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★WRX STI車検事例 物凄いスポーツカーです 佐賀県・小城市・協和自動車

 WRX STIの車検です

今回はWRX STIの車検整備です。

ランエボとインプレッサの激しかった戦いの究極系ですね。

このWRX STIで名機EJ20エンジンも終わりなので、ひとつの時代が終わる感があります。

昔はランエボ、インプ、セリカGT-FOUR、パルサーGTI-Rなどラリーを前提とした4WDターボが各社から販売されて盛り上がってました。

しかし今はラリーカーのレギュレーションの影響でこのジャンル自体が消滅しました。

でも4WDスポーツカーを望む声は存在するのでGRヤリスなどが受け皿になるでしょう。

 各部をしっかりと点検します

タイヤを外して各部の点検を行います。

オイル漏れや下廻りにダメージが無いか・・・車検項目以外の点検も行います。

 気合の入った足廻りです

フロントの足廻りを点検します。

ゴム部品の劣化具合やブレーキオイル漏れパッドなどのチェックを行います。

それにしても気合が入ってますね、ドリルドローターに対向キャリパーやビルシュタインのショックアブソーバーなど見た目にもフルコースな内容です。

ブレーキディスクに穴が開いてるのはブレーキカスの排除とディスクの放熱性向上、軽量化などの効果があるレーシングパーツです、なにより見た目がカッコイイですね。

ビルシュタインの黄色のショックアブソーバーもブランド品で高級欧州車にも多く採用されてる一流品です。

蛍光イエローのブレーキキャリパーは対向マルチピストンでブレーキパッドの有効面積が増やせて更にブレーキディスクの外側を使えるので効きとコントロール性が向上する高級高性能アイテムなのです、更にSTIのロゴがカッコイイですね。

 リアの足廻りも点検します

さすがWRX STI・・リア廻りも手抜きがありません。

リアブレーキキャリパーも対向ピストン式でディスクもドリルドローターです。

更にリアブレーキなのにベンチレーテッドブレーキディスクです。

二枚のブレーキディスクを繋ぎ合わせた形で、合わせ目の隙間で冷却性が向上します。

普通の車のリアブレーキディスクは真ん中に隙間の無いソリッドディスクで済ませるケースが多いのですが・・・気合が違います。

 アルミ部品で軽量化!

STIのイメージカラーのピンクが見えない場所にも採用されてました。

マニアにしか分からない(´∀`*)ウフフなポイントですね。

ロアアームは高コストの軽量アルミ製で足廻りの動きが良くなる効果があります。

それと共にアルミ製なので錆びないメリットも大きいのです。


このアルミロアアームをペーパーがけ処理後バフ掛けでピカピカにしたら最高かも?

 ブレーキオイル交換です

大型対向ピストンブレーキキャリパーは高性能ですが維持が大変です。

ブレーキピストンの動きが悪くなり易くて小まめなメンテナンスが必要です。

その中でも基本中の基本のブレーキオイルの交換を行います。

ブレーキリザーブタンクを密封してブレーキオイルを圧送します。

そこでブレーキキャリパーからオイルを抜けばオイル交換と共に完全に配管内のエアー抜きが可能な便利機械を使用します。


理想を言えば対向マルチピストンキャリパーは車検ごとにキャリパーピストンの揉み出し作業をしたいですね。

対向マルチピストンキャリパーはピストンストロークが小さいので固着して動きが悪くなるピストンが出てきます、そこでパッドを外してピストンを大きく動かして清掃給油を行うメンテナンス作業が必要なので注意が必要です。

高性能なレーシングパーツはメンテナンス頻度が高い傾向があります。

 普通の車とは違います

対向ピストンなので普通のピンスライドキャリパーとは整備方法も少し違います。

その違いとは?

 両方から抜き取ります

ブレーキオイルを抜く箇所が二か所あるのが普通の車とは違います。

特に奥側の作業が忘れがちになるので注意が必要です。

 ハンドルも違います

ステアリングデザインも凝ってますね。

STIカラーのピンクステッチが目を引きます。

大きさ自体も小径な上に下部も平らな形状なのでハンドルを下に下げやすいですね。

スポーツ走行時は出来るだけハンドルが起きてた方が有利なので・・・。

 今後は高値安定確実ですね

最近はスポーツカーの中古車相場が高値安定ですね。

そもそもスポーツカー自体が高価なので新車販売が少なく流通量が少ないです。

その少ないスポーツカーを若者が中古車として欲しがるので高値安定構造になります。

それと海外からの引き合いも強いのでオークション価格も下がりません。

なのでこのWRX STIも値下がり率は小さいでしょう。

それどころか生産中止になってしまったので値上がりするかもしれません。

バブル時代のスポーツカーもノーマルの極上品は正にバブル値段になってます。


そんな車を所有してれば大儲けだと思われがちですが・・・。

古い車を好調なコンディションを保ったまま維持するのには大変な費用と労力が必要です。

バブル値段が付く旧車は・・・車庫保管で車検整備などの費用に糸目をつけず、走行距離を延ばさないようにしつつ調子維持の為にちょくちょく動かす必要があります。

人気旧車でも空き地に放置してあってはレストアに莫大な金額が必要な上に部品の入手が不可能なのでバブル値段にはなりません。

バブル値段の旧車は今までにそれ以上の金額と苦労を注いできたから高値なのです。


一部の奇跡みたいな個体の値段だけを見て、その車種全部が高値で売れるとは限らないのです。

入手不可能な内装部品とかが一つでも欠品があると値段は暴落します。

普通の修理方法では修理出来ないから高値なのです。      SK


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