなのでお値段もお手頃です。
ドアミラーの故障は基本的に全体交換になりますので・・・見逃せないポイントです。
ドア側面をぶつけて塗装するケースです。
注目ポイントはガラス下部の水切りモールの長さです。
左側のワゴンRはボディー色が天井付近まで伸びてます。
すると塗装の切れ目を無くすにはサイドバイザーやガラスを外す必要があります。
ドアハンドルの脱着や水切りモールはどちらの車にも付いてるので同じです。
右側のラクティスは水切りモールのみ外せば塗装の切れ目を隠せれるので工賃が安いです。
黒いサッシ部やサイドバイザーは外さなくても問題は無いです。
水切りモールの長さだけで工賃が変化するケースですね。
ホイールは縁石などで傷が入り易い部品です。
左側のプリウスのホイールはアルミホイール+樹脂ガーニッシュがあるので高価です。
更に扁平タイヤなのでタイヤ代まで単価が高いです。
アルミホイールの修理は国産大衆車レベルでは割りが合いません、修理代=新品部品代になってしまうケースが多いです、高級外車のアルミホイールはアホみたいに高いので修理もありですが・・・。
右側のラティオのホイールはホイールキャップなので少々の傷はホイールキャップ交換で受け止めてくれます。
シンプルなホイールキャップは安価なので、安く直せますね。
同じ様な外径のタイヤでも厚みのあるタイヤは何故か安いです。
ゴムの量は厚いタイヤの方が多いハズですが・・・謎ですね。
ツートンカラーの車は当然に塗装代は高くなります。
塗料代は大差ないですが、調色が二倍になり、初めの塗装乾燥後に再び下地作業を行い2色目の塗装になるので作業時間が大幅に増えるので高くなります。
左側のキャンバスはフロントフェンダーの上下がパール色なので手間が必要ですね。
更に樹脂フェンダー自体も高価な上にメッキガーニッシュまで付くので・・・高いです。
右側のワゴンRは従来の鉄板フェンダーの上に単色なので通常の修理代ですね。
例外としてツートンカラーの片方のみの塗装だと安くなるケースがあります。
普通車のナンバープレートには封印がされてるので勝手に外せません。
そんな外すのが困難なナンバープレートがぶつけ易いバンパーに付いてる車があります。
設計上は封印を外さなくてもリアバンパーは外せれる設計ですが・・・ナンバーフレームなどが付いてると封印を外してナンバーを外さないとバンパーが外れないケースがあります。
ちなみに旧型スイフトはナンバーを残してバンパーを外すのは不可能に近いです。
左側のポルテはナンバーがバンパーに付くので、後ろを接触するとナンバーを外すか交換が必要になり、バンパー修理代以外に費用が必要です。
右側のルミオンはバックドアにナンバーが付くので、バンパー修理代のみですね。
ルミオンの様に高い位置のナンバーがダメージを負う確率は低いので安心です。
車は基本前に走るので前方に付くヘッドライトは壊れるリスクも大きいです。
左側のシビックはLEDヘッドライトなので非常に高価です。
HIDヘッドライトは内部部品を移植できたのでそれ程高くは無いですが・・・LEDヘッドライトは分解不可能ですので全体交換となり・・・高くなる要因です。
右側のミラはハロゲン電球なので、ヘッドライトのお値段もお手頃です。
HIDヘッドライトも電子部品まで壊れたら高価になりますが・・・壊れる確率は低いです。
ヘッドライトは明るいのが良いのは分かりますが・・・すぐに慣れてしまいますよ。
雪の日でも電球の熱で雪を解かすハロゲンヘッドライトも見直されるべきです。
サイドにプロテクションモールやエアロが付く車も修理代は高価になります。
余分に部品を装着してるので当然なのですが・・・。
何となくエアロやモールが守ってくれそうなイメージがあるかもしれませんか?
そんな事はありません!エアロなどは鎧では無くTシャツレベルの防御力です、忠実に衝撃をボディーに伝えます。
左側のパジェロの側面をぶつけたら・・・サイドモールの他にドアの修理代も必要です。
更にサイドモールがクリップなどで固定されるのでドア修理も困難なケースまであります。
理由はクリップの穴を高い精度で修理するのが困難だからです。
一見キレイに修理したドアでも穴の精度が悪いとエアロが浮いて隙間が出来るからです。
なのでエアロが守ってくれるばかりでは無く・・・余計に足を引っ張るのです。
右のワゴンRにはエアロなどは付かないので、見た目さえ完全に直せば良いので安いです。
エアロやモールなどの部品代も不要ですしね。
例外としてエアロに軽く傷が付いたレベルなら安くなりますけどね。
最後は塗料の違いです。
どちらの車も白ですが左がパールホワイトで右がソリッドホワイトです。
パールホワイトはキラキラしてる白ですが3回塗装を重ねる必要があります。
ソリッドホワイトは絵の具みたいに白のみを塗装するので1回で済みます。
現在はアクアなど営業車にも使う特殊な例を除き、どちらかしか選べません。
正直・・・パールホワイトに有難みを感じてない方でも、白はパールホワイトしか無いので仕方なく選んでるケースが見られます。
メーカーにはソリッドホワイトの設定を増やして欲しいですね。
塗装代金はソリッドホワイトが一番安く、中間が銀やベージュメタリックの様な2回塗装する色です、一番高価なのがパールホワイトみたいな3回塗りの色です。
高価な塗装はカタログでも有料色に指定されてるので分かり易いです。
しかし最近はブルーメタリックやパープルメタリックなどにも3回塗装が採用されてて紛らわしくなりました。
色選びで迷ったなら有料色を避けた方が、修理時には安く上がりますよ。
如何でしたか?板金塗装屋さん的には、こんな修理代の事まで考えて車選びをしてます。
でも決してダメ出しするのでは無く、この車は部品代が少なそうだからok!みたいにプラス要素にする為です。
さて・・・ますます車選びが楽しくなってきましたね。 SK
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