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#50プリウス 車検と同時にモデリスタのエアロを交換しました

 このままだと・・車検は厳しいです

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。

車検中の50プリウスですが・・・エアロが割れてます。

車検の項目の中に・・車体外側に鋭利な突起があっては
いけない・・事項や、部品は確実に固定されてる事・・
などの要件があります。

なので・・このままだと・・ちょっと厳しいですね。
(この辺りは検査員によって解釈が変わります)

車検に通すには・・・

・テープやタイラップで固定するか・・・
・エアロ自体を外してしまうか・・・
・エアロを修理するか・・・
・エアロを新品に交換する・・・
などからの選択となります。

エアロも・・ここまでバリバリだと・・・結構な修理代
となりまして・・不経済です。

フロントのみエアロが無いのも・・変ですし・・。

単純に外しても・・跡が残ります。


ご相談の結果・・新品エアロの交換となりました。



 エアロ交換作業開始です

早速・・作業開始です。

これはモデリスタのエアロです。

準純正部品なので・・・精度は最高峰です。

メッキパーツのクオリティも純正レベルなので・・
当然・・お値段も高いです。

なので・・下取り時はプラス査定です。

下手な社外エアロだと・・マイナス査定になります。
(新車用品カタログ掲載以外のエアロです)


皆さんも・・エアロはデザインだけでは無いですよ。

モデリスタの様なブランド物は・・価値が違いますから。

バンパーが膨れてます

ライナーも外れてしまってます

 バンパーの変形対策も必要ですね

エアロに衝突して・・バンパーまで変形してます。

一瞬・・大きく曲がったのでしょう・・ライナーも
外れてしまってます。

ライナー取り付け部も・・衝撃があったら外れる
構造になってます・・考えられてますね。

バンパーの変形を直せば・・ライナーもキレイに
収まる事でしょう。

下側は2本のみです

両サイドのビス止め部

 取り付けビスを外します

固定ビスは・・下側2本、両端4本のみです。

基本は・・両面テープ固定となってます。


まあ・・モデリスタのエアロは・・バンパーに
はめるだけで・・走れそうな程・・タイトなので
・・両面テープで十分なのでしょう。

今回も・・割れても・・外れなかったので・・。

最大の難関!両面テープ地獄です

きっかけ穴を作りました

 両面テープ地獄・・・です

側面の両面テープは・・簡単に剥がれます。
両面テープを真上に引っ張れるからです。

問題は・・ロアーグリルの周辺です。

両面テープに対して横方向(車体前方)に剥がす
形になるからです。

両面テープは真上に引っ張られると弱いですが・・
真横に対する抵抗力は・・強力です。

しかも・・ロアーグリルが邪魔で・・ヘラも入れれません。
なので・・非常に剥がしにくい場所なのです。

今回は交換なので・・破壊しますが・・・。

エアロの脱着作業だと・・一度バンパーを外してから
ロアーグリル自体を外さないと・・キレイに外すのは
困難だと考えます。

ロアーグリルが外れれば・・裏からヘラで両面テープを
切る事が可能ですからね。

ヘラでは・・埒があきません

前側・・全部・・削りました

 程よく壊して・・外します

一部を破壊して・・きっかけを作れば・・・剥がれると
期待してましたが・・無理ですね。

エアロ自体が・・下に押し付けられてる形状なので・・
ヘラで両面テープを切っても・・再びくっついてしまいます。

これでは・・埒があかないので・・全部穴を開けます。

ベルトサンダーでエアロのみを削りました。
エアロとバンパーの隙間は・・7ミリ程ありましたので
エアロのみを削るのは容易でした。

薄い膜が残る程度まで削って・・ヘラで突けば切れますよ。

端は・・ニッパーで切れます。

ここまですれば・・・上に引っ張れるので・・糊残りも少なく
キレイに両面テープが取れるのです。

無事に外れました

残った両面テープも除去します

 キレイに外すのも・・テクニックが必要ですね

両面テープでガッチリ固定されてるモデリスタのエアロ
は・・装着よりも外す方が大変です。

なので・・単純な装着工賃と別に、外す工賃が必要なのは
必然なのです。


数本のビスのみで固定されてる・・怪しい社外エアロなら
必要は・・無いですが・・。

逆に怪しい安エアロは・・エアロを削ったりして・・・
フィッティングしないと付きませんけどね・・。
(製品精度が恐ろしく低い)

それに比べれば・・無加工で付くモデリスタのエアロは
優秀なのです。

バンパーを浮かせます

熱加工で・・整形します

 バンパーの変形を修正します

無加工で最高のフィッティングを誇るモデリスタ
のエアロも・・・。

バンパーがノーダメージなのが前提です。


今回は・・バンパーが少し変形してたので・・・

温度を上げて・・変形を取り除きます。


コツは・・バンパーを浮かせて・・熱修正後・・
バンパーの前後位置を調整するのです。



何故・・バンパーが変形したままになってるか?
を考えて・・原因を取り除く事が重要なのです。

今回の主な理由は・・右バンパーの下部が衝撃で
押されてるからです。

一度フリーにして・・固定位置の調整で・・・
変形ストレスは取り除けるのです。



正直・・今回は「バンパーの変形はそのままで良い」
とオーナー様に言われてましたが・・・。

エアロを新品に替えたオーナー様の心意気に免じて?
修正代は・・サービスしました。

まあ・・車検までして頂いてますからね・・。

そこそこ真っ直ぐになりました

新品エアロも付きましたね

 エアロの再取り付けは・・タイトです

モデリスタのエアロは・・・
「ホントに入るのか?と思わせる程にタイトです。

そんな時の脳内ミュージックはBoAのVALENTIです。
♪「タイトなジーンズにねじ込む、わたしという戦うボディ」

・・・正に・・ねじ込む・・表現が正しい・・タイトさです。


仮取り付けして・・位置を調整確認します。

次に・・穴あけやプライマー処理を行います。

その後・・エアロを張り付ければ完成です。


プライマーは・・両面テープの接着力を上げる
液体ですが・・。

塗布後は・・黄色っぽくなってしまいます。

なので・・エアロを外すと・・微妙です。

一度エアロを付けてしまうと・・後戻り出来ない
リスクがあります。

取付穴も・・残りますし・・・。

 これで・・車検も見栄えも完璧です

これで・・車検的にもやましい事は無くなりました。

見栄えも・・車検も・・バッチリ!ですよ。

今後も・・当社を御贔屓に・・お願い致します。


50プリウスのエアロ仕様は・・低いです。

単純な車高自体は・・確保されてるのですが・・・。

斜面に対する進入角度が浅いのです。


コンビニに入る際や・・立体駐車場のスロープには
地面との接触に要注意です。

「エアロの下面を擦るだけでしょ」・・と思われる
でしょうが・・・。

場合によっては・・・今回修正した位置のバンパー
が変形します。

最近のバンパー下部は・・衝撃吸収を考えて・・・
固定は控えめなので・・・。

エアロ装着車は・・段差に斜め侵入するなどの・・
接地を考えた走行が求められるのです。

エアロの一般化も・・考え物ですね。    SK



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