サブページメイン画像

カチカチになったオレンジフィルムの剝がし方

 ヘッドライトのオレンジフィルムを剝がしたい

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。


ひと昔前・・ヘッドライトにオレンジ色のフィルムを貼るカスタムが流行しましたね。

もともとアメリカの法規制で・・真横に向けてオレンジの反射板などを装着する・・のが元ネタです。


でも・・自動車メーカー的には・・そんな物が無い方が安く作れますし・・。

ウインカーもオレンジの電球1つで機能するので・・側面反射板が必要の無い地域ではオレンジ的な物は装備されてません。

しかし・・アメリカに憧れるのは日本人アルアルなので・・取り入れたくなるのでしょう。


実際にアメリカ仕様のヘッドライトに交換するのも見かけますが・・ヘッドライトのカットラインが左ハンドル用の角度になってる都合上・・日本で使うには無理があります。

そこで・・ヘッドライトにオレンジのフィルムを貼る事で・・US仕様的な雰囲気だけ狙った商品がコレです。

貼るだけの簡単施工ですが・・長期間貼りっぱなしにすると・・剥がれなくなるのです。

 樹脂ヘラ程度では剥がれません

このヘッドライトも・・オレンジのフィルムが剥がれません。

普通は・・樹脂ヘラなどで隅を突けば浮いてきますが・・このフィルムは石の様にカチカチになってまして・・全く歯がたちません。

また・・表面のオレンジフィルムが剥がれてる箇所もありますが・・半透明な糊の層はガッチリ残ってまして・・剥がれません。

ホント・・どうしようか・・困りました。

 180番のペーパーで削り落とします

もう・・単純にフィルムだけ剥がすのは不可能です。

フィルムはカチカチなので・・サンダーで削れば・・パテの様にキレイに削れます。


この際・・ヘッドライト表面のコート剤も剥がして・・リフレッシュしましょう。

 ペーパーの番手を上げていきます

ドライペーパーの180番から始めて・・320番までドライで攻めます。

ドライの仕上げは・・オービタルアクションの320が良いですね。

 耐水ペーパーで研いでいきます

その後は・・水研ぎの400番から始めます。

特に最初の400番は丹念に仕上げましょう・・320の傷は意外と深いですからね。

その後・・600、800、1000、1500と番手を上げて仕上げます。

 一旦透明にした後に・・再びペーパーです

ここで・・ペーパー傷のチェックの為・・コンパウンドで一旦磨いてみます。

深い傷が残ってたら・・磨いて透明にすれば分かりますからね。


深い傷が無かったら・・塗装の為に・・再びタワシで足付けしておきます。

 クリアコートで透明度を出します

乾燥後・・肝心な部分をマスキングして塗装します。

 塗装技術が問われるのです

ヘッドライト塗装は・・透明度が命なので・・極力薄く・・塗装肌を滑らかに塗らないと・・透明度が下がってしまいます。

その様に塗装するのは・・ぶっちゃけ難しいのです。

塗装肌をよく見つつ・・手早く塗り重ねます。

厚みを確保する・・ボディー塗装とは・・少し違うのです。

 結果的に・・キレイに剥がれましたね

完全に削って・・コーティングしてるので・・キレイになりました。

急がば回れ・・なのです。

 ビフォーアフター

非常にキレイに復活してるのが・・良く分かりますね。     SK



次の記事 アルファードのスペアタイヤ外し方


前の記事 フィットシャトルGP2テールランプの外し方

その他のコンテンツもお楽しみください

  面白ページ(筆者の自己満足かも?)が盛りだくさん!ご覧ください。
広告を入れてない・・から・・好き放題に書きますよ!

ご意見・ご要望は・・お電話で直接どうぞ・・

現在のアクセス数2025年4月末現在  4030626アクセス

整備工場ホームページランキング 全国2位(1096社中)シナジーデザイン株式会社調べ


以下は・・バックナンバーです

修理のヒントの他のページ

お電話
お問合せ
お見積り