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ワゴンR エアコンが爆発した!原因は意外な「あの」部品でした

 ワゴンR・・大爆発!!!

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。


協和自動車に衝撃の電話が来ました。

それは・・「アイドリング中に・・エンジンルーム内で爆発音がして・・白い煙が上がってる・・」との内容です。

お客様にお怪我は無さそうなのは良いのですが・・驚きです。


正直・・電話では詳しい状況は分からないので・・ロードサービスを利用してのご入庫です。




「今どきの車は壊れない」・・なんて言葉は・・単なるラッキーな方の言葉です。

整備士なんて仕事をしてると・・新しい車でも・・普通に故障してます。


確かに新しい車は(新車3年以内)動けなくなる様な致命傷は少ない上に・・。

保証期間内なので無償修理になるので・・痛みが無く・・忘れてしまうので・・「今どきの車は壊れない」となるのでしょう。


個人的には・・今どきの車・・だからでは無く・・新しいから壊れにくい・・なのでしょう。

機械なので・・新しいから壊れない・・まあ・・当然の話・・ですね。

 エアコンが爆発してます

点検を進めると・・エンジンルーム内がオイルでベタベタ・・してます。

どうやら・・エアコンガスが噴射したのと同時に噴き出した・・コンプレッサーオイルでしょう。

どうやら・・エアコンが爆発した様です・・エンジン爆発では無く・・良かった?です。


診断機を接続してチェックしてみると・・エンジンオーバーヒートの過去ログが有りました。

しかし・・LLCはちゃんと入ってます・・漏れもありません・・???ですね。

 爆心地・・の高圧ホースです

分解を進めると・・爆心地が出てきました。

エアコンコンプレッサーから伸びる・・高圧ホースが・・見事に破れてます。


確かに・・見た目はゴムホースですが・・内部はステンレスメッシュで頑丈に補強されてるホースなので・・見た目ほど弱いホースでは無いのですけど・・。

ここまでに・・なるには・・エアコンガスが異常な程に・・圧力が高くなったのでしょう・・。

 原因は・・電動ファンです

各部のチェックを進めると・・なんと・・電動ファンが回ってません!

そうです・・エアコン爆発の原因は・・電動ファンが動かず・・エアコンがオーバーヒートしたからです。


アイドリング中だったので・・エンジンの冷却水温的には・・まだ余裕があったのですが・・。

エアコンガス的には・・走行風が全く無く・・一気に温度が上がり・・エアコンガスがオーバーヒートして・・比較的弱いゴムホースを破り・・爆発的なガス漏れを起こした・・。

これが・・今回の爆発の原因ですね。

 部品を交換します

後日・・部品が届きました。

 エアコンガスを充填します

部品を交換して・・エアコンガスを充填します。

写真は・・エアコンガス充填前に・・配管内を真空にしてるとこです。

空気中の水分などを抜くのと・・気密保持のチェックを行う為です。

 爆発事故からの・・生還です

ハリウッド映画張りの・・爆発シーンから復活したワゴンRです。

この手の法則なら・・爆発シーンを経るごとに強くなりますので・・期待できます?ね。


冗談は置いておいて・・ちゃんと冷えるエアコンに戻りましたよ。


アイドリング中は「ブーーン・・・カチッ・・・ブーーン」と煩い電動ファンですが・・超重要部品です。

どれだけ重要かと言えば・・。

過去に・・ラジエーターの大きな普通車では・・電動ファンが2個付いてる車もありました。

これなら・・万が一・・ひとつが故障しても・・大丈夫ですからね・・。

そこまでのコストを掛けても・・冷却を止める事は出来ませんからね。


今どきの車も・・電動ファンの故障だけで・・爆発するのですよ・・。   SK


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