
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
0952-73-2411
佐賀県小城市三日月町石木166-1
皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。
写真のスマートはガソリン車ですが・・軽油を誤給油して走行した結果・・エンジンが壊れてしまいました。
ダメ元で軽油を抜いてみて・・ガソリンを入れて動く様になればラッキーなのです。
燃料タンクの燃料を抜くには・・燃料タンクを外して裏返しにザバー・・と抜くのが一番です。
ちなみに・・写真の矢印の部分が燃料タンクですが・・ドレンボルトなどは存在しないので・・オイル交換の様に燃料は抜けませんよ。
それと・・給油口からホースを突っ込んで燃料を吸い出すのも不可能です。
給油口からタンクの中間に金網がありまして・・ホースは入らない仕組みだからです。
なので・・燃料タンクを外そうとしましたが・・このスマートはリアエンジンで給油パイプがエンジンの横を通過してる構造です。
そのせいで・・燃料タンクだけをを外すのが非常に困難なのです!
くまったくまった・・・。
そこで視点を変えてみます。
エンジンの燃料は・・燃料タンク内の燃料ポンプからエンジンに送られます。
そしてエンジンが必要な量を消費して・・余った分は燃料タンクに戻されるのです。
今回はそのエンジンの手前部分の燃料パイプを抜いて外に出せば・・燃料タンクを外さなくても燃料は抜けるのです。
そこで耐油ホースをエンジンに繋げてみました。
イグニッションONのみでは・・燃料は出て来ません。
燃料ポンプが作動するのは・・セルモーターが回ってる間と・・エンジン始動中です。
現状はエンジン始動出来ないので・・セルモーター回転中のみ燃料を取り出せる事になります。
キーを捻ると・・自動で5秒間程セルモーターが回り・・セルモーターは自動的に止まります。
すると・・200から300ml程抜ける事が分かりました・・。
あとは・・バッテリーを充電しつつ・・セルモーターのオーバーヒートに注意しつつ・・軽油を抜いていきます。
他の作業の合間合間に・・セルモーターを回していき・・全部抜くのに1日掛かりました。
タンクにガソリンをたっぷり入れて・・タンク内の軽油成分を薄めます。
燃料パイプを復元して・・エンジン始動を試みますが・・エンジンは動きません。
まあ・・スパークプラグやシリンダー内が軽油でベタベタですから・・不思議ではありません。
そこで・・プラグを外して・・プラグ清掃とエンジンシリンダー内をエアーで乾かします。
・・・それでも・・・エンジンは始動出来ません・・何でだろう?
最後の手段で・・エアクリーナーを外し・・セルモーターを回しながらブレーキクリーナーを内部に噴射です!
気化したブレーキクリーナーのアルコール成分がエンジン始動のきっかけになるのです。
すると・・ポポポ・・と息を吹き返しました・・やったね!
一旦エンジンが始動してしまえば・・こっちのものです。
一応・・走れる様にはなりましたが・・エラーコードがでてしまいました。
エラーコードが出てると車検にも不合格なので・・アウトです・・。
エラーコードを消す為の修理代も・・結構な金額が必要です。
しかもエラーコードが出てる現状のスマートは・・オークションでもロクな値段が付きません。
で・・解体屋さんに相談しても・・スマートの外装は全てプラスチックなので・・軽以下の二束三文です。
正に・・八方塞がり・・に陥りました。
今回は結局・・一番被害が少ない選択をしました・・勿体ない気がするでしょうが廃車解体です。
ん・・?入れ替えたガソリン代で既に赤字か??
売るに売れない不人気外車は・・やっぱり厳しいですね。
同じ条件の軽自動車の方が・・100倍マシなのが現実なのです。 SK
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