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#エンジン始動時に「キュ!」と音がする・・原因は?

 エンジン始動時にゴマちゃんが鳴く?

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。

今回は・・エンジン始動時に「キュ!」と音がしてます。

この音は・・ゴマちゃんですね!(笑)


ゴマちゃん・・は漫画「少年アシベ」の主人公?アシベの
ペットのゴマフアザラシの赤ちゃんです。

当初は・・ちゃんとサブキャラでしたが・・・

イマイチキャラが弱いアシベの地位を脅かす成長を見せます。

続編では・・もう・・主人公ですね。

アザラシなので・・「キュキュ」と喋ります。


ゴマちゃんの「キュ!」なら可愛いですが・・

車のエンジンからの・・「キュ!」は可愛く無いです。

 悲鳴みたいな鳴き声です

このアルファードも・・エンジン始動時に「キュ!」と
音が・・稀に出てました。

冬の朝や・・湿気が多い日などです。

これ・・早めの対処が吉ですよ。


放置すると・・毎回始動後・・30秒程・・大音量で
「キュー-----!」と鳴り続ける様になります。

悪い意味で・・注目度抜群です。

ゴマちゃんに例えると・・悲鳴・・ですね。


原因は・・エンジン始動直後は・・発電機が最大発電
を行います・・スターターで使いましたから・・。

最大発電時は・・発電機のプーリーも非常に重く・・
回りにくくなるので・・・。

劣化したベルトだと・・滑って・・「キュ!」と音が
出てしまうのです。

暫く時間が経過して音が消えるのは・・最大発電が
終了してプーリーが軽くなったからです。

 原因はファンベルトです

この異音の原因はファンベルトです。

しかし・・対処方法は・・いろいろなのでご注意です。


半年以内にベルトを替えてたら・・調整でokです。

新品ベルトは初期伸びするから・・緩むのです。


3年以上・・ベルトを交換してないなら・・いっそ・・
新品ベルトに交換がお勧めです。

「そんなの・・ベルト調整でいいじゃん!」と意見も
あると思いますが・・・。

擦り減ってしまったベルトを強く張っても・・・
発電機や水ポンプの軸が傷むだけで・・
結局・・暫くして・・再び音が出ます。

ベルトの山が減って・・滑り易くなってるからです。


過去にも・・擦り減ったベルトを強く張り続ける事で
しつこく使い続けてるユーザーさんも居ました。

結果は・・。

発電機のベアリングが傷んでしまい・・・発電機から
異音が出るトラブルに発展しました。

ベルトを強く張ると・・横方向の力が強くなり・・・
ベアリングの摩耗が酷くなるからです。

 ベルトは消耗品です

ベルトは・・写真の様な純正第二ブランド品がお勧めです。

トヨタ系ならドライブジョイ
日産系なら・・ピットワーク
マツダ系なら・・ロードパートナー・・などです。

品質は高く・・お値段もそこそこなので・・整備工場は
この様な第二純正品を使ってます。


で・・第二純正部品?て何?・・ですが・・。

例えばトヨタディーラーで・・日産車の整備をする事も
あります。

その際に・・部品をわざわざ日産部品に発注するのは
効率が悪かったのです。

そこで・・トヨタ部品共販(トヨタモビリティパーツ)など
は・・第二純正部品ブランドを作ったのです。

それにより・・トヨタ共販が・・国産メーカー全車種の主な
部品を扱える様になったのです。

まあ・・消耗品レベルまでですけどね・・。


なので・・メーカー系ディーラーの整備品質にも答えれる
品質を備えてるのです。

・・・すなわち・・・純正部品と同等品質・・なのです。




・・・一部の意見では・・・第二ブランドで異常が出て・・
正規純正品に替えたら直った・・なんて話もありますが・・。

これ・・激レアケースなので・・無視して大丈夫です。

先ずは、支点側を緩めます

次に調整側です

 オルタネーターを動かします

この10系アルファードは1MZエンジンです。

このエンジンは・・ネジでベルトの張りを調整
するタイプです。

支点側を緩め・・調整側も緩めたら・・調整ボルト
を緩める事で・・発電機は緩む方に動きます。

この時・・支点や調整側を緩めすぎると・・後で
調整が厄介になります。

テンションを調整して・・ボルトを固定したら・・
想定よりも、きつくなる・・現象です。

なので・・ギリギリ動く程度が・・ベストです。



車によっては・・油圧ベルトテンショナーを採用
してる車種もあります。

その車は・・自動調整なので・・ベルト交換しか
対策出来ません。

その際・・ベルトテンショナーのチェックもお忘れ
無く・・意外と壊れやすい部品ですから。

 ファンベルトが外れました

無事にファンベルトが外れました。

残るは・・パワステベルトだけです。


・・・この車種は・・極上フィーリングの
油圧パワステ様ですからね・・・。

 パワステベルトは下からです

パワステベルト交換は・・右前輪を外します。

カバーを外すと・・丸見えになります。

 この2か所を緩めます

パワステベルトは、この2か所で緩めれます。

最初は上側の支点側から・・緩めます。

このボルトが・・今回の最難関です。


次は・・右の写真の調整側です。

これで・・パワステベルトも外れました。

 ベルトテンションの掛け方

パワステベルトには・・張り調整ボルトはありません。

でも大丈夫です!

左の写真の様に・・調整ボルトが通る長い穴に・・
太いマイナスドライバーを突っ込んで・・こじれば
簡単にテンションを出せれますよ。

パワステポンプ自体をバールなどで動かすより・・。

スマートに完了します。


個人的に・・バールを使ったテンション張りは・・
部品に傷が付くので・・好みではありません。


オルタネーター側は・・外した時の逆手順で
張ることが出来ます。

新品は・・「少し張り過ぎかな?」程度で
ちょうど良くなります。

当然・・数か月後には・・点検をオススメします。

案外・・よく伸びるものですから・・。

 ベルトの山が低く・・狭く・・なっていくのです

最後に・・劣化したベルトと新品の比較です。

左が劣化品で・・右が新品です。

・・・明確に違いますね。


6本ある山の太さが・・細いです。

これでは・・プーリーと密着が悪いのは当然です。


最近のベルトは・・摩耗しても・・ひび割れが無いです。

昔は・・ひび割れてきたら交換・・なんて見方もありま
したが・・・。

今どきは・・そんな常識は通用しませんよ。


過走行車は・・プーリーのチェックもしてください。
プーリー自体が摩耗してると・・・

ベルトを替えても・・再び異音が出ます。



でも・・今どきのハイブリッド車などにはファンベルト
自体が無くなりました。

でも・・スズキ車などのマイルドハイブリッドは・・・
今でもベルトは存在します。

今まではエンジンで発電機を回してましたが・・・。

マイルドハイブリッドは・・発電機をモーターとして・・
ベルトを介して・・エンジンの回転力をアシストしてます。

なので・・ある意味・・昔よりも・・ベルトの負担は増大
してる感が・・ありますね。

ゴツイテンショナーで・・パンパンに張ってますからね。

そのうち・・ベルト交換なんて・・過去の整備になる事
確実・・ですかね?  キュキュキュ!      SK



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