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圧力の上がらない噴霧器・・パッキン復活の裏技

 スカスカで・・圧力の上がらない噴霧器

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。


手動式噴霧器・・消毒や農薬散布・・除草剤などで使うと便利ですね。

しゅぽしゅぽする・・手動式なら価格も安いので・・家庭レベルなら殆どコレですね。

プロの農家さんなら・・広範囲・長時間なので・・電気式やエンジン式が主流です。


電気式などはポンプなので存在しませんが・・手動式は写真の様なピストンが内蔵されてます。

手動式は・・このピストンを往復運動させると・・1ウェイバルブの作用で・・容器内の圧力が上昇します。

その圧力を利用して・・空気といっしょに薬剤を噴霧するのが・・噴霧器です。


写真は・・その手動式噴霧器のピストン部です。

しかし・・古くなってきたせいか・・圧力が上がらなくなってきました・・。

シリンダーとピストン先端のパッキンのフリクションが・・明確に足りません。

空気が圧縮出来ないので・・霧も噴射出来ない状態です。

この状態では・・噴霧器が機能しなくて当然です。


白い筒がシリンダーで・・黄色〇の部分がピストンのパッキンです。

この様な場合・・先端のパッキンを新品に交換するのが・・正しい対処方法です。


しかし・・古くてパッキンが廃版になってたり・・メーカー自体が不明だったり・・。

怪しい外国製だと・・そもそも部品供給自体が無い・・例も多いです。

そんな理由で・・パッキンが入手出来ない時は・・この裏技を試してみましょう。


注意!

基本・・ダメで元々・・の覚悟で行ってください。

噴霧器が再起不能になっても・・筆者も協和自動車は・・一切の責任は取れません。

 パッキンを膨張させる作戦です

その裏技とは・・パッキンをシンナーに浸して・・膨張させる技です。

今回使用したシンナーは・・塗装スプレーガンを洗浄する為の・・シンナーです。

トルエン・キシレン・エチルベンゼンなどを含みます・・第2類です。


ホームセンターで買えるシンナーとは成分が違う恐れがあるので・・ご注意を。

筆者も・・ゴム類はシンナーに浸すと膨張する・・位の知識しか無いので・・。

どの成分が作用するか・・などの詳しい事は分かりません。

 シンナーの中にパッキンを・・

そのシンナーに・・パッキンを浸して・・放置します。

どれだけ放置すれば良いかは・・分かりません。


参考までに・・今回は36時間程・・漬け込みました。


安全の為には・・数時間ごとにテストするのが・・確実ですね。

 取り敢えず・・復活しましたよ

36時間後も・・ぱっと見・・は変化ありません。

しかし・・シリンダーに入れて見ると・・いい感じに抵抗が復活してます!

そうです・・ゴムパッキンが少し膨張して・・空気を圧縮できるレベルに復活したのです。


噴霧器に水を入れてテストしてみると・・ちゃんと噴射してくれました。

これで・・この噴霧器も暫くは延命できましたね。

まあ・・シンナーの影響でゴムパッキン自体は傷んでるので・・延命レベルでしょうけどね・・。


昔は・・板金塗装で使用したゴムヘラを洗浄シンナーに漬けたまま忘れて・・2倍程・・巨大化させた過去があります。

もちろん・・ゴムの密度が下がり・・ぶにゅぶにゅで・・使い物にはなりませんでした。

今回は・・その時の経験が生きました。


失敗しても・・その経験を生かせば・・プラマイゼロに出来るのです!     SK



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