
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
0952-73-2411
佐賀県小城市三日月町石木166-1
皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。
今回は最近よく質問を頂く・・「朝イチのみブレーキの調子が悪い」・・との内容です。
その前に・・ブレーキの仕組みから説明致します。
ブレーキペダルを踏むと・・エンジンの力で増幅された油圧で・・黄色の挟む力になります。
そして・・タイヤと繋がった円盤状の回るブレーキディスクを・・挟むと・・ブレーキが効くのです。
朝・・エンジンを始動して駐車場から出る際にブレーキから「キーー」と音がする?
あれ?故障かな??と思われるでしょうが・・。
大丈夫です!その音は故障ではありません。
ブレーキディスクの表面が軽く錆びてる場合・・その錆が落ちる時に「キー」と音がするのです。
2回もブレーキを踏めば・・錆も落ちて・・キレイなディスクに戻りますよ。
ブレーキディスクは、むき出しの鉄なので・・場合によっては一晩で錆びてしまいます。
ですが・・主にブレーキディスクの表面に付着した鉄粉が錆びてるので・・問題は無いのです。
しかし・・ずっとキー音が消えない時は・・点検が必要です。
同じく多い質問に・・「朝イチのみブレーキの効きが悪い」です。
時間的に出発してから3分間程の間・・確かにブレーキの効きが悪いです。
しかし・・これも異常では無いので・・ご安心ください。
エンジンの水温が上昇して・・完全に暖機が終われば・・正常に戻ります。
理由は??
自動車のブレーキはエンジンの力を借りて・・よく効く様になってます。
しかし・・朝イチはエンジンも準備運動をしていて・・ブレーキに回す余力が少ないです。
故に・・エンジンが温まるまで・・ブレーキの効きが悪くなる傾向があるのです。
なので・・暖機後に出発すれば・・効きが悪くなる事例は起きないハズです。
専門的に解説すると・・エンジン始動直後はエンスト防止で・・エンジン回転数も高くなってます。
ブレーキブースターはエンジンの負圧を利用してるので・・回転数が高いと負圧が不足してブレーキブースターの効きが弱くなるのが・・原因です。
エンジン始動直後の暫くは・・ブレーキの効きが弱くなる・・その前提で安全運動しましょう。
窓を開けて・・ゆっくり走行すると・・シャリシャリ・・と擦れる音が聞こえます。
はい・・大丈夫です・・この音も異常ではありません。
ブレーキはブレーキディスクの円盤をブレーキパッドで挟んで止めてますが・・。
ブレーキが効いてない時の・・円盤とパッドの隙間は・・物凄く狭く・・抵抗にならないギリギリの隙間です。
しかし・・ブレーキディスクは完全な平坦では無く少し曲がってます(熱で歪む)。
なのでディスクが回転する度に・・ディスクの高い部分がパットと軽く接触して・・シャリシャリ音になるのです。
これは・・この形式のブレーキの特徴で・・異常では無いので・・ご安心ください。
ちなみに・・ガードレールがあると音が反射するので・・ご注意です。
最後に・・もしもブレーキに異常があったら・・の場合です。
もしも・・ブレーキパッドがすり減ってたら・・ブレーキを掛ける度にずっと・・「キー」と音がします。
そんな時は・・速やかに整備工場で点検しましょう。 SK
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