
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
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佐賀県小城市三日月町石木166-1
今回は純正オプションのストライプテープを貼っていこうと思います。
写真のサイドストライプの工程をコツと一緒に紹介します。
「ただのテープだから貼り付けるだけでしょ?」
と思われがちですが、大型テープをキレイに貼ろうとすると相当難しいです。
位置がずれたり、気泡が残ったりするトラブルは直ぐに発生します。
特に純正オプションのストライプテープは高価なので失敗するとダメージが大きいです。
大人しくプロに任せましょうね。
いきなり完成写真でしたが。
ストライプテープを貼る前は普通のワゴンRです。
まず準備ですが、キレイに洗車します。
小さい埃や砂粒もテープののり面に付着すると超目立ちます。
次に貼り付ける面のピッチやタールを完璧に除去する必要が有ります。
微粒子コンパウンドでキレイにします。
稀なケースですが再塗装したドアなどで細かい塗装ブツなどが有れば注意が必要です。
ペーパーなどで塗装ブツを削って磨く工程が必要です。
ピッチや塗装ブツはストライプテープでは隠せません。
高確率でニキビみたいに膨れてカッコ悪いです。
まずは、取り付け説明書を良く読んでください。
取り付け位置などの細かい指示が有ります。
キャラクターラインなど素人を寄せ付けない単語が多いですね。
写真のように段ボールにテープで固定されてやってきますが。
テープを外す時、無理に引っ張るとストライプテープがシワになるので厳禁です。
とにかくデリケートな部品なので丁寧な扱いが必要です。
稀なケースですが長期保管して剥離紙が浮いてのり面が露出したストライプテープは返品しましょう。
ストライプテープは生もの同然なので糊の劣化したストライプテープはプロでも難しいです。
ストライプテープを貼り付ける前に位置の確認をします。
マスキングテープで仮止めをしてから。
真っ直ぐになってるか?前後のバランスは?上下の位置調整などバランスを取ります。
位置が決まったらマスキングテープで印を付けます。
ドアなどは新車でもプレスラインがずれたりしますので、説明書通りには行きません。
仮止めを外してから脱脂剤でボディの油分を除去します。
この手のストライプテープは、そのまま貼るか水貼りするか選べます。
水を使わない直貼りは非常に難しく位置の微調整や気泡抜きも出来ない一発勝負です。
説明書には直貼りの方法も書いてありますが超上級テクニックです。
メリットは強力にくっつき、直ぐに出庫出来ますがまず成功はしないでしょう。
水貼りの水は台所用中性洗剤を薄めて0.5パーセント水溶液を作ります。
プロはストライプテープの形状や貼る位置で微妙に濃度を調整します。
薄いとくっつき易く気泡が抜けにくいです。
Rのキツイ場所などに適してます。
濃いとくっつき難いですが気泡は抜きやすいです。
大面積ストライプテープ向けです。
ただの水だけなら直貼りと同様になってしまいデメリットしか有りません。
濃すぎる水溶液はストライプテープがくっつかなくなります。
電子測りを使い正確に水溶液を作るのが成功のコツです。
いよいよ貼り付けです。
脱脂したボディーに石鹸水を掛けてゴムヘラで埃を取ります。
ゴムヘラの硬さはキ〇肉マン消しゴム位の硬さが丁度いいです。
接着面に触らないように気を付けてストライプテープの裏紙を外します。
そして接着面に石鹸水をスプレーします。
剥離紙側は濡らさないようにしましょう、剥離紙が剥がれにくくなります。
ボディー側にもスプレーしてストライプテープを貼りつけます。
正確な位置にストライプテープを合わせたらエア抜きをします。
石鹸水が薄いと張り付いてストライプテープ位置の微調整が出来ません。
石鹸水が濃いとストライプテープがぬるぬる動いてくっつきません。
ゴムヘラで剥離紙をこさいで空気や石鹸水を隅に押し出します。
優先順位は中心の一番からです。
それから中心部から左右方向に押し出していきます。
中心部から上下に押し出してから左右方向に押し出します。
その時にゴムヘラの角度に気を付けて中心部に石鹸水が戻らないようにします。
次は剥離紙を剥がしますが。
最初は角から剥がすのは仕方ないですが。
剥離紙を破りながら中心部まで行きます。
それから中心部から両端に向かい180度の角度で剥がしていきます。
手前に引っ張る方向に剥がすとテープが付いてきてしまい厳禁です。
テープが剥がれるとテープが伸びてしまいトラブルの原因です。
あまりゆっくり作業すると乾燥が始まるので手早く作業します。
剥離紙を剥がし終えたら石鹸水をスプレーしてから。
柔らかいゴムヘラで気泡を抜きながら密着させるように押さえつけます。
仕上げに柔らかいウエスで気泡残りが無いか拭きながらチェックして完了です。
素手で押さえつけても効率が悪いです。
今回はボンネットとルーフにもテープを貼りました。
ガラリとイメージが変化してカッコいいですね。
サイドに貼ったストライプテープはそうでもないですが、ボンネットとルーフに貼ったストライプテープは直射日光にモロに晒されます。
紫外線の影響が大きく5年位でストライプテープがひび割れる可能性がありますね。
ボンネットとルーフなどにストライプテープを貼った車は車庫保管がお勧めです。
私はハイエースワゴンを取り扱うトヨペ〇ト店に在籍してたので。
ストライプテープを嫌というほど貼ってきました。
経験の浅い頃の作業でトヨペ〇ト店にはストライプテープ貼り付け失敗で5万円以上は損害を与えたと思います。
その節はすみませんでした。(ぺこり)
ハイエースの長さが2.5メートル位の透明ストライプテープは貼るのが難しく気泡が残ると目立ちます。
その気泡を針やカッターでストライプテープに穴を開けて押し出す最終手段はお勧めしません。
ある程度時間が経過すれば自然と気泡が消える場合が有るのです。
ご自身でストライプテープを貼った場合は無理に押し出さないのも手です。
プロはそんな悠長な事は出来ないので大変です。 SK
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