サブページメイン画像

JF3型2代目N-BOXスライドドア分解方法 部品壊れやすい!

 JF3型N-BOXのパワースライドドアを分解します

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです

今回は2代目N-BOXJF3型の助手席側パワースライドドアを分解していきます

分解目的は・・凹んだスライドドアパネルの交換です

 スライドドアを外す前に・・

スライドドアを車体から外す前に・・車載状態の方が作業性が良い箇所があります

サイドバイザーやピラーガーニッシュ・・水切りモールなどを外しておきます



ここでのポイントは・・窓ガラス全開から・・ほんの一瞬(0.1秒)だけガラスを閉める方向にガラスを上げておく事です

理由は・・全開状態だとパワーウインドウレギュレーターに強すぎるテンションが掛かるからです・・チョイ上げする事でテンションを弱め・・インナーパネルの破損を防ぎ・・最後に組み付け易くもなります

しかし・・上げ過ぎるとガラス固定サービス穴からズレるので要注意なのです

ホント・・一瞬だけ上げ・・ですよ

 ドアを車体から外します

リアバンパーやレールカバー・・ワイヤーやハーネスなど・・接続部を外します

ルーフ側のローラーステーは・・ボルトを緩めておくとドアを抜き易くなりますよ

車体から外れたリアローラーステーは・・車体と接触するので保護しましょう


そしたら・・最低2人・・出来れば3人で抱えて外しましょう

 スライドドア単体にします

内装にはビスなどは無く・・クリップで固定されてるだけです

内装が外れたら・・ガラスランのゴムを引き抜きましょう

 ガラスを外します

インナー水切りモールとリア側のガラスレールを外します

ホールカバーを外し・・ガラス固定ボルトを外します

そして丁寧にガラスを抜き取ります

 樹脂インナーパネルを壊さない為に・・

この樹脂製インナーパネルにはトラップが仕掛けてあります

それは・・自動破損装置です!!

具体的には・・パワーウインドウワイヤーのテンションが強すぎて・・ドアの鉄板からインナーパネルを外すと・・樹脂インナーパネルだけの強度ではワイヤーのテンションに耐え切れず・・右の写真の黄色○部分が折れて破損するのです!

なので・・この段階でパワーウインドウモーターの固定ボルト3か所(左の写真の○部分)を外しておく事で・・ワイヤーのテンションを抜く事で・・破損を防げます


今回は・・緑矢印の位置決めボッチを抜く為にインナーパネルパネルを動かしたら・・あっさり折れてました・・(チーン・・)

 そのままだとリンクが引っかかります

インナーパネルを外す時に外すのは・・ガラスと写真のアウターハンドルリンクです

インナーハンドルASSYを外して・・リンクを一番右の写真の位置にすれば引っかかりませんよ

ちなみに・・パワースライドドアモーターは・・インナーパネルごと外れますので・・そのままで大丈夫です


(分解前の写真流用で済みません)

 インナーパネルを外します

インナーパネルを固定している大量のM6ボルトを全て外します

赤丸の位置に突起があるので・・それを抜きつつ・・車体前側にスライドさせる様にインナーパネルを外します

 インナーパネルは壊れやすいので要注意

ワイヤーのテンションを抜かないと・・右の写真の様にインナーパネルが破損しますよ


でも・・結局取り付け時には・・テンションを掛けるので破損の危機に直面します

その為に・・最初にガラスを僅かに上げてテンションを減らしたのです

まあ・・思い切って・・邪魔な位置決めの突起を切り落とすと・・組み易くなります
(改造になるので推奨はしませんが・・大量のボルトで位置は勝手に決まります)


正直・・この部分の強度が弱すぎて・・構造的問題だと思いますが・・・

 スライドドア分解完了です

まあ・・残りの部品の分解は難しくありませんので割愛です


特に最近・・2代目N-BOXのスライドドアガラスの故障が多いので要注意です

パワーウインドウの修理の際も・・思い切ってドアを外すと作業性は良くなりますよ

でも・・このインナーパネルは欠陥品ですが・・・・      SK

その他のコンテンツもお楽しみください

  面白ページ(筆者の自己満足かも?)が盛りだくさん!ご覧ください。
広告を入れてない・・から・・好き放題に書きますよ!

ご意見・ご要望は・・お電話で直接どうぞ・・

現在のアクセス数2025年3月末現在  3958880アクセス

整備工場ホームページランキング 全国2位(1093社中)シナジーデザイン株式会社調べ


以下は・・バックナンバーです

修理のヒントの他のページ

お電話
お問合せ
お見積り