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#座椅子の背もたれが動く仕組み カトシンのページ自動車コラム139

 座椅子の背もたれが・・動く仕組みは?

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。

どこの家庭にも存在する・・お馴染みの座椅子です。

和室などで・・くつろぐ際は・・非常に有効ですね。

背もたれ角度を好みの角度に出来ますからね。


しかし・・貴方は・・座椅子の仕組みを説明出来ますか?

何故・・背もたれを一番起こせば・・平らになるのですか?

平らにしたら・・何故、好きな角度で固定出来るのですか?

そんな・・疑問はごもっともです。


今回は・・そんな・・どうでも良い秘密を・・解説します。


座椅子の仕組みを知れば・・座った際に、仕組みを想像でき
るので・・座り心地も変わるかも?

 メカ部分が出てきました

今回犠牲になってもらう座椅子は・・コレです。

数年間しか使ってませんが・・ヒンジ部のクッション
が潰れてしまい・・。

可動部が・・むき出しになってしまい・・畳を傷めて
しまう状態でした。

最後は・・子供がカバーを盛大に汚した事で・・めで
たく?廃棄処分となった物です。


カッターで・・スポンジを剥がす事で・・金属とスポ
ンジを分離可能となります。

そうすれば、家庭でも分別しての廃棄処分ができます。

 意外とカッチリしてますね

これが・・座椅子のカチカチシステム(笑)です。

この中に・・「なるほど・・」と唸らせる機構が
詰まってるのです。

早速・・分解して・・仕組みを勉強しましょう。


可動部の軸は・・カシメなので・・家庭での・・
これ以上の分解は厳しいですね。



 仕組みを解説します

主なメカは・・写真の様になってます。

ギザギザ側は背もたれ側で・・板状のバネで押された
・・ギアの相手側とで構成されてます。

このバネで押された小さい金属ギアが・・ポイントです。


その小さいギアが・・座面側のレール内を上下に移動
する事で固定出来る仕組みです。

ギアが上がった・・これからカチカチ状態

ギアが下がった・・これから平らになる状態

 固定されてる・・座面側の曲がったレールがポイントです

(写真は上から見たので・・上下逆です)
最大のポイントは座面側に設置されたレールです。

レールは曲がってまして・・レール内のギアが上に
上がると背もたれのギザギザと噛み合った状態です。

座椅子を平らにすると・・ギアが上に押し上げられます。


逆に・・背もたれを一杯まで上げると・・レール内のギア
が下がり・・背もたれのギザギザからギアが外れる仕組み
です。

このギアが動くレールの曲がりが・・ギアの接続と解除を
制御してるのです。


次項からは・・ケース別に・・動きの解説をしていきます。

 通常使用時

最初は・・通常の座ってる状態です。

赤いギアが座面側レールの上側に上がって噛み合ってます。

背もたれを上げれば・・板状のバネが押されて・・ギア
が動き・・角度が変わります。

 倒そうと・・一番上まで上げた状態です

次は・・背もたれを一番上げて、平らにする時です。

イラストに注目です。

背もたれのギザギザの端にギアを押す突起があります。

背もたれを一杯起こす事で・・突起がギアを押し下げます。

レールの下端まで押されたギアは・・ギザギザから離れて
・・背もたれはフリーになり・・背もたれは倒れます。

 平らになった状態です

背もたれが平らになった時に・・・。

背もたれのギザギザ下側の突起が・・ギアをレール
の上端まで押し上げます。

すると・・再びギザギザとギアが噛み合い・・・。

カチカチと背もたれは動くのです。

 この様に・・単純ですが・・優秀な仕組みです

おさらいすると・・。



背もたれを一杯起こします。

背もたれのギザギザの端が、ギアを下げます。

ギアのレールは曲がってるので・・ギアが下がると。

背もたれのギザギザからギアは外れます。

ギアが外れた背もたれは・・一番下がり平らになります。

平らになった瞬間、背もたれのギザギザの端がギアを
押し上げます。

押し上げられたギアは、背もたれのギザギザに勘合します。

背もたれを持ち上げると、ギアがズレて・・1段上がります。

ギアはバネで押し付けられてますので、そのままキープです。

・・・・最初に戻り繰り返します・・・。


この様なメカメカしい・・仕組みとなってます。

これを覚えれば・・不意に子供に仕組みを問われても・・
完璧な回答が出来るハズです。

お父さんの株価アップ・・間違い無しですね。   



ちなみに乗用車のシートは・・

自動的に一番、背もたれが持ち上がる様にバネが入ってます。

サイドのレバーと固定ギアが連動してて・・任意の位置で
シート角度を固定する仕組みです。

むしろ・・座椅子の方が高度なシステムですね。   SK




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