
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
0952-73-2411
佐賀県小城市三日月町石木166-1
皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。
今回は番外編?で戸建て住宅のページです。
世の中の建築業界は・・騙しに溢れてる・・のを
感じたので・・書いてみました。
ハウスメーカーはメリットばかり言いますが・・・
デメリットを言わないからです。
それは・・各社の基本仕様から外れると・・・
面倒な上に・・価格も上がるので・・嫌がるのです。
なので・・我々から・・言わないと仕様は変わりません。
建ててみて・・住んでみて分かったメリットデメリットを
余すことなくお伝え出来ればと・・思います。
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先ずは外壁です。
外壁の種類で固定資産税が変化しますよ・・ご注意です。
普通は・・材料費も安く税金も安いサイディングが一般的
ですが・・注意点があります。
それは・・こけ(カビ)・・です。
特に北側の壁は・・軒が短いと・・3年で真っ黒になります。
雨が直接当たる上に日陰だと・・最悪ですからね。
右の写真の家は・・まだ軒がある方ですが・・雨の当たる
下半分が・・黒くなってますね。
除菌剤で洗うか高圧洗浄機でないと・・落ちませんよ。
1階と2階の間に軒を出すか・・せめて目立たない茶色の色に
するなどの対策が必要です。
白い壁は・・小さな家でも大きく見えるので・・メーカーさん
も好んで採用してます。
長い軒は・・サイディングのコーキングも守るのでオススメ
ですが・・屋根が広くなるので・・余分な費用が必要です。
また・・軒下に蜘蛛の巣が増えるデメリットもあります。
なので、せめて・・北側だけでも・・軒が欲しいところです。
南側は・・太陽光で殺菌?してるのか、こけ被害は無いです。
左の写真は・・激安ハウスによくある玄関です。
あらゆる意味で・・最悪ですね。
普段の出入りで・・この様な開き戸は全開にしません。
しかし・・出入りする側(右側)の屋根が殆どありません。
理想は・・右側にもっと長く屋根を伸ばすべきです。
雨の日は・・大概・・風も吹いてます。
この屋根だと・・家から出た瞬間にずぶ濡れです。
また・・雨も吹き込んで・・玄関もベタベタでしょうね。
全ては・・低コストの為の構造です。
些細な事ですが・・玄関照明位置も?です。
夏に扉を開けると・・照明に集まった虫が室内に入って
くるでしょうね。
照明は・・少し離れた位置でも十分明るいですよ。
数少ないメリットは・・雨で地面がキレイになる事かな?
屋根が深いと・・汚れは水道で洗わないとダメですからね。
写真の様なビルトイン食器洗い乾燥機が当家にも
存在してますが・・ほとんど使わなくなりました。
デメリットは・・とにかく・・うるさいです。
稼働中は・・人間が一人・・普通に会話してる音量です。
テレビの音量も・・上げないといけないです。
しかも・・動いたり止まったりして・・騒音量も随時変化
するのも・・耳に付きます。
現状は・・たまに乾燥のみ・・使う程度です。
容量も・・4人用食洗機だと・・4人分は入りません!
毎食・・ワンプレートメニューなら・・使えますが(笑)
特に和食系の深い食器との相性は最悪ですね。
結局・・鍋などは手洗いなので・・別途、乾燥置き場が
必要になるのを・・考慮してスペースを考えましょう。
「IHクッキングヒーターは周辺が汚れにくい」などと・・
聞いた事は無いですか?・・嘘です。
普通に鍋の周辺や壁は汚れます。
なので・・写真の様なアイランドタイプは・・ありえません。
周辺が・・脂ギッシュになるので・・揚げ物などをすると
大変な事になりますよ。
調理の度に・・アルミの囲いをすれば・・良いですけどね。
・・・意味ないじゃん!
壁が無いと・・換気扇も強くしないと吸いませんし・・。
その換気扇が・・強・・だと・・また、うるさいのです。
ゴー----とね。
結局・・洗い物の乾燥や調味料やゴミなどで・・ごちゃごちゃ
する未来は・・見え見えです。
アイランドキッチンは・・見せる為のキッチンなので・・・。
普通の家庭には・・要らないです。
現状・・キッチンに余分な物が無く・・ピシャとしてるなら。
キレイなまま・・使いこなせれるかも・・しれませんが。
最後に・・壁向きキッチンに比べて・・リビング向きのキッチン
はスペースを喰います。
壁とキッチンの作業スペースは通路になりますから・・。
まあ・・1人で黙々と料理するには・・背後の棚などを使える
ので動線が短く・・向いてますが。
正直・・通路は狭く・・2人での調理には向いてません。
旦那さんに料理を手伝って貰いたいなら・・・。
複数人が動きやすい・・壁向きキッチンなのです。
「最新の家は断熱が優秀なので・・エアコン1台で
家全体の空調が出来ますよ・・・」
と・・ハウスメーカー様のお決まり文句です。
・・・はい、温度ムラを気にしなければ・・ですが。
当家も・・その文句に騙されました!
冷房時・・エアコン周辺は寒い程ですが・・離れると
冷気が届かず・・暑くなってしまいました。
それでは・・・快適な家ではありません。
なので・・エアコンでの空調をお考えなら・・・。
小さなエアコンを複数台設置が正解です。
結局・・風の当たる所が・・涼しいですから。
温度設定も・・それぞれのエアコンで設定出来ますので、
日の当たる所と日陰で・・調節可能になります。
ちゃんと調整すれば・・電気代も変わらないと思います。
大型のエアコンで・・効率悪く冷やしてるよりは・・ね。
興味があるのが・・床下エアコンです。
我が家は灯油ヒーターを選択したので見送りましたが・・。
友人宅での床下エアコンの優秀性に感心しました。
速攻かつ低コストな床暖房のイメージですね。
この様な配置にすると・・エアコンは3台になってしま
いますが・・エアコン単価は大した事無いですし。
故障しても取り換えが容易なのもポイントです。
カーポートは・・乗り降り時の快適性もありますが、
車の程度を維持するにも有効です。
塗装面の保護はもちろん、凍結したガラスをガリガリ
すると・・ガラスも痛みます。
お湯で溶かすにも・・温度を間違えると・・割れて
しまいますからね。
また、雨の後の凍結だと・・ウエザーゴムが傷みますが、
カーポートがあれば・・それも防げます。
重要なのは・・カーポートと玄関の間を濡れずに移動
出来るかどうか?なのです。
せっかくカーポートがあっても・・玄関までで濡れてたら
残念ですからね。
カーポートの近くには・・洗車用の水道栓も必要です。
鳥の糞を見つけても・・水が無いと厄介ですからね。
理想は・・カーポート近くの外壁に100V電源コンセント
を用意出来れば・・完璧ですよ。
水道栓は家の対角に2か所は欲しいです。
長いホースを引っ張っていくのは・・大変ですからね。
同様に・・100V電源も・・2か所あると便利ですよ。
写真のようなお風呂は・・憧れますね。
高級感があって・・外を見ながら入浴する・・。
・・・NO!です。
この様な濃い色の壁は・・水垢(カルキ)で白っぽい
汚れが付いて・・汚くなりますよ。
お風呂から上がる際に・・壁の水分をふき取る・・マメ
な方なら・・大丈夫でしょうが・・。
あと・・実際は窓も要らないでしょう。
マンションでも換気扇のみで対応出来てるので・・・
窓が無くても大丈夫です。
実際・・外から丸見えな・・こんな窓は非現実的です。
結局・・フィルムを貼るか・・外から「すだれ」でも
垂らして・・窓を殺す事になるでしょう。
今どきの家は断熱材で包み込む事で性能を上げてます。
なので・・どうせ潰す窓なら・・マイナスですから。
同時に・・冬の風呂場が寒い件にも窓は影響してます。
結局・・風呂場は人気の無い・・北西部で良いのです。
最後に・・ユニットバスなら・・必ず規格品を入れましょう。
某ハウスメーカーは・・オリジナルサイズのユニットバス
なので・・リフォーム時に・・大変みたいなので・・。
一人暮らし以外の家なら・・同線は命です。
誰かが通路で作業してても・・別の道で移動
出来るので、お互いにストレスフリーです。
ウオークインクローゼットや洗面室を通路と
兼ねる様な・・雰囲気です。
上手に設計すれば・・無駄な廊下スペースを削る
事が出来て・・効率アップなのです。
写真は・・床下収納であって・・収納ではありません。
本来の目的は・・床下に入る為の入り口です。
これも・・場所を厳選しないと・・ストレスになります。
上を歩くと・・どうしてもギシギシするので・・不快です。
枠の微妙な段差も・・嫌ですから・・。
しかし指定しないとハウスメーカーはキッチンの前に
点検口を設置してきます。
ハウスメーカーは点検する側なので・・水回りの近くに
設置したいのです。
なので・・点検口は普段・・歩く頻度が少ない位置に指定
すれば・・不快感が減りますよ。
更に・・下がコンクリートのベタ基礎なら・・床下収納
にも・・出来ます。
使わないけど・・捨てられない物の収納に使えますよ。
点検口も・・押入れの中などに・・複数個所に設置出来ます。
床下なら、まず・・発見出来ないので・・盗難対策にもなり
ます・・タンス預金にピッタリ?かな。
最近の家は法律で換気装置が義務化されてます。
シックハウス症候群がきっかけでしたね。
で・・よくある・・第3種換気は・・寒いですよ!
第3種換気は・・風呂場やトイレの換気扇を回して
室内を負圧にします。
そして各部屋に穴を開けて・・空気を取り込みます。
壁や窓に付いてる丸や四角の部品が・・吸気口です。
当然・・外気がそのまま入るので・・寒いのです。
寒くても換気出来てれば良いのですが・・・。
寒いだけで・・ろくに換気出来ないのが3種の弱点です。
換気扇の近くに・・抜けの良い通気口があったら・・・
もう・・奥の部屋からは・・吸わなくなりますから。
個人的には・・単なる法律対策だけの装置に見えます。
初期設備代が安いのだけが・・メリットです。
それに比べて・・第1種換気装置は良いですよ。
強制的に空気を取り込み・・強制的に排気してます。
その間に温度や湿度だけ吸気に取り込めるので・・・。
室内の温度変化が少なく・・各部屋に新鮮な空気が
取り込めるのです。
フィルターがあるので・・虫もシャットアウト出来ます。
まあ・・フィルターの清掃が手間ですけどね。
第1種は室内の気圧の調整可能なのも大きいです。
第3種は・・常に負圧なので・・虫が入りやすいです。
ドアの開閉が重いのも・・3種のデメリットです。
筆者は第1種を使用してますが・・気に入ってます。
音の出る・・装置を寝室から離すのが注意点です。
最近はバリアフリー化がトレンドですね。
すると・・写真の様な吊り扉を提案されるかもです。
注意点は・・下にレールが無いので・・脆弱な点です。
大人のみなら・・大丈夫でしょうが・・・。
子供は・・ドアに体当たりします・・(笑)
すると・・吊り扉を支えてるのは・・上のレールと
下側の1か所の支点のみです。
結果的に・・体当たりされたドアの建付けが狂います。
最悪・・ドア自体が壊れます!
小さな子供が想定される家の扉は・・下側に窪んだ
レールがある扉がオススメです。
注意点は・・写真の様なスライドドアのクローザーです。
クローザー?はドアが閉まる寸前に自動でゆっくり閉まる装置です。
これが無いと・・大きな音でバン!と閉まるドアになります。
友人宅の豪邸(土地込み5000万)もクローザーの指定を忘れた為に・・バン!と閉まってしまう仕様でした。
細かい点ですが・・ストレスになりますよ。
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まだまだ・・書きたい事は山盛りですが・・。
キリが無いので・・一旦終了です。
家は3回建てないと理想にはならないのが建ててみて・・分かりました。
特にローコスト系ハウスメーカーは・・製品的に厳しいのが・・現実です。
ギリギリまで屋根や外壁の面積を減らして・・・。
契約(談合?)してる設備メーカーの製品のみしか使えなかったり・・・。
ベニア板(合板)を多用する・・残念な仕様です。
そんなハウスメーカーでも・・仕様変更を重ねると立派なお値段になるので・・要注意です。
やっぱり・・設計事務所を通すのが・・確実な家が建つと・・感じました。
いろいろ研究して・・後悔の無い家が作れる様にお祈りしてます。 SK
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