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#DIXCEL(ディクセル)のブレーキパッドでカックンブレーキ改善

 カックンブレーキが・・不満です

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。

ブレーキは基本・・踏んだ分だけ効きますが・・必ずしも比例はしません。


ブレーキの踏み始めに・・急激に効いて・・それ以上踏んでも・・大して変わらない・・。

それが・・「カックンブレーキ」です。

カックンブレーキの車は・・ブレーキの効き具合を細かく制御出来ないので・・困ります。


まるで・・昔のACモーターの扇風機の様です。

最弱風量でも・・結構強く・・困りましたね・・。

基本・・最大風量は使わないので・・OFFか風が強すぎるか・・で大雑把です。

まるで・・カックンブレーキです・・。

最近のDCモーター扇風機は・・8段階で調整出来るので・・好みの風量に出来ます。

正に・・理想とするリニアな特性ですね。


現状のN-ONEは・・カックンブレーキです。

それを・・何とか・・踏んだ量だけ効く・・リニアな特性にしたいです。

 ディクセルで改善可能です

そこで用意したのは・・信頼のDIXCELのブレーキパッドです。

過去の交換時でも・・純正品に比べてリニアな特性に出来た実績があります。


峠やサーキットを攻める訳ではないので・・街乗り用のエクストラクルーズ(EC)がベストです。

ブレーキパッドは使用想定温度がありまして・・・。

あんまりスポーツ性の高いパッドは・・ある程度ブレーキ温度が上がらないと・・むしろ効かない事もあります。

なので・・使用用途に合った・・商品を選ぶ事が重要なのです。


サーキットを想定してるパッドは・・冷えてる時は・・マジで効きませんよ・・。

冷えてると・・パッドが・・スーーと滑る感じです。

その代わり・・ディスクが赤く焼けても・・ブレーキは効きます。

そんなの・・日常で使う・・パッドではありませんね。


その点・・エクストラクルーズは・・朝イチから・・高速道路での不意の急制動まで・・大丈夫です。

冷えてる時から・・本来の性能を発揮するので・・毎日安心です。

もちろん・・高温時の性能も・・純正よりは上ですよ。

なのに・・ほぼ・・純正パッドと同じ様な値段なので・・助かります。


激安過ぎるパッドは・・いろいろ・・あります(笑)






 小さい・・ブレーキです

このN-ONEはターボ車ですが・・ブレーキは小径です。

NA車と比べると・・ベンチレーテッドディスク化はされてますが・・物足りません。


軽自動車は・・室内スペース確保の為に・・タイヤ直径自体が小さいです。

小さいタイヤで扁平化すると・・サイドウオールの厚みが無くなるので・・扁平化も困難です。

なので・・必然的に14インチか15インチのホイールとなり・・大径ディスクは無理なのです。


小径ディスクで制動力を出そうとすると・・負圧ブースターを強く効かせるしかありません。

この負圧ブースターが曲者なのです・・。

負圧ブースターはエンジンの吸気負圧でブレーキ力をアシストするので・・細かい制御が苦手です。

なので・・カックンブレーキになり易いのです。

 キャリパー・・オープン!

御託は・・もう・・たくさんですよね・・。

キャリパーを開いて・・パッド交換作業に掛かります。


キャリパー下部のボルトを外すと・・写真の様な・・交換可能状態に出来ます。


不要なハーネスで・・仮に固定します。

 結構・・減ってました

新車純正パッドは・・十分に交換時期です・・むしろ使い過ぎ・・です。

新品のパッドと比較すると・・減り加減が明確ですね。


「ここまで減ったから・・カックンブレーキなのでは?」の疑問はごもっともです。

ですが・・新車時から・・今までずっと・・カックンブレーキでした。


確かに・・パッドが減ると・・フィーリングは悪化します。

磨材のクッション性が減るから・・当然です。

確かに・・ブレーキペダルを踏んだ時の「しっとり感」は低下してましたね。

 清掃&給油を行います

ブレーキパッドはキャリパーで押されて効きますが・・殆ど戻りません。

ブレーキピストンはオイルシールの反力で戻りますが・・パッドはディスクに軽く接触したままです。

なので・・ジャッキアップしてタイヤを回すと「シャリシャリ」と音がするのです。

この現象自体は正常なのですが・・。

パッドの戻る動きが悪いと・・シャリシャリ摩擦が大きくなってしまいます。

それが・・パッドが均一に減らない理由でもあるのです。


なので・・パッドの摺動部のメンテナンスが必要です。

接触部の汚れを落として・・極薄く・・グリスを塗布します。

付け過ぎは厳禁ですよ・・ディスクにグリスが付いたら・・分かりますよね。

 カッコイイですね

パッド摩耗検知突起を奥側にして・・取り付けました。

悪目立ちしない黒のデザインが・・好感度大です。

これ見よがしな・・カラフルなパッドは・・チューンドカー以外は・・似合いません。

 ピストンを戻します

リザーブタンクのブレーキ液を・・スポイトで出来るだけ抜きます。

ブレーキピストンを戻すと・・逆流して・・溢れますから・・。

ブレーキピストンを清掃後・・写真の道具で押し込みます。

流石に・・握力では無理でした・・バイクなら手でいけますけどね。


キャリパーを戻したら・・ブレーキペダルを踏んで・・ピストンを戻しましょう。

そうしないと・・最初・・ブレーキは効きませんよ・・。

 開発者が語る・・ジレンマとは?

で・・パッドを替えた印象は・・?

はい、純正パットとは明確に違います。

完全に・・まではいきませんが・・かなりカックンブレーキは無くなりました。

理想は・・自転車の握った分だけ効く・・フロントブレーキですが・・。

まあ・・良い方向に変化したのは・・ハッキリ体感出来ましたよ。

お値段もお手頃なので・・交換用パットとしては・・オススメ出来ます。



カー雑誌に・・元新車開発者のコラムが印象的でした。

良いブレーキを付けると・・安心してブレーキをガンガン使用出来るので・・・。

「パットの減りが早い」とか「ホイールがダストで汚れる」などのクレームが来る・・そうです。


逆に・・貧弱なブレーキだと・・ユーザーが慎重に使うので・・そんなクレームは来ない・・そうです。

エンジンも・・吹け上りが良いと「カタログ値より実燃費が大幅に悪い」となる様です。

そんな開発者のジレンマが・・あるのですね・・大変です。


協和自動車でも・・MH34SワゴンRが出た時は・・大変でした。

「前乗ってた車に比べて・・ブレーキが効かない」とのお話を沢山頂きました。

もちろん・・機械的に異常はありませんし・・普通に止まります。


そうです!・・34ワゴンRのブレーキはカックンブレーキでは無かったのです!


しかし・・カックンブレーキでは無い・・コントロール性の良いブレーキは・・一般ユーザーの
受けは・・悪かったのです。

日本のユーザー的には・・カックンブレーキ=良く効くブレーキ・・なのです。



なので・・日本車は今後もカックンブレーキが続く事となるでしょう・・。    


理想は・・大径ディスクを・・低い負圧ブースターを使い・・大面積パットで止めるのですが・・。

現実は・・シビアなメンテナスが必要になるので・・難しいでしょうね。  SK



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