
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
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佐賀県小城市三日月町石木166-1
皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。
今回は皆さん憧れのパフォーマンスダンパー・・もどきです。
そもそもパフォーマンスダンパー・・・とは?
鉄で出来た車体は・・いわば大きなバネです。
道路のうねりなどで車体が微妙に歪んでも・・・元に戻りますね。
その特性はしなやかさで良いのですが・・・。
バネ単体だと・・・元の形に戻る際に何回か動いてしまうのです。
その反動を素早く抑え込むのがパフォーマンスダンパーです。
自動車の足廻りのバネにアブソーバーが付いてるのと同じ原理です。
すると・・・ビョンビョンしない上質なボディーとなるのです。
同時に・・ドアの開閉時の振動やスピーカーの振動も抑えます。
質感や音質が上がりますね。
しかし・・古い10系アルファードには部品設定がありません。
もしも設定があっても・・買うお金が無いので・・一緒ですが・・。
物が無いなら・・・類似品を作ってしまいましょう。
お金を掛けなければ・・・ダメ元で済みますからね・・・。
負け惜しみ・・・と言わないで・・・悲しくなるので・・・。
パフォーマンスダンパーは出来るだけ大きい2点を・・。
減衰特性のある物で繋げば・・・その間の振動を抑えれます。
なので・・・出来るだけ長く丈夫な棒が必要です。
ゴミ捨て場を漁ると・・軽自動車のラテラルロッドが出てきました。
縁石乗り上げ事故で曲がってしまった物ですね。
減衰装置は・・・ガス圧が弱まったリアゲートダンパーです。
バックドアが勝手に閉まってしまう修理で交換された物ですね。
本来のパフォーマンスダンパーは伸び側と縮み側の両方共に
ガス圧が効いてるようですが・・・。
リアゲートダンパーなので・・・伸び側だけです(爆)
しかし・・・細かい動きは減衰されるので・・ヨシとしましょう。
(ガスが完全に抜けると・・マジでスカスカです)
両方共・・完全な廃材(ゴミ)ですね・・・。
続いて・・固定するステーも製作します。
ガスダンパーの伸びる力は意外に強いので・・・。
余りに薄い素材だと・・・力が逃げて意味が無くなります。
・・・またまたゴミを再使用します。
コレ・・確かルーフキャリアの部品だったと記憶してます。
厚さが1.5ミリ以上余裕であるので・・・大丈夫でしょう。
ボルトの固定穴として先端だけ使用します。
車体から寸法を計測しました。
ネジのスパン+70ミリ程で・・部材をカットします。
+70ミリは・・・車体固定時にアブソーバーが中間位置になるからです。
あと・・アブソーバーのボルトはM8で車体はM6なので・・・。
延長用のM6ボルトも必要ですね。
金属の丸棒も加えて・・・材料が揃いました。
溶接で組み上げていきます。
アブソーバーの先端がボールジョイントなのと・・・。
アブソーバーシャフト自体も回転するので・・・。
単純に真っ直ぐ溶接すれば良いです。
仕上げに・・缶スプレー塗装を行います。
軽くペーパーを当てて錆を落としてから・・・。
かなり適当にスプレー塗装しただけです。
屋内での使用なので・・・錆の心配は不要です。
パフォーマンスダンパーを固定するのは・・・。
バックドア付近の荷物固定アンカーフックです。
こいつが・・・リアからのカタカタ音の原因だったので・・・。
撤去すると同時に・・・パフォーマンスダンパーを装着です。
折角・・ボディーに固定ナットが有るので・・・
使わない手はありません。
中心部の樹脂を持ち上げれば・・・ボルトが見えます。
意外と簡単に外れますよ。
早速・・固定しましょう。
最初に・・・ボールジョイント側を固定します。
次に・・・アブソーバーを縮めながら・・ボルトで固定です。
バックドアが落ちて来る・・ダメなアブソーバーなのに・・・。
こんな感じに直接に縮めると・・・超硬いですね。
これなら・・・効果も期待出来ます。
流石にフロアの鉄板が見えたままでは・・・。
高級車?アルファードとしては失格です。
ここは・・・廃フロアマットを加工して対処します。
フロアマットは・・カッターナイフで意外と簡単に切れます。
角は大きめのハサミで余裕です。
87ミリ×60ミリで切り出して・・・ステーの逃げも作ります。
フロアマットの模様が違いますが・・・無いよかマシですね。
出来ました!なんちゃってパフォーマンスダンパー完成です。
正直・・・10系アルファードの3列目は突き上げが酷いです。
稀に・・・疲れて運転を替わり・・3列目で寝てると・・・。
軽いボディーブローを喰らい続けてるみたいに厳しいです。
まあ・・・30エスティマよかマシですけど・・・低レベルです。
今回のパフォーマンスダンパーで少しでも改善出来たら・・嬉しいです。
運転してみると・・段差の「ガコン」が「ガコ」になった気がします。
はい・・・かなりの補正を入れても・・確かに微妙な違いです。
毎日運転してるオーナーでも・・・かなり微妙な違いなので・・・。
たまに乗る同乗者は99.99パーセント分からないでしょう(笑)
でも良いのです!この手の改造は自己満足の世界なので・・・。
足廻りやショックアブソーバー以外の部品で・・・そんなに大きく
乗り味が変化する方が稀ですから・・・。
「きっと良くなってる・・」の信じる気持ちが大切です。
信じる者は救われますから・・・ね。 SK
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